かさをかしてあげたあひるさん―村山籌子おはなし集 (福音館創作童話シリーズ)
- 福音館書店 (2010年4月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834025583
作品紹介・あらすじ
心優しいあひるさんは、雨のなか外にいるにわとりさんに傘をかしてあげたいけれど、うちに1本しかない傘をかしたらお母さんが困ってしまいます。心優しいあひるさんを描いた表題作をはじめ、川に落ちたまねぎさん、あごひげをなくしたライオンさんなど。愉快な動物や野菜たちが泣いたり笑ったり怒ったり、にぎやかな17編を収めた童話集。読み聞かせはもちろん、お子さんがはじめて自分で読む童話としてもおすすめです。
感想・レビュー・書評
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図書館本。1920年代に書かれた短編集。動物や野菜を擬人化して、ユーモアを交えて書いてあります。教訓に突っ走っていないので、軽やかに読みきれる。
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1920〜30年代の創作童話なので、現代の言葉遣いと違和感が生じるのはやむを得ないだろう。それを考慮しても、この村山籌子さんの感性は独特の不思議なものである。
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動物や野菜が登場する短編集。お話は教訓っぽいところもあり、日本版イソップ童話といったところ。一つの話が4P~6P。言葉遣いが丁寧でやわらかく、読んでいてほのぼのとする。絵も味があって可愛らしい。低学年向け。
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いろんな動物やお野菜たちのお話が17篇。語り口がとても丁寧で心が安らぎます。山口マオさんの絵もとてもいい。寝る前の読み語りにぴったり。
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どのお話にもふしぎとユーモアや明るさを感じます。
文と絵がぴったり、動物や野菜がいきいきしています。
お話の動物や野菜たちを通して、子どもをそっと見守っている視線の言葉に時々はっとしました。 -
絵がなつかしいと思ったら
わにわにシリーズの山口マオさんでした。
わにわに元気かな…