ちきゅうがウンチだらけにならないわけ (福音館の科学シリーズ)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834080087

作品紹介・あらすじ

地面の上や水の中、木の上や空から…生きものはみんな、いろいろなところでウンチをします。こんなにみんながあちらこちらでウンチをしたら、地球はウンチだらけになってしまうのでは?誰もが一度は心配したことがあるこの問題をとおして、自然界でのウンチの役割を考えてみましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 一番大きなウンチはアフリカゾウのもの。生き物はみんなウンチをするが、地球がちゃんと処理してくれる。ウンチに卵を産み付ける虫。ウンチを隠れ蓑にする虫。ウンチにまつわることがあれこれ描かれている。「だんごむしそらをとぶ」の作者なので、絵は結構精緻。

  • 「科学道100冊2021」の1冊。

    フレンチブルドッグの「ぼく」。
    おさんぽにいくと、「ひと」にウンチをひろってもらいます。
    けれど、カラスはひろってもらっていません。
    ウサギもカエルもオタマジャクシもカタツムリもケムシもトカゲも、みんなみんな、ひろってもらっていません。
    「ぼく」は<イヌとしょかん>にいってしらべてみることにします。

    アフリカゾウは、りくじょうではいちばんおおきなウンチをします。
    バッタやカエルやミミズのウンチは、ちいさくてよくみえません。
    りくじょうでいきているいきものは、ちじょうでウンチをします。
    きのうえでくらすいきものは、きのうえからすることがおおいです。でもナマケモノはむかし、ちじょうでくらしていたので、ウンチもきからおりてするんですって。
    とりはそらから、さかなやくじらやさめはすいちゅうに。

    でも、あれあれ?
    やせいのどうぶつのウンチは、だれかがかたづけたりしませんね。
    どうしてちきゅうがウンチだらけにならないのでしょう?


    フレンチブルドッグの視点から、さまざまな動物の排泄物がどうなるのかを考えていきます。
    小さい生き物から大きな生き物まで。精緻なスケッチが楽しいです。
    絵の中にどんな動物がいて、どんなウンチをするのか、探してみるのもいいですね。なかなか見応えがあります。

    さて排泄物がどうなるかといえば、地上のものは雨に溶けて土に沁み込んでいき、植物の栄養になります。川に流れて海の生き物の栄養になります。
    また、フンコロガシのようにウンチ自体を食べる生き物もいます。
    鳥などが果物を食べ、別の場所でウンチをすることで、タネが運ばれることもあります。
    いろいろなところで役に立っているのですね。

    ところで、イヌやヒトのウンチは? ゴミ箱やトイレで処理されて、役には立っていないの?
    この本には結論はないのですが、みんなで考えてみるのもいいかもしれないですね。

  • 「だけど ぼくの ウンチは ごみばこに すてられ、
     ひとの ウンチは みずに ながされてしまう」

    誰かの役に立っているのだろうかという最後の言葉が印象的でした。食物連鎖について、触れられる科学絵本です。(12分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #ちきゅうがウンチだらけにならないわけ #松岡たつひで #福音館書店

  • いぬが、としょかんにいって、「これくらいはいぬにしっておきたい」というほんをかりて、ちきゅうがなぜうんこだらけにならないかをしったところが、おもしろかった。だれかのえいようになって、やくにたっている。

  • 子どもの夏休みの自由研究にピッタリです。
    イラストも大変綺麗です!

  • おもしろかった。人間のうんちだけやくにたってないのかなと思った。でも、うんちを外においておくのはいやだし、犬のうんちもちゃんとかたづけた方がいい。人間はなんなのかな。絵がすごくきれい。(小2)

  • ウンチに興味がある4歳の娘に買った。
    かなり喜んでいる。
    「ウンチは役に立つんだね」ですって。

  • 4歳11ヶ月。

  • 3歳児ウケ◎
    ゾウの大きなうんちを見て、冷静に喜ぶ息子(笑)
    興味を持ちやすい題材で、お勉強としても良いのでぜひ我が家の本棚にも加えたい。絵も繊細で素敵。

  • じっくり親子で見るのもいいし、読み聞かせにもいいと思う。

    「地面の上や水の中、木の上や空から…生きものはみんな、いろいろなところでウンチをします。こんなにみんながあちらこちらでウンチをしたら、地球はウンチだらけになってしまうのでは?誰もが一度は心配したことがあるこの問題をとおして、自然界でのウンチの役割を考えてみましょう。」

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著者プロフィール

松岡たつひで 1944年、新潟県長岡市に生まれる。日本はもとより、中南米、アフリカ、東南アジアなどでの豊富な取材経験を生かした、数多くの自然科学絵本を描いてきた。『熱帯探検図鑑』(偕成社)で絵本にっぽん賞、『ジャングル』(岩崎書店)で日本科学読物賞と厚生省児童福祉文化賞を受賞。2004年に起きた新潟県中越地震での被災体験をもとに刊行した『震度7』(ポプラ社)で産経児童出版文化賞、『里山百年図鑑』(小学館)で小学館児童出版文化賞を受賞している。主な著書に『海辺のずかん』『ぼくのロボット恐竜探検』『自然図鑑』『冒険図鑑』『野あそびずかん』『あまがえるりょこうしゃ』(以上、福音館書店)、『ツーティのちいさなぼうけん』(偕成社)、『だんごむし そらを とぶ』『野外探検大図鑑』(以上、小学館)などがある。ふるさと長岡市にアトリエをかまえ、右手に絵筆、左手には虫採り網&釣り竿が手放せない多忙な日々を送っている。

「2021年 『あまがえるりょこうしゃ ちかたんけん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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