クリスマスのりんご クリスマスをめぐる九つのお話 (世界傑作童話シリーズ)
- 福音館書店 (2012年10月5日発売)


- 本 ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834027488
作品紹介・あらすじ
クリスマスにまつわる外国のお話、九編が入った短編集です。クリスマスに読みたい絵本はたくさんあるけど、お話会などで読んで聞かせるお話の本がほしいという声からこの本はうまれました。アトリー、エインズワース、ソーヤーなど様々な書き手による、日本ではまだ知られていない心あたたまるお話の数々。たかおゆうこさんの彩りのある素敵な挿絵とともにお楽しみください。
感想・レビュー・書評
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ルース・ソーヤーの作品を読みたくて選んだのだが、どのお話もみなたまらなく可愛い。
クリスマスにまつわるお話が9編。
ルース・ソーヤー以外には「こすずめのぼうけん」や「ちいさなろば」のルース・エインズワース。ファンの多いアリソン・アトリーの作品も。
あとはF・アースティン、メリー・B・バルヴァー、リーラ・バーグ、ヘレン・クレアも作品も寄せている。
挿絵がやや子供っぽく漫画チックで残念。
もう少し美的なものを描けば児童書の範疇を超えていただろう。
宗教色を感じるかどうかはひとによりけり。私はほとんど感じなかった。
全体に、クリスマスの奇跡にスポットを当てたお話が多い。
身近に感じる体験などもちろん無いはずなのに、いつの間にか「うん、うん。そうだとも」と頷いてしまうのは、ストーリー運びの巧ゆえさかもしれない。
アリソン・アトリーの「小さなモミの木」ではちょっぴりドキドキして、ルース・ソーヤーの「クリスマスのりんご」ではじんわりと小さな涙が滲んで、最後のアリソン・アトリーの「人形の家」ではニコニコが止まらなかった。
アドヴェントの期間に、お子たちに読み聞かせるのも良いかもしれない。
でも日本にはそんな習慣がないのよね。
で、私のような大人が読んで、ひとりほくほくと胸を温めていたりするのだ。
こんないいお話、誰にも教えてあげないもん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クリスマス前に借りていた本を、ようやく読み終わりました。
自分で読むなら中学年、といったところでしょうか。内容は低学年ものだと感じます。
創作昔話で、宗教的、道徳的なお話ばかりです。
基本的に、創作昔話は嘘っぽくて嫌いなのですが、それでもしっかりしたお話が多かったので、嫌にならずに読めました。
残念なのは挿絵。
日本人の絵で、漫画チックで風情を消してしまっています。こういうパターンに出会うと、原書の挿絵はどうだったんだろうと知りたくなります。 -
ほんと、かわいらしいお話集でした。
ほわん。って頬がゆるむよな。
「ふしぎなクリスマス」
「小さなモミの木」
「人形の家」
が、スキです。
いや、9つのお話、どれもよいのですが……
クリスマスのお話って、どれも心をあったかくしてくれるものばかり。だから、そばに置いておきたくなるのかもしれないなぁ。-
「どれも心をあったかくしてくれる」
とっても良さそうですね。この本は読まなきゃ!
ベタでしクリスチャンでもありませんが「クリスマス・キャロル...「どれも心をあったかくしてくれる」
とっても良さそうですね。この本は読まなきゃ!
ベタでしクリスチャンでもありませんが「クリスマス・キャロル」が好きなんです。2012/12/05 -
2012/12/07
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クリスマスをめぐる九つのお話
時計作りヘルマンのうつくしい心がクリスマスの教会できせきをおこす「クリスマスのりんご」、動物園の動物たちがクリスマスイブにパーティーを開き、みんなでイエスさまたんじょうのお話をする「あるクリスマスのお話」など、9つのお話が入っています。どれも心がぬくもるすてきなお話です。そぼくであたたかい絵も大好き! 1日1話ずついかが?
「残っているのはもうこれだけだーーわしの二日分の夕飯じゃ。これをイエスさまにもっていこう。」(「クリスマスのりんご」より) -
2021年にブックサンタで選んだ本
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クリスマスをテーマにした短いお話が9つ入った短編集。どれもワクワクして、心が温まるお話ばかりでした。私が特におもしろかったのは「小人とくつ屋のむすこたち」と「小さなモミの木」かな。逆に、表題作の「クリスマスのりんご」は良い話だったけど、最後がよくわからなかった…。
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クリスマスの9つのお話。作者がいろいろで楽しい。クリスマスまで一話ずつ読むのも素敵だなあ。クリスマスに向けて自分の中で物語がひとつずつ積み重なる。クリスマスがとてもとても待ち遠しくなるね。
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クリスマスをめぐる9つの短編集。『クリスマスのりんご』という貧しいながらも清い心で献身する時計職人のお話が入っています。
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クリスマスにふさわしい話だわー
著者プロフィール
アリソン・アトリーの作品





