- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834081299
作品紹介・あらすじ
社会の分業化が進み、効率のよい暮らしになった現代。でもその分だけ身近でない仕事は見えにくくなりました。そして、食べることについても、加工食品が氾濫し、自分が何を食べているのかが分かりにくくなり、「生きものの命をいただいている」という実感が薄くなりました。そんな今だから、私たちの生きる力は、私たちの血となり肉となった、たくさんの命に支えられているということを、あらためて振り返ってみたいと思います。
感想・レビュー・書評
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リアルな食育絵本。
でも気持ち悪さとかが全くないからすんなり受け入れられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「肉」は生きものです。食育用の本ですが現実をしっかり見せるという意図のため刺激的な写真が多いのが特徴。現地の人々が生活の糧とする生きもの、そして私たちの暮らしに届けられる肉、様々な関連を思い知らされる本でした。
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食べているもので、塩だけが生きものではないと書いてあった。他にもっとあると思ってた。
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森枝卓士(もりえだたかし)
1955年、熊本県に生まれる。高校の頃、アメリカ人写真家ユージン・スミスと出会い、写真家を志す。国際基督教大学で文化人類学を学び、以後、アジアをはじめ、世界各地を歩き、写真、文章を新聞、雑誌に発表。大正大学客員教授。早稲田大学などでも食文化を講じる。主な著書に、『食の冒険地図』(技術評論社)『世界の食事おもしろ図鑑ー食べて、歩いて、見た食文化』(PHP研究所)『考える胃袋―食文化探検紀行』(共著、集英社新書)『料理することーその変容と社会性』(編、ドメス出版)『食べもの記』『手で食べる?』(以上、福音館書店)などがある。
「社会の分業化が進み、効率のよい暮らしになった現代。でもその分だけ身近でない仕事は見えにくくなりました。そして、食べることについても、加工食品が氾濫し、自分が何を食べているのかが分かりにくくなり、「生きものの命をいただいている」という実感が薄くなりました。そんな今だから、私たちの生きる力は、私たちの血となり肉となった、たくさんの命に支えられているということを、あらためて振り返ってみたいと思います。」 -
忘れちゃいけないことを教えてもらいました。
日本人であれば、どの世代の方にも読んでもらうべき内容かと思います。
とても考えさせられます。 -
3歳の息子に「食べるということは命を頂くこと」を教えたく図書館で借りたところ、気に入っていたので購入。世界の「食材」と密接に生活する人の暮らしを写真で見ることで幅広い視野と知識を得られる本だと思います。割とグロい写真もありますが我が子は興味深く見ていました。
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娘の会社の上司で、屠殺=「ほふる」という動詞を「聞いたことがない」という中年男性が居たそうな。
殺したての羊肉を塩だけの味付けで食べる、そりゃ美味いだろう(モンゴル人は鳥も魚も食べない)(司馬遼太郎によると好きな食べ物には羊肉の部位を挙げる、唐辛子を味見し「良いものだ」とは言うが求めはしない、定住の栽培物を避けるらしい)蒸留酒の瓶が食卓に見える百年変わらないということはないようだ(パオの中には太陽光電源インターネット接続もあるかもしれない)(文明化で草原は砂漠化し黄砂被害が出ている)
食物のタブーはあらゆる民族にあるが、飢餓等に瀕したとき食べたことのないものを食べた者が生き残ることで「文明」が進む… -
デザイン/森枝雄司
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・食べものの大切さや、命について書かれた本です。ぼくはこれを読んで、食べものや命の大切さを改めてわかりました。
・この本には僕が知らなかった世界各地の多彩な食生活と暮らしが書かれています。日本の食生活や暮らしが分かりました。もっと日本のことを知りたいです。