おつきさま こっちむいて (幼児絵本 ふしぎなたねシリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
3.63
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本棚登録 : 617
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024784

作品紹介・あらすじ

三日月がだんだん姿をかえ、やがて満月になりました。おつきさま、こっちむいて!いろんな形の月といろんなところで出会います。

感想・レビュー・書評

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  • なんて可愛いお話だろう。
    お月様、どうしてついて来るの?って、お子たちに聞かれたことのある方、いっぱいいるはず。
    いつでもどこでもこちらを観ているようにも見えるし。
    でも細くなったり、消えそうになったりするのも不思議だし。
    上弦の月を観たときは、スイカみたい!って2歳の我が子は叫んだことも。
    そんなあれこれを思い出す、なんとも可愛いお話で、口元が緩みっぱなし。

    片山健さんの描く小さな男の子は、お月様を見つけては「こっちむいて」と声を掛ける。
    夕方の西の空に浮かぶ三日月だったり、飛行機雲の傍にある月だったり、雲とかくれんぼうする月だったりと、様々。
    とうとうまんまるの満月になって男の子の方を向いてくれたとき、こんばんはと挨拶してとっても満ち足りた気持ちになる。

    小さな子どもの気持ちに寄り添う、空のお月様。
    その感じ方が、大人になった目で読むとそれは新鮮で懐かしくもあり、微笑ましい。
    最後はお布団に横になって、窓から見える月を眺めながら「おやすみなさい おつきさま」って、素敵なお友達に挨拶して終わる。
    きっと寝ている間も、この子の顔を月明かりが照らすのだろう。
    楽しい夢が見られますように・・

    ゆっくり読んでも2分ほど。3歳くらいから。
    読んだ後、むしょうにお月様が見たくなりそう。

  • お月さま、子どもの頃から今に至るまで大好きです。月齢によって、お天気によって、季節によって、見せてくれる表情がいつも楽しみ! この絵本の「ぼく」のようにお月さまとお付き合いしてきたなぁ、としみじみしました。

  • 息子2歳4ヶ月。おつきさま大好きなのでこの絵本もお気に入り!「ねぇねぇおつきさま」や「ほーらでてきた」のフレーズを真似して言っていました。

  • 良かった。絵も良い。図書館本。幼児絵本ふしぎなたねシリーズ。3才~5才むき。文:片山 令子 , 絵:片山 健 ,。

  • 2y3m20d
    おつきさまにもやがかかって少しぼやけているところを、アイスクリームみたいと表現しているところが素敵だった。

  • おつきさまを探して喜んでいます。

  • 福音館 2006

    子どもは月とお友達だなぁ。
    読んでいると自分の幼い子どもの
    日常を思い出す。

    「夕方西の空に見た月は、よこをむいた細い三日月。「おつきさま、こっちむいて」男の子は月によびかけます。そのあと男の子が見つけたのは、飛行機雲を見ている月、自転車にどこまでもついてくる月、雲とかくれんぼする月。だんだん月の形がかわってきましたが、月はなかなかこっちをむいてくれません。ひるま、アイスクリームのような白い月を見つけた数日後、とうとうまんまるの満月になって男の子のほうをむいてくれました。」

  • 3歳0か月。図書館で借りました。
    お月様が好きなので借りてみました。
    絵が抽象的なせいか、そんなにくいつきは良くなかったです。
    読むと最後までは聞いていました。

  • 子ども目線の月の満ち欠け。

  • 図書館で借りて読み。
    ちょうどこないだ中秋の名月があったので。それと『ふしぎなたねシリーズ』なので。

    お月さまのふしぎなところを小さな子の目線から描いていて、大変よろしいなあと思った。

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著者プロフィール

1949年群馬県生まれ。詩人。著書に詩集『夏のかんむり』(村松書館)、絵本『たのしいふゆごもり』(福音館書店)、「のうさぎのおはなしえほん」シリーズ(ビリケン出版)などがある。2018年没。

「2021年 『おねぼうさんはだあれ?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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