- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834027167
作品紹介・あらすじ
宝石のように透明で色のついた氷を夢みて、インクを水にとかして凍らせてみたら……インクと氷はくっきりわかれて固まってしまった。氷は、水の分子だけで規則正しく手をつないで、水の分子以外のものをおしだしてしまう性質があるからだ。この氷の性質は、地球のおだやかな環境をつくる原動力にもなっていた。ミクロからマクロへ、氷のサイエンス・ジャーニーをお楽しみ下さい!
感想・レビュー・書評
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この不快指数爆上がりの時期に読むと束の間癒された。
絵を担当している斎藤俊行さんの描く氷がとにかく涼しい。
ゆっくりと水を冷やしていくと、透明な氷ができるらしい。それからときどきかき回して気泡を逃してやる。
自分もやってみたいけど、すごく集中力が要りそうで、また汗ばみそうになってきた。
氷は気泡を含むとはいえ、色のついた氷を作ろうとすると、その色はみな外へ押し出されてしまう。それは水分子が密に結びついているからだ。だから北極や南極の氷もしょっぱくない。勉強になった。
でも光だけはふんだんに通して私たちの目に透明に見せる。
こんな抽象的な美をたたえた氷という存在がいっそう好きになった。
自分の頭の引き出しに、これから結晶化していく氷という概念がひとつ増えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「宝石のように透明で色のついた氷を夢みて、インクを水にとかして凍らせてみたら……インクと氷はくっきりわかれて固まってしまった。氷は、水の分子だけで規則正しく手をつないで、水の分子以外のものをおしだしてしまう性質があるからだ。この氷の性質は、地球のおだやかな環境をつくる原動力にもなっていた。ミクロからマクロへ、氷のサイエンス・ジャーニーをお楽しみ下さい!
読んであげるなら ―
自分で読むなら 小学中学年から」
身近な冷蔵庫の氷から、水の分子、雲、気象、北極・南極、海洋・海流まで話が広がっていく。
柔らかく優しい絵で、分子を手足を広げた女の子の絵で表現している。 -
まさにミクロからマクロへ
小さなこおりの不思議から、
大きな海のこおりの話へ
地球をめぐる海流へと思いを馳せる
絵も素敵です
水の分子の説明もわかりやすい
小学生は全部わからなくても、
ごまかしのない真摯な説明は触れる価値ありだと思います。
子ども用と甘く見ず、中学生にも良い内容です。 -
表紙に惹かれて開いてみるも、内容は、実は難しい。
でも、難しいことを本当にやさしくやさしく噛み砕いて書いてある。
途中、色氷のこととか、わくわくも散りばめられていてるし、地球規模の話にもなって、展開がスゴイ! -
かき氷の表紙が素敵氷、水、水蒸気の説明がわかりやすいです
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子供に借りたけど、分量多めの科学絵本の為母のみ。
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僕も、きれいな氷を作ってみたい。時間がかかると思うけど。
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「夏」「冬」に。 -
みずのぶんしがあつまるのが、そうなんだ~っておもった。おうちのこおりもくうきがはいっている。
(まだむずかしかった)