- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834081107
作品紹介・あらすじ
昔々のこと。深い森に囲まれたお城に、年老いた王様と美しい姫が住んでいました。姫の18才の誕生日に、王様はこんなお触れを出しました。「姫は星を持っている。姫のどこに星があるかを言い当てた者に、国の半分と姫を譲る。だが言い当てられなかった者は羊にする」と。あちこちから若者が集まってきますが、誰一人言い当てることができません。羊だらけになったお城に、ある日、知恵と勇気をもった羊飼いの若者がやってきます。
感想・レビュー・書評
-
セルビアの昔話とのことですが、私にとって、話の内容は、ごくありふれた内容でした(なぜ昔話って、王様が、もし~したら、姫を譲るという内容が多いのでしょうね)。
それよりも、表紙からは全く想像できなかった、小沢さかえさんの、混沌じみた桃源郷のような、恐ろしくも美しい世界観の表現がすごすぎる(思わず、セルビアの景色を画像検索してしまった)。
心の底から、震え上がりそうな魔法使いのおどろおどろしさや、様々な木々のカラフルな色づかいとデザインが、一見、無秩序に思えそうで、実は絶妙なバランス感を保っていたりと、これは魅入ってしまいます。
これが、小沢さん初の絵本出版だというのだから、そりゃ、後々の作品も素晴らしいわけですよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誠実なひとが報われる、ハッピーエンドでシンプルなストーリー。
仕立て屋の若者が作ったお姫様のドレスがとても素敵。 -
とてもインパクトのある絵で素敵だった。おはなしとして語ろうかとも思うけれど・・・絵が素敵なのでもったいない気がする。
-
図書館本。学校の図書室で読み、授業中に読書感想文を書いた本。セルビアの昔話。ハッピーエンドです。
-
星を持ったひめるがどこにあるか当てられなかったら羊にされちゃうのがかわいそうだと思った
2023/10/20 6歳 -
様々な絵具や筆致が盛り込まれたおしゃれな絵達
-
絵本で世界を学ぼう
で
紹介された本。
本書で69冊目だ。
セルビアの話だった。
セルビアってあんまり印象は良くない。
第一次世界大戦が勃発したのも、セルビアだし、
NATOに爆撃されたヨーロッパの国と言えば、セルビアだし。
映画エネミーラインの敵は、セルビアだった。
セルビアのひめ、王女の星はどこにある?
そりゃ決まってる。
泣いてくれるなおっかさん。
背中の星座が泣いている。
と連想できる。
何しろセルビアなんだから。
と友達が言ってたけど、、、。
おひめさまのほし、って言うからもっとロマンチックなものかと思ったけど、
星の様に見えるアザ、ホクロ、タトゥー、蒙古斑の類いと考えると、ちよっと興ざめする。
間違った若者がバツを与えられるのも何かバツが悪い。
お姫様と結婚したいと純粋に思った若者達なのに。
表紙の絵とかロマンチックに思ったのだけど、
千円の赤ワインの様にあと酔いが、いまいちよろしくない。
何しろセルビア何だから?
絵本で世界を学ぼうの作者の仕掛けた毒なのかもしれん。
早朝四時に目が覚めた。
グリーンダカラの買い置きがなかったので、
カルピスのソーダ割りを作って飲んだ。
ところで、ロッシーニの「セビリアの理髪師」を
「セルビアの理髪師」なんて間違って覚えてないよね。
セビリアはスペインだよ。 -
セルビアのむかしばなし
羊飼いの優しさがいい!