魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
制作 : 佐竹 美保 
  • 福音館書店
4.01
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本棚登録 : 442
レビュー : 93
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024661

感想・レビュー・書評

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  • とうとう最終巻。時代は流れてキキはお母さんに。ニニとトトという双子の姉弟が中心の話。最後は13歳になった二人がそれぞれ旅立って行く。
    今までキキと共に物語を生きてきて、キキに感情移入していたので、子供達の旅立ちは本当に感慨深かった。
    今までの登場人物がたくさん出てきた事も嬉しく感無量。

  • 2018/11/8(3歳)〜 寝る前の読み聞かせで読み始め。1巻の巻末のシリーズラインナップを見て、この1ヶ月ほどずっと「キキがお母さんになった本が読みたい!」と言い続けた娘へ。届いた袋を開けた瞬間、「そうそう、これが欲しかったんだよー。」って言ってて、思わず笑ってしまった。1巻の巻末を広げて、「これ(1巻の巻末)は小さくて。これ(6巻の本)は大きいから読めるね!」と見比べて嬉しそうにしていた。1巻を読み聞かせていて、話も長いし、わかっているのかな?と思ったけれど、毎晩「キキ読んで」と持ってくるし、挙げ句の果てに3周するし、相当好きなよう。全て理解しているわけではないけれど、キキやジジが色々やっている様子を聞きながらベッドでごろんとすることが幸せな様子。ついお姉ちゃんへの読み聞かせばかりになって、弟くんのための絵本読みが少なくなっている。これからは弟くんの絵本→キキ6巻でいこう。2018/11/10

    2019/3/7とうとう読了。この4ヶ月、少しずつ少しずつ、寝る前の読み聞かせに読み続けた。娘、「キキ読んで」とこの本をチョイス。何故か読まない1巻もいっしょに持ってくる。笑 この2冊とぬいぐるみのウサコを横に置いて寝て、満足そう。1巻より登場人物も多く、内容も思春期の心の葛藤が描かれていて、娘が聞くには難しそうだと思った。が、毎晩この本をチョイス。そして読み終わると同時に「もう一回読んで!」と最初から読むよう促された。内容は、きっと理解しきれてはいない。読み始めた頃はキキではなくニニやトトが主役になっていることが、訳がわからない様子だった。4ヶ月経って、ニニとトトはキキの子どもであるということが認識できたよう。2周目を読めば、更にわかる部分が増えるだろうし、このままリクエスト通り読み始めようと思う。けど…やっぱ難しいんじゃないかー??昼間はいやいやえんとその他の絵本、寝る前は魔女宅が定番化してきた。とりあえず本人が望むものを読もう。相変わらず、寝る前は弟くん用の絵本の読み聞かせができてない↓↓ 2019/3/7

  • いつのまにか6巻まで出ていたこのシリーズ、あらためて1巻から最後まで一気に読んでみた。角野栄子さんは、こどものための本を書くことができる、数少ない作家のお一人。安心して読み進む。
    大人になったキキは結婚し、双子の母親になる。そして、その子供たちが13歳になり、それぞれの旅立ちを迎える・・・。
    13歳の子どもにはもちろん、13歳のこどもを持つ母親にも、是非読んでもらいたい。こどもの自立を見守るキキの視線、母親としてのいらだちも、すべてありのままに書かれている。そして、彼らは悩みながら、いろいろな大人たちに見守られながら、自分を探していく。旅立ちのラストはおもいのほか感動してしまった。これまでの5冊とはまるで異なる。ぜひ、このシリーズの最後まで読んでほしい。

  • キキが13歳の娘を抱えるお母さんに。
    魔女に興味があったキキとは違う、自分の子供に戸惑う母親。

    母親の目から見るから違うのかもしれないという思いにたどり着くまでにどたばたしている。
    自立したときと同じ年齢の子供を持ってみて、初めてわかることもあるかもしれない。

    1世代超えた物語に、静かな思いを。

  • 魔女の宅急便完結編。
    完結編にして、キキととんぼの子どもたち二人の物語という、初期に戻ったような既視感も感じる物語。
    ただしキキの話のリフレインではなく、キキが子どもを魔女の修行に送り出すまでの話であり、ある意味シリーズが円環構造を成したともいえる。
    大人となった今、私に子どもはいないが立場としてはキキ・とんぼの大人の立場に寄り添って読んだが、子どもたち二人それぞれの迷いと成長を通じ、二人を応援しながら読んだ。

  • 魔女の宅急便の魚パイがたべたい♪ちなみに魔女の宅急便の原作 角野 栄子作なんですが、キキは髪が長いし、最後にはおかあさんになるんですよ。もちろん相手は・・・!? by あそら

  • 綺麗ごとだけでなく、気持ちの中の暗い部分まで丁寧に表現する角野さんの文書が大好き。そんな部分に共感したり、頑張ろうってなるから。
    魔女の宅急便シリーズでも最高の巻!

  • これで、全巻通読したわけだが、最終巻に向けての盛り上げかたといったら、神業としか言いようのないほどのものだった。
    アニメはアニメ。本書とは、全く別物である。
    角野栄子のもつ日本語の魅力を存分に味わった。
    不思議な幻想的な世界観のなかに、ある一定のリアリズムを常にはらんでいる。そんな、文字によって精緻に形作られた世界を彷徨う。
    そんな、ひととき。
    いまの多忙を極める現代社会にとって、もっとも必要とされる時間ではないだろうか。

  • 旅立つ側と旅立ちを見送る側はいつも反対で同じ。
    いつか解らないことが解る時が来る。
    解ってたことが解らなくなる時が来る。
    そういうことを繰り返して、人は生きていくんだ。

    「ああ、わたしは、やっぱりいくんだわ」

  • 「ねえ、トト、人の一生は、空の星から見たら、火のなかで、しゅんと消える水の粒のように、ちっちゃいものよね。でもね、水の粒はあったのだし、消えても空気の中にいるのよ」

    物語が始まっただけで嬉しくて胸がいっぱいで、泣けてしまう物語も早々ないと思うのだけれど、、
    魔女の宅急便は、早々ないうちの1作品。
    本当に、大好き!大好きだった!!

    そのステキな作品もいよいよ最終巻。
    キキとは物凄く年齢の離れていた感覚だったのに、いつの間にか近くに!
    いや、追い越されたかな。
    それでも全く違和感なく、キキの気持ちに寄り添えて、物語を読み進めることができた。


    ニニも、トトも生意気!とは思いながらも、どこか愛おしくて憎めない存在。
    二人がどんな道を選ぶのか、
    ずっとみていたい気持ちもあるけれど、
    きっと、大丈夫だ、まっすぐな道を進んでいくんだろうなぁ、と安心できる。

    どのエピソードも愛らしくて、真正直で、素直に読むことができた。
    また最初から全部読み直したい。
    本当に、素晴らしいシリーズだった。

    【7/28読了・初読・市立図書館】

著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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