ジェニーとキャットクラブ (黒ネコジェニーのおはなし 1) (世界傑作童話シリーズ)
- 福音館書店 (2011年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834026702
作品紹介・あらすじ
ニューヨークに住む、赤いマフラーがトレードマークの小さな黒ネコ・ジェニー。ネコの集まりのキャット・クラブに入るにはなにか特技が必要ですが、ジェニーはなんにもできません。でも、クリスマスにご主人がスケート靴をプレゼントしてくれて…。
感想・レビュー・書評
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3.4年。キャプテンと暮らすはにかみやの小さな黒ねこジェニーが、勇気を出してキャットクラブにはいる話、他2話。シンプルな挿絵だけれど、お話を読み始めるとどんどん引き込まれ、どのお話もワクワクと満足感を得られる。児童書の安心感に、腑に落ちるこの感覚は良い読書体験。個人的にカロヤカアシ・アリスという可愛い訳し方、好き。
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これまた可愛い。表紙良し、挿し絵良し。それだけでも充分だけれど、ちゃんと中身も面白かった(とは偉そうな物言いですが)。
大都会ニューヨークで暮らすはにかみやの黒猫ジェニー・リンスキー。自分はまだ何者でもないということをわかっていて、一歩踏み出せない内気さを持つジェニーですが、飼い主キャプテン・ティンカーの大きな愛に包まれ、自分の可能性を信じて、時に大胆に、時に誇り高く振舞い、だんだんと成長していきます。
都会の猫たちは適度にフレンドリーで適度にドライ。そして個性豊か。キャット・クラブの面々や、夏の間に通った"猫の学校"で出会った友達らとの付き合いを通して、ジェニーの世界はどんどん広がっていきます。
キャプテン・ティンカーは年老いた船長さんで、「お前とわしとはずっと親友だよ。でもお前のような子猫は外で友達とたくさん遊んだほうがいい。」そう言って様々な局面でのジェニーの挑戦を助け、勇気を持たせ、そしていつでも安心して逃げ帰って来れる場所でありつづけます。が、猫同士の世界に具体的に介入するようなことはしない(できない)。子育てをする親としても、学ぶところ多し。
第3巻まであるそうなので、これからも楽しく読もうと思います。娘(5)受けもまずまず。 -
いいなぁ、いいなぁ!
ニューヨークで老船長に拾われた黒ネコジェニーが、地元キャットクラブに入りたい話と、船長の留守中にネコの寄宿舎に入る話と、ダンスパーティに参加する話。
みなしごで小さなジェニーは、特技もないし怖気付くことも多いのだけど、一生懸命切り抜けていく姿が愛おしい。
ネコ仲間達も個性的でいいし、優しい船長との関係もいい。
味のある挿絵もとても良かった。
続編も読みたい。 -
かわいい黒ねこジェニーの話。
勇気が出ない、ちょっと恥ずかしがりやのジェニーが、仲間に入れてもらったり、友だちができたり。
男の子でも女の子でも。
冒険したり勇気を出したり。ジェニーと一緒に、いろんな体験ができるお話と思いました。 -
小さい黒猫赤いマフラーが目印
猫がたくさん出てきます
勇気を出して外に出て色んな経験していく姿良かったです -
イラストは可愛かった。
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「ジェニーは、ニューヨークに住む、赤いマフラーがトレードマークの小さな黒ネコです。ネコの集まり、キャット・クラブに入りたいけれど、みんなの中に入っていく勇気がありません。だって、キャット・クラブに入るには、なにか特技が必要なのです。でも、クリスマスに、飼い主のキャプテン・ティンカーがスケート靴をプレゼントしてくれて・・・・・・。キャット・クラブに入るお話、ネコの学校にいくお話、初めてパーティーにでるお話、全3編を収録。」
「ねこの学校の新入り、ジェニー。まっていたものは、乱暴もの。はしご者にのって、小さな猫をおいかける。でも、ジェニーはやられっぱなしじゃないよ。」
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)
・人見知りのネコ、得意のものがないのが悩み。
・主人公は人間だけど読者は共感できる。
・短編集、3話入っている
・仲間ができることで、世界がどんどん広がる。勇気を出せば新しい世界が見える。
・イラストも多い。 -
ジェニーが可愛かった!学校にいくはなしがおもしろかった。
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なかまに入れてもらうって、ドキドキ!
ジェニーは、キャプテン・ティンカーの家に住む黒ねこ。家の庭では、毎晩のように「キャットクラブ」のねこたちが楽しそうに過ごしています。ジェニーは、「みんなのなかまにはいれたら、どんなにいいだろう」と思います。でも、なかなか勇気がでません。そんなあるばん、ジェニーが銀のアイススケートぐつで氷の上をすべっていると…。
なかまに入れてもらうって、どきどきするよね。はにかみやのジェニーもそう。でも、ゆうきを出したら、すてきなともだちができました。ジェニーは、キャットクラブのねこたちや、ねこの学校のお友だちと、楽しくすごします。
「ジェニーの心に、あたたかな気持ちがひろがりました。学校でそだてた友情は、これからも永久につづくのです。」
読んであげるなら5歳から
一人で読むなら3年生頃から