かわいいゴキブリのおんなの子 メイベルのぼうけん (世界傑作童話)

  • 福音館書店 (2013年4月19日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784834027211

作品紹介・あらすじ

メイベルは、くいしんぼうでちょっとふとめの、かわいいゴキブリのおんなの子。きれいずきなピーボディさんの家のれいぞうこの下で、ひっそりとくらしています。ある日、ピーボディさん夫妻がおきゃくさまをまねくことになりました。キッチンには、とっておきのごちそうが、たくさんならんでいます。「ああ、いいにおい!おきゃくさまがくるまえに、あたし、ちょっとのぞいてこようかな」。メイベルは、友だちのノミのヘンリーのちゅうこくもきかず、おきてをやぶってキッチンのゆかにはい出ていきました…。小学校初級以上。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公は、ジャムをつつんだオムレツやチョコプディングを夢見るコックローチのおんなの子メイベル。ごちそうを前にすると誘惑に抗えず掟を破ってしまいます。明るいなかを這い出て人やネコに近付き、まんまと見つかっては追い回され。。そうしていつも危険な目に遭いますが、ノミのヘンリーやハエのモーリスの機転に助けられて何度も命拾いします。そして喉元過ぎれば熱さ忘れる。一向に学習しません笑 私たちも、なにかもっと大きな存在から見れば、やってることはメイベルと大差ないのかもしれないな、なんて思いました。一番不憫なのは何度もお茶会を台無しにされるピーボディさんの奥さん・・。こんなに可愛らしく描かれていてもやっぱり虫は苦手ですが、小学校国語教科書の表紙画(光村図書)などを手掛けるイラストレーター大野八生さんによる挿絵は本当に素敵です

  • ★★★★☆
    読み終えたらゴキのことを愛せるかも。。と思ったけど、やはりそんなことはありませんでした。
    ごめん、メイベル。
    いえ、物語は楽しめたんです。
    (まっきー)

  • 絵がかわいいので、登場人物がゴキブリや蚤や蝿でも許せる感じ。
    メイベルは食いしん坊なので、ゴキブリの掟を破って人間のいるところに出ていっちゃうんだな。
    ゴキブリや蚤を毛嫌いする人間とメイベルたちのドタバタコメディ。
    もう少し深い内容を期待したのだけど、それほどでもない。
    悪くはないけど、毛嫌いされたまま(仕方ないが・・・)終わっちゃうしね。
    『番ねずみのヤカちゃん』なんかの方がずっと面白くていいとは思う。

  • ゴキブリを生で見たことがない。そんな虫のお話し、ゴキブリのおきてとはいかに。

  •  主人公はなんとゴキブリの女の子! 人間に見つからないように、家の中で暮らす姿にハラハラドキドキします。
    (一般担当/るるる)夏休みに読みたいおすすめの本

  • とってもかわいらしいです。
    とはいえ、自分の家だったら…と思うとちょっとですが

  • とってもきれい好きなピーボディさんの家の冷蔵庫の下にひっそり棲んでいるメイベルは、くいしんぼうのゴキブリの女の子です。

    メイベルは、いつも食べかすばかり食べているので、たまにはお皿にのったごちそうが食べたいと思っていました。
    友だちののみのヘンリーは「今あるものでまんぞくするのが一番だ」と言いますが、メイベルはがまんできません。

    ある日、ピーボディさんの奥さんがお客様用のごちそうを用意していました。
    奥さんがキッチンを出て行くと、メイベルはいてもたってもいられなくなって、カウンターに上って、スープのうつわのふちをのぞきこみました。
    奥さんがもどってきた音にびっくりしたメイベルは、バランスをくずし、スープの中に落ちてしまいました。

    メイベルは見つからないように必死でかくれて、奥さんはメイベルに気がつかないまま、スープはお客さんの待つテーブルに・・・。

    きれい好きのピーボディさん、タイミング悪すぎなことが続いて、ホントにホントにお気の毒。

  • いくら小さく書いても"G"とあるので
    手を出さないでいたら、
    とある児童書専門店で絶賛されたので読んでみました。

    生き生きと描かれていて、
    また絵が良い意味で"G"に見えないので
    "G"であることを忘れてメイベルに共感する、と言われたのですが、
    人の感性の違いをまざまざと思い知らされました。

    徹頭徹尾、無理でした。

    スプーンからスープまみれでこんにちは、とか
    クッキーにまぎれて口の中で咀嚼寸前なんて、
    本当に悪趣味としか思えません。

    おまけにメイベルは図々しくも
    ハエを下品でうるさいと下に見ているのですが、
    自分もただ口が卑しくて我慢が足りないせいで、
    いろいろなトラブルを引き起こすのですから、
    なにをかいわんや、です。

    正直なところ良い点が全く見いだせませんでした。

    "G"が大丈夫な人なら、そこそこ楽しめますが、
    別に読まなくても困りません。

  • メイベルは確かにかわいい。(ゴキブリだけど…)
    食べ物が好きだから学習せずに人間の前に出てきちゃうし、ちょっとぽっちゃりだし…。

    ゴキブリにはゴキブリなりの厳しい世界があるんだね。

  • どんなにかわいい女の子でも、どんなにワクワクする冒険でも…やっぱりGというだけで最後まで拒否反応でした。大好きな大野八生さんの絵でも無理。主人公にこれほど共感できず、いなくなっちゃえばいいのにと嫌悪感を抱く児童書も珍しいかも(^^;; Gモノは何故か気になって、手を伸ばしてしまう私が悪いのです、ゴメンナサイ (_"_)

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著者プロフィール

ケイティ・スペック アメリカ、ニューオーリンズで育つ。子どものころ、家にゴキブリが出没するたびに、祖母がゴキブリのことを「メイベル」とよび、おもしろいお話を語ってくれたことをヒントに『メイベル』のお話を書きはじめた。現在は、ミズーリ州カンザスシティで、夫と、二ひきのネコ、そして、虫たちと一緒に暮らす。

「2017年 『かわいいゴキブリのおんなの子メイベルとゆめのケーキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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