そうちゃんはおこってるんだもん (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834081114

作品紹介・あらすじ

そうちゃんが一人で遊んでいると、隣の部屋で妹のなっちゃんがお父さんのお馬にのって遊んでいました。そうちゃんもお馬にのりたかったのに、なかなか順番がまわってきません。「もういいもん」そうちゃんは、テーブルの下にもぐりこんでしまい、お父さんとなっちゃんがよんでもでてきません。だって、そうちゃんはおこってるんです! おこって、また機嫌を直して仲直りするまでのお兄ちゃんの気持ちの変化を丁寧に描きます。

感想・レビュー・書評

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  • 妹とばかり遊んでいるお父さんです。ぼくとも遊んでほしいのに。で、ぼくはおこっているのですけど。

  • 研修で知って、図書館で借りた。

    おかあさんは でかけています。
    そうちゃんが ひとりで あそんでいると、
    となりの へやから
    おとうさんと いもうとのなっちゃんの
    たのしそうな こえが きこえてきました。

    じりじり・ひりひり。
    親が下の子にかかりきりのときの上の子の気持ちが、とてもよく伝わってくる。
    お母さんが不在というのが効いていて、お父さんの悪気のない至らなさや、お母さんのなれた暖かさが描かれている。
    しまいには妹にも気を遣わせてしまって情けなくなってきたり……上の子あるあるなのです。
    絵も素朴だけれど、それぞれの表情がいい。
    たしかに、いい絵本です。

  • 図書館のオススメ本。ちいさな男の子ってこんな感じだな。かわいくもありいじらしくもある。

  • お父さんが弟のことばかりかまうのでそうちゃんはすねてテーブルの下にもぐりこんでしまいます。そんなそうちゃんの様子がほほえましいです。

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著者プロフィール

筒井頼子 筒井頼子(つつい よりこ)1945年、東京に生まれる。埼玉県立浦和西高校卒業後、広告会社などに勤務。その後、絵本、童話などの創作をしている。主な絵本に『はじめてのおつかい』『あさえとちいさいいもうと』『いもうとのにゅういん』『とんことり』『おでかけのまえに』『おいていかないで』、童話に『ひさしの村』『いくこの町』『雨はこびの来る沼』(以上、福音館書店)などがある。1989年にアメリカのエズラ・ジャック・キーツ賞新人作家賞を受賞。宮城県在住。

「2014年 『そうちゃんはおこってるんだもん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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