ぼくとサンショウウオのへや (福音館の科学シリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834026023

作品紹介・あらすじ

「いっしょにくらそうよ」しょうねんはサンショウウオをみつけていいました。いえにかえると「サンショウウオはどこでねるの?」「だれとあそぶの?」「えさは?」と、おかあさん。しょうねんはサンショウウオがしあわせにくらせるようにへやにいろいろなものをもちこみますが…。一ぴきのサンショウウオから生きものたちのつながりが見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 森でサンショウウオを見つけた少年。飼おうと思って(家につれてかえって)、サンショウウオの飼い方を考えていくうちに、床が木の葉と水たまりになり、屋根がいらなくなり、とうとう森の中に自分のベッドおいている感じになってしまいます。

  • ベッドを外に持っていけばいいのでは?と思ってしまった。サンショウウオは可愛いので、気持ちはよくわかる。

  • 森で見つけたサンショウウオを、自分の部屋で飼いたい少年。お母さんに「寝床はどうするの?」「エサはどうするの?」と聞かれて、少年が持っている知識を駆使して答える。
    翻訳は京都大学の西川准教授で、専門は動物系統分類学。「もっと くわしく」で、少年が作り上げたサンショウウオのことを考えた環境や、サンショウウオの描写について、実際の生態に則して訂正・補足しているのが面白い。
    作:アン・メイザー、絵:スティーブジョンソン、ルー・ファンチャー、訳:西川完途

  • サンショウウオを飼うというより一緒に暮らすという展開にびっくり!えっえっ僕の部屋はどうなっちゃうの?虫だらけは嫌だなあって思いつつ,そういうのも楽しいかもと思ったりした.

  • 978-4-8340-2602-3 27p 2011.3.15

  • いいな~~~

    サンショウウオをつれてかえって部屋で飼う
    快適にするために最終的に屋根はなくなり
    きのこも生えて木も生える

  • サンショウウオと暮らすことがどんなに大変か。ひとつの生き物にどんなにたくさんの生き物が関わっているのか、生態系を知ります。本の中のサンショウウオはこうだけど、勘違いしないよう実際は…と最後にサンショウウオの説明が詳しく載っています。
    男の子がただ生き物を適当につかまえてきただけではなく、一緒に暮らすために、それなら…それなら…と考えていくのがいいです。

  • 男の子が森でサンショウオを見つけて、一緒に住もうと、自分の部屋に持って帰る。
    お母さんにどうやって飼うのと言われ、葉っぱを持って来たり、部屋に水を撒いたり、他の生き物も連れてきたり、大きな木を持って来たり、鳥も連れてきたり、屋根を取っ払ったり、そして自分は月明かりを浴びてベッドで眠る。

    1匹の生物を育てるには結局周りの環境もずいぶんと変えなくてはいけないことがよく分る。

    解説に「誤解を招くといけないから書いておくと、この話では現実にはあり得ない、サンショウウオが後ろ足で立ったり、口から水を飲んだりしている空想の話だ」とかあったけれど、わざわざ書かなくてもいいような…。
    でも、皮膚が薄いのでそこから水分を補給している、空気が汚いとそれも吸収してしまうというのは知らなかった。
    だから、オオサンショオウが絶滅危惧種だったのか、と納得。

  • 男の子の、自由に大きく大きくふくらんでいく空想の世界に圧倒されます。
    深遠なテーマとか、生態の間違いとか、そーゆーのに関係なく。
    (むずかしいですね、どこまでをフィクションなのだから……とするかは。)

    〈こもりうたを うたってくれる こおろぎ〉
    〈ねるときに おはなしを してくれる かえる〉

    裏表紙の絵と同じシーン、窓から外を眺めるサンショウウオの後ろ姿が、すべてを語ってくれてるような気がします。

  • 文: ひらがな、カタカナ

    舞台:アメリカ

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