かさをかしてあげたあひるさん―村山籌子おはなし集 (福音館創作童話シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834025583

作品紹介・あらすじ

心優しいあひるさんは、雨のなか外にいるにわとりさんに傘をかしてあげたいけれど、うちに1本しかない傘をかしたらお母さんが困ってしまいます。心優しいあひるさんを描いた表題作をはじめ、川に落ちたまねぎさん、あごひげをなくしたライオンさんなど。愉快な動物や野菜たちが泣いたり笑ったり怒ったり、にぎやかな17編を収めた童話集。読み聞かせはもちろん、お子さんがはじめて自分で読む童話としてもおすすめです。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本。1920年代に書かれた短編集。動物や野菜を擬人化して、ユーモアを交えて書いてあります。教訓に突っ走っていないので、軽やかに読みきれる。

  • 楽しくてかわいい。
    幼児が喜ぶ話。

  • 1920〜30年代の創作童話なので、現代の言葉遣いと違和感が生じるのはやむを得ないだろう。それを考慮しても、この村山籌子さんの感性は独特の不思議なものである。

  • 動物や野菜が登場する短編集。お話は教訓っぽいところもあり、日本版イソップ童話といったところ。一つの話が4P~6P。言葉遣いが丁寧でやわらかく、読んでいてほのぼのとする。絵も味があって可愛らしい。低学年向け。

  • いろんな動物やお野菜たちのお話が17篇。語り口がとても丁寧で心が安らぎます。山口マオさんの絵もとてもいい。寝る前の読み語りにぴったり。

  • どのお話にもふしぎとユーモアや明るさを感じます。
    文と絵がぴったり、動物や野菜がいきいきしています。
    お話の動物や野菜たちを通して、子どもをそっと見守っている視線の言葉に時々はっとしました。

  • 村山壽子(かずこ)おはなし集。村山壽子(1903−1946)は「子供之友」などに詩や童話を書いていた。
    主人公は動物だったり野菜だったり・・・ちょっと間抜けだったり、昔話っぽかったり。古い言葉遣いだけど、あったかみのあるお話集。
    山口マオの絵がいい。

  • 絵がなつかしいと思ったら
    わにわにシリーズの山口マオさんでした。
    わにわに元気かな…

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著者プロフィール

村山籌子 村山籌子1903年香川県高松市に生まれる。自由学園高等科を卒業したのち、婦人之友社で「子供之友」などの編集の仕事に携わる。また、夫で画家の村山知義とともに、ユーモアあふれる童謡、詩、童話を創作した。著書に『3びきのこぐまさん』(村山知義 絵/婦人之友社)、『村山籌子作品集』全3巻(村山知義 絵/JULA出版局)などがある。1946年没。

「2010年 『かさをかしてあげたあひるさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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