神々の母に捧げる詩 続 アメリカ・インディアンの詩

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834027587

作品紹介・あらすじ

アメリカ・インディアンの詩は、動植物や人間に具わる尊厳さを知るものだけがもつ、深い慈しみの心に満ちている。かれらにとって詩とは、一種の「実用」の道具であり、アリス・フレッチャー(人類学者)は、「アメリカ・インディアンの詩とは、人間と、宇宙のなかの、眼に見えない存在との間に交わされる伝達の手段なのだ」と説明している。17編の心に響く詩と力強く繊細な絵が、かれらの世界観をダイナミックに伝えてくれる。

感想・レビュー・書評

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  • 自然とともに生きる文化が培われたアメリカインディアンの詩と、緻密な秋野亥左牟の絵のインパクトがすごい。

    この文化が失われ、現代の繁栄があることに複雑な思いがする。

    この作品の中の詩を読むと、安らぐのは、人の心に響くなにかがあるのだろう。

  • ネイティヴアメリカン、インディアンの口承、素晴らしいですね

  • あぁ 邪魔くさい
    あぁ もういい加減にしろ
    あぁ 腹が立つ
    ついつい傲慢になってしまいそうな時

    そんな時に
    ひょいと
    手にする一冊です

    ーずっと、ずっと大昔
     人と動物がともにこの世に住んでいたとき
     なりたいと思えば人が動物になれたし
     動物が人にもなれた
     だから時には人だったり、
     時には動物だったり、
     互いに区別はなかったのだ
     (本文 より)
     
    空、大地、海、太陽、星…
    人も動物も他の命と同じ円い環の一部
    上も下もなく繋がりあって生きている
     (秋野和子さんのあとがき より)

    私たち人も
    地球に生かせてもらっている
    一つの存在にすぎない
    そんな謙虚な気持ちに
    させてもらえます


     

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著者プロフィール

1918年、島根県松江市生まれ。同志社大学英文科卒。
教歴 同志社大・神戸大・都立大・駒沢大・その他を経て、城西大学女子短大部招聘教授。
著書 『ナヴァホの砂絵』(小沢書店)、『魔法としての言葉-アメリカ・インディアンの口承詩』(思潮社)、『現代芸術のエポック・エロイク』(43回読売文学賞・青土社)など
訳書 G・スタイン『アリス・B・トクラスの自伝』(筑摩書房)、G・スタイン『やさしいボタン』(書肆山田)、ドナルド・キーン『百代の過客』(朝日新聞社)など。

「1995年 『今日は死ぬのにもってこいの日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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