わたしのかさは そらのいろ (こどものとも絵本)

  • 株式会社 福音館書店 (2015年4月3日発売)
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本 ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784834081657

作品紹介・あらすじ

お母さんと傘屋さんに来た女の子は、青い傘を買ってもらいました。「だって、はれた ひの そらの いろよ」と女の子。青い傘を広げると、まるで青空の下にいるようです。「わたしの かさは そらの いろ あめの なかでも いい てんき」と歌いながら歩いていくと、動物たちが「いーれて」と言いながら次々と傘のなかにとびこんできました。やがて青い傘はずんずん大きくなり、不思議なファンタジーの世界が広がります。

感想・レビュー・書評

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  • 傘の色ひとつで、こんな素敵な発想になるなんて、おそらく私だったら、こういう考え方はしないだろうなって思います。

    そう思うと、お子さんの発想力の面白さが、とても、かけがえのない大切なものに思われてきて、こうした気持ちを持ち続けてほしいと、親御さんは思うのかもしれませんね。

    色鉛筆やクレヨンで描いたような、親しみやすい絵柄に、主人公の女の子の一途な思いを載せてみると、その思いに周りがどんどん答えてくれて、終いには、傘までが女の子に気持ちを伝えてくれる。

    物語自体は、小さいお子さんに向けたシンプルなものですが、ある意味、前向きな気持ちの素晴らしさを教えてくれているようにも、感じられました。

  • 「雨」をたのしむ絵本はよくあるが、「傘」をたのしむ絵本はなかなかない。
    幼い頃、好きな傘を持っているだけでうれしくなったり、特別な日になったりしたことを思い出した。
    お母さんが桃色の傘をすすめても、女の子は青色の傘を選ぶ。
    “だって、はれた ひの そらの いろよ”が好き。

    童謡「あめふり」に、「じゃのめで おむかえ うれしいな」という歌詞があります。
    昔から、子どもたちはお気に入りの傘で“ちょっと特別な日”を味わっていたのかな。

  • 6月の梅雨の時期にぴったりの絵本!

    雨の日をそらいろの傘で楽しむ女の子がとっても可愛いです。
    "あめの なかでも いいてんき"
    "あめの なかでも あったかい"

    女の子のあたたかい心が、みんなを集めて楽しく温かくしてくれる優しい気持ちの絵本でした。
    最後に傘と女の子がくふふっと笑い合うところが子どもらしくて、とてもキュートで好きでした!

  • 3歳6ヶ月

    まず、母の勧めた傘ではない色を選ぶところから素敵だなと思った。
    雨の日を題材にした絵本は素敵な話がお多い。

  • 3y0m

  • わたしのいろは晴れた日のそらのいろという発想がいいと思いました。3歳児もそこそこ気に入っている様子でした。、

  • 2022.6 低学年 動画

  • <MY FAVORITE UMBRELLA IN SKY BLUE>
      
    表紙デザイン/河村まこと

  • まるで詩のような文章。
    サクッと読める。

    読み聞かせよりは、子ども自身が読む本。

  • かさを選ぶ時、
    お母さんはピンクのかさを勧めたけど、
    女の子は青いかさを選んだ。
    理由は、
    「はれたひのそらのいろ」だから。
    ステキだね。

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著者プロフィール

1931年生まれ。児童文学作家。1968年にデビュー作品集『車のいろは空のいろ』が日本児童文学者協会新人賞および野間児童文芸推奨作品賞を受賞。以降、いくつもの文学賞を受け、多くの作品が小学国語の教科書に掲載されている。2001年に紫綬褒章受章。京都在住。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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