魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)

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  • 福音館書店
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感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024661

感想・レビュー・書評

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  • 全巻読んで良かった。感動した。

  • 時は流れ、母になったキキは双子の子供たちについて頭を悩ませる。母と同じ魔女の道を歩むべきか決めかねているニニ、男の子なので魔女にはなれないトト。どちらもキキと同じように悩み、挫折もして、それでもどうにかそれぞれの生き方を選び取っていく。トトの相談相手となる人物が意外でびっくり。魔女や魔法という「不思議」が登場する物語だけど、人生のもどかしさと思い通りにならなさ、それでもそんな一人一人の人生の物語が緩やかに結びついている温かさをじわりじわりと味わわせてくれるシリーズだった。

  • キキが、お母さんになって、がんばっているなと思った。コキリさんみたいだったけど、よくプリプリするのは、前のままだった。ぼくは、キキお母さんより、優しいとんぼさんお父さんが好き。
    トトは、男の子ってだけでまじょになれないというのは、かわいそうだと思った。ケケに会いに行ったり、ニニと同じ日に旅立ったり、自分で自分のことを考えて行動したのは、すごい。トトには、飛べるようになってほしい。
    ニニとトトが、どこの街でどんなふうに過ごすのか、続きが読みたい。(小5)

  • 2013.09.13読了

  • 2018/11/8(3歳)〜 寝る前の読み聞かせで読み始め。1巻の巻末のシリーズラインナップを見て、この1ヶ月ほどずっと「キキがお母さんになった本が読みたい!」と言い続けた娘へ。届いた袋を開けた瞬間、「そうそう、これが欲しかったんだよー。」って言ってて、思わず笑ってしまった。1巻の巻末を広げて、「これ(1巻の巻末)は小さくて。これ(6巻の本)は大きいから読めるね!」と見比べて嬉しそうにしていた。1巻を読み聞かせていて、話も長いし、わかっているのかな?と思ったけれど、毎晩「キキ読んで」と持ってくるし、挙げ句の果てに3周するし、相当好きなよう。全て理解しているわけではないけれど、キキやジジが色々やっている様子を聞きながらベッドでごろんとすることが幸せな様子。ついお姉ちゃんへの読み聞かせばかりになって、弟くんのための絵本読みが少なくなっている。これからは弟くんの絵本→キキ6巻でいこう。2018/11/10

    2019/3/7とうとう読了。この4ヶ月、少しずつ少しずつ、寝る前の読み聞かせに読み続けた。娘、「キキ読んで」とこの本をチョイス。何故か読まない1巻もいっしょに持ってくる。笑 この2冊とぬいぐるみのウサコを横に置いて寝て、満足そう。1巻より登場人物も多く、内容も思春期の心の葛藤が描かれていて、娘が聞くには難しそうだと思った。が、毎晩この本をチョイス。そして読み終わると同時に「もう一回読んで!」と最初から読むよう促された。内容は、きっと理解しきれてはいない。読み始めた頃はキキではなくニニやトトが主役になっていることが、訳がわからない様子だった。4ヶ月経って、ニニとトトはキキの子どもであるということが認識できたよう。2周目を読めば、更にわかる部分が増えるだろうし、このままリクエスト通り読み始めようと思う。けど…やっぱ難しいんじゃないかー??昼間はいやいやえんとその他の絵本、寝る前は魔女宅が定番化してきた。とりあえず本人が望むものを読もう。相変わらず、寝る前は弟くん用の絵本の読み聞かせができてない↓↓ 2019/3/7

  • トンボさんは、どっしりとした安定感のある父親になってますね~!
    それぞれの旅立ち、というのは双子たちだけではなく、きっとキキ達にとっても新しい生活や自分への旅立ちなのだろうなと感じました。

  • キキととんぼさんの子ども、ニニとトトが主人公。
    魔女になると決めきれないニニと、魔女になりたくてもなれないトト。

    新しい世代が、前の世代の習慣を変えていく。
    キキの心配も、とんぼさんの見守りたい気持ちも、痛いほどよく分かる。
    だからこそ、子ども2人が悩みながら、それぞれの行く道を決めて、最後に旅立つシーンは感動した。

  • 2017年10月31日

    <KIKI'S DELIVERY SERVICE 6>
      
    装丁/森枝雄司

  • これから始まるって所で終わる、
    素敵なラストだった。
    二二、トトがんばれ。

  • 「わかってる、もういわなくってもいいよ。とうさんも、かあさんもわかっているから」
    ーとんぼ

    キキはとんぼさんと結婚し双子のお母さんに。
    魔女になりたくてもなれない息子と魔女になるか悩んでる娘。それぞれが悩んで成長する。
    とんぼさん、いい父親だな〜

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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