ちゃいろいつつみ紙のはなし (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834081954

作品紹介・あらすじ

小さな新聞屋さんで退屈していた1枚のちゃいろい紙が、ある日クリスマスプレゼントを包んだ小包となって旅立ちました。届け先でとっておかれた紙はイースターのころ再び小包となり、もとの家へ戻りました。そこで紙を待っていた嬉しい出来事とは。なんの変哲もない紙が、人々に長く大切に扱われるお話は、役割を果たす喜びや誇りに満ちています。幼年文学の名手アリソン・アトリーが紡ぐ、身近なものへの慈しみあふれる物語

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本。包装紙を擬人化してその一生をストーリーに。一つの仕事の役目を終えて、次へ。

  • 「小さな新聞屋さんで退屈していた1枚のちゃいろい紙が、ある日クリスマスプレゼントを包んだ小包となって旅立ちました。届け先でとっておかれた紙はイースターのころ再び小包となり、もとの家へ戻りました。そこで紙を待っていた嬉しい出来事とは。なんの変哲もない紙が、人々に長く大切に扱われるお話は、役割を果たす喜びや誇りに満ちています。幼年文学の名手アリソン・アトリーが紡ぐ、身近なものへの慈しみあふれる物語」

  • つつみ紙という
    一見とるに足らない
    モノの視点から、

    人の営みの温かさに
    気付かせてくれます。

    モノにだって、
    歓びがあるんですね。

    もっとモノを大切に
    しようと思いました。

    それは、
    自分自身を大切にする
    ことに繋がっている
    気がします。

  • 小包などを包むのに使われるあの茶色い包み紙が主人公の話。優しい話になんだか温かくなりました。最後まで大切に使われて包み紙が幸せだったっだろう。どこかレトロな絵がオシャレ。話にあっていて素敵でした。

  • お話も絵も心がなんとなく暖かくなる。

    小学校低学年向け。

  • 昔っぽい絵本だけど最近の発行
    あったかい気持ちになる
    おなじみのアトリーだけど日本の作家さんの絵です!

  • 悲しい結果を予想してハラハラしながら読み進めたけれど、最後まで幸せだった。良かった。大人になるとペシミスティックになって駄目ね…。子供達にはいつも明るい方を見ていてほしいという作者の想いが感じられた。

  • 包装紙が主人公のおはなし。表紙の地味さがなんともいい。いい包装紙を取っておいてまた使う。モノは気持ちを込めて使うといい具合に働いてくれる。雑に扱うとそれなり。使い捨てや100均がはびこる世の中モノを大事にする心を育てるには。たくさんはいらない。大事にしたいと思うものだけ。それで充分でしょ。まずはそこから。

  • 昔の良き時代のお話。1962年アメリカ。擬人化、アミニズム。

  • ちゃいろいつつみ紙が、つつみ紙としての
    役目を終えて、お絵かきをしてもらいついには
    壁に飾られるようになるまでのお話しです。

    つつみ紙の様子がいきいきと描かれていて
    やさしい気持ちになれるお話しでした。

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著者プロフィール

アリソン・アトリー 1884年、イギリスのダービシャー州の古い農場に生まれる。広い野原や森で小動物とともにすごした少女時代の体験をもとに、多くの物語やエッセーを書いた。日本語に翻訳された作品に『グレイ・ラビットのおはなし』『時の旅人』(以上岩波書店)、『チム・ラビットのおはなし』(童心社)、「おめでたこぶた」シリーズ、『むぎばたけ』『クリスマスのちいさなおくりもの』『ちゃいろいつつみがみのはなし』(以上福音館書店)など多数。1976年没。

「2020年 『はりねずみともぐらのふうせんりょこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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