魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
4.06
  • (62)
  • (66)
  • (40)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 609
感想 : 106
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024661

作品紹介・あらすじ

魔女の少女キキは、黒猫のジジといっしょに、ひとり立ちの旅に出ました。やっと見つけたコリコの町で、はじめた仕事は、空飛ぶ『宅急便屋さん』。人々の思いや願いをのせたさまざまな荷物を届けながら、キキは、よろこび、なやみ、そして成長していきます。「魔女の宅急便」シリーズ最終巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かったです!
    いきなりキキの子どもの旅立ちのお話で、間のストーリーは気になる所ですが、そこはやはり児童文学なのであえてそうしたのだと思います。
    子供たちもキキの時代とは違っていて、時の流れを感じますね。親目線の部分もありますが、子供たち中心になっているところが、却って良い。私が子供だった頃と、私の子供がこの時期こんな心情だったのかな、というのを両方思い出し、しみじみしました。
    特別編も楽しみです!

  • 魔女宅6

    あーあ。もう終わりかー。
    あーあ。

    本編
    5巻に次は15年後のお話ですって書いてあったから、え〜そんなに経つの〜って思って6巻読んだらもうキキとんぼさんとキキ結婚してるしキキの子供が11歳だしえ〜って思った。
    そういえば思ったけど特別編で出したらいいんじゃない。
    それで結婚式とか妊娠とか書いて欲しい。

  • とうとう最終巻。時代は流れてキキはお母さんに。ニニとトトという双子の姉弟が中心の話。最後は13歳になった二人がそれぞれ旅立って行く。
    今までキキと共に物語を生きてきて、キキに感情移入していたので、子供達の旅立ちは本当に感慨深かった。
    今までの登場人物がたくさん出てきた事も嬉しく感無量。

  • 978-4-8340-2466-1

    C8093¥1600E

    魔女の宅急便 その6
    それぞれの旅立ち

    2009年10月15日 初版発行
    2014年1月20日 第8刷発行

    著者:角野栄子(かどの えいこ)
    画家:佐竹美穂(さたけ みほ)
    発行所:株式会社福音館書店

  • 大人になったキキに、魔女になることを期待されるニニに、期待されないトトに。

    前作からずいぶん時が流れて、キキの子供たちが主人公。今まで登場した人たちやコリコの街もニニとトトの目線から見るとまた違うもの。
    あんなにキキがイライラさせられたケケに、トトが憧れるなんてね。
    キキの子供たちを心配しちゃう気持ちもよくわかる。子供たちの冒険もわくわくする。出番は多くないけど、優しいとんぼさんもいい感じ。
    集大成だけあって、心に残るフレーズが多かった。

    キキのドレスを着たニニはジブリのキキにそっくりだと思った。

  • この巻は、
    お母さんになったときにわかるのかな。
    ニニにいらいら。
    ニニってケケにちょっと似てる。
    トトはかわいかったな。
    母娘って難しいよね。どうしても自分の分身みたく見えちゃうんだろうな。

    もっともっと、
    キキとジジの物語を読みたいけど、
    もう終わりなのかなぁ

  • キキが双子を育てるなんて。。でも、やはり魔女になるかならないかてを焼く娘の方に意識がいっている。自分に似ているから得になんだろうけど。でも、番外編でちゃんと書いてくれるのかも。

  • キキとトンボが結婚して、双子のこどもニニとトトが13歳の旅立ちを迎えるまでの話
    シリーズ全体を通して、魔女の魔法と市井の魔法が描かれていたように思うけど、トトの存在でそれが明確化

    魔法って何?という問いに明確な回答は明示しないし、なにか劇的な問題や解決があったわけではないけども、日々を失敗しながら生活していくなかで少しずつでも成長していくという展開は貫いてあった
    ケケとトトが互いに半分魔女でシンパシー感じているのが面白い
    ここの関係をもっと深掘りして読みたいな
    ヨモギさん再登場も嬉しい

    キキは母になっても相変わらず
    最後まであまり好きにはなれなかった
    察してちゃんは一緒にいると辛かろう

  • キキ母さん頑張ってる。トンボ父さん、良いお父さんだなぁ…。子供達がもっと小さい時のキキ&トンボの話も読みたかったけれど、今作でも、何となく想像できる。

  •  キキは、空に飛ぶのが上手な魔女です。物語のなかでも空を気持ちよさそうに飛んでいる絵が、たくさんあったのでキキは空を飛べていいなー、といつも思いました。

全106件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

角野栄子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×