- Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834080032
作品紹介・あらすじ
繊細な筆使いで、世界各地を舞台に旅の楽しさを描いてきた絵ばかりの絵本、『旅の絵本』。八巻目となる今回の旅の舞台は、待望の日本です。お花見や田植え、お祭りに紅葉と、季節の移り変わりとともに、電気が普及する前のなつかしい日本の風景が描かれています。巻末には、あとがきと解説がついています。
感想・レビュー・書評
-
最後は日本。
薄ーく金太郎と小さい桃はみつけました。
『旅の絵本』シリーズ~とても楽しめました。
東日本大震災をうけてのあとがき
あって、使えて当たり前ではなく
限りがあるものを大切に安全についても考えて、
なくても生活できていた
古き良き日本の風景に触れられる絵本詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Ⅰからの大ファンです。
日本編ということで、よけいに楽しみにしていました。
日本の風物、民族を描いてくださるとともに、これまでのⅠ~Ⅶにも出てきたちょっとしたキーポイントが見え隠れして、昔からのファンの方にはサプライズ!
Ⅶの中国編でニュアンスが変わってきてしまいましたが、このⅧは昔ながらの旅の絵本です。☆五つです。-
jyunko6822さん、こんにちは!
フォローありがとうございました。
私も安野さん、大好きです。
旅の絵本や「はじめてであう ...jyunko6822さん、こんにちは!
フォローありがとうございました。
私も安野さん、大好きです。
旅の絵本や「はじめてであう すうがくの絵本」もお気に入りです。
旅の絵本にでてくる木々が風でさわさわしている感じがたまらないのです。2013/06/25
-
-
おそらく、一番安心感をもたらすであろう旅の終着駅。田舎感がものすごい出てる。
-
とうとう日本。
でも今の日本じゃないですね。
今回旅人が馬から降りている場面がとても多い気がします。
いつも我関せずで旅してるのに、今回はかなり人々と交流してる。
見送りもたくさんだし…心境の変化があったのだろうか。
作者の心境がそのまま出ているのかもしれない。
足踏み式餅つき機。この前の年末も踏ませてもらいました。 -
待ってましたの日本篇。春から初夏そして実りの季節をむかえるまでの田園風景を馬に乗った旅人が進んでゆく。
幼い子はもっぱら「ウォーリー」を探すのと同じように
馬に乗った旅人を見つけて満足。
すでに開眼した子はなにか昔話でも隠れているのではないかと
場面のすみずみにまで目を凝らし、
私たちおとなも、子らが関心を持たないような背景に思いを馳せ
こどもには発見できないようなくすぐりを発見できないかと
じっくりながめる。
というふうに家族みんながくりかえしたのしめる絵本。
1977年に刊行された、
50歳の頃に描かれた『旅の絵本』第一作がほんとうに細密で
隠し絵やだまし絵などいくら読んでも読み飽きないしかけに
あふれていたのと比べると、
先年の中国篇、そして最新刊の日本篇は、
隅々まで緻密に計算したような鳥瞰図ではなくなり、
純粋に、残したい風景、あるいはなつかしい心象風景を
描き出すことに重点がうつったようで、
さまざまな事情を考え合わせれば
それはもちろん当たり前かつしかたのない変化であるのだけど、
かつてのように遊んでもらえないようなさみしさがちょっとある。
いや、知る人が見れば、
やっぱりいろいろと隠されているのかもしれない。
古い映画や物語の一場面とか、ゆかりの人物の姿とか・・・
いまの私の教養ではぜんぜん及ばないしかけが。
手元において、ときどき開いてみたら、
そのたびごとに何かを発見して、
少しずつこの味がわかるようになるのだろうな。 -
安野光雅さんの「旅の絵本8巻セット」、読了というか観了解。イタリア、イギリス、スペイン、アメリカなど、8カ国を旅してそれぞれの土地や歴史を絵本に描きこんでいる。各国の昔話や偉人、歴史上の出来事などが時空を問わず描かれていて、それを見つけ出すのも楽しい。こんなふうにゆっくり旅できると楽しいだろうなあ。巡礼の旅、行きたいなあ。
-
大好きな安野光雅さんの旅の絵本シリーズⅧは機関車が走っている頃の日本が舞台。
四季折々の楽しい風景の中に、映画や童話のシーンが隠されています。
私は、桃、臼、7人の侍・・見つけました。 -
母親への贈り物として買って、事前にさっと目を通した。懐かしい風景に見入ってしまう。絵本と銘打っているが、文章はなく画集として眺めた。
-
安野 光雅 (著, イラスト)