シュヴァル 夢の宮殿をたてた郵便配達夫 (たくさんのふしぎ傑作集)

  • 福音館書店 (2016年3月25日発売)
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本 ・本 (40ページ) / ISBN・EAN: 9784834082401

作品紹介・あらすじ

フランスのオートリーヴという村には、おおくの観光客が訪れます。お目当ては「理想宮」と呼ばれる、ふしぎな建物です。宮殿を建てたのは、フェルディナン・シュヴァルという郵便配達夫です。彼は、43歳のとき、たまたまつまずいた石に魅せられ石を集めはじめたのがきっかけで、33年かけて一人でこの宮殿をつくりました。シュヴァルはどんな人物だったのでしょう、そして彼を宮殿づくりに駆り立てたのは何だったのでしょうか?

感想・レビュー・書評

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  • 今から100年くらい前に「シュヴァルの理想宮」と呼ばれる建造物を、33年もの年月をかけて一人で作り上げた郵便配達夫の伝記的絵本である。
    石につまづいたことをきっかけに、郵便物を届けながら宮殿を作り続けたシュヴァルの建造物は、あらゆる文化のコングロマリットであり神秘的だ。
    現在、フランスの重要建造物として登録された「シュヴァルの理想宮」には、世界各地から観光客が集まっている。いつか、フランスに旅行することがあれば押さえておきたい場所の一つである。

  • なんにも、知らずに読んでいたら、空想の教訓めいた絵本なんだろう・・・と。すると後半、実話だとわかって衝撃をうけました。(^_^;)


  • 最初の一歩は小さいけれど、積み重ねることでとても大きな形になることがよくわかる。

  • 「宮殿をたてるために石を集めるのがわたしの趣味なんです。みんながみんな、同じ休みのとり方をするとは限りませんよ」
    嘲笑ったり、悪口を言ったりする村の人たちに見られるのがいやで、深夜、石を拾い集めるシュヴァル。

  • 図書館本。超偉人の伝記もいいけれど、まだスポットライトの当たっていない偉人もいいです。長女も自ら偉人を選べるように。

  • 図書館本。長女選定本。超偉人の伝記もいいけれど、まだスポットライトの当たっていない偉人もいいです。長女も自ら偉人を選べるように。

  • やりたいと思った事を続ける大切さを知れた

  • 烏兎の庭 第二部 絵本 3.10.06
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto02/bunsho/cheval.html

  • 石を積むって、いろんな捉え方ができると思う。
    読み方によって、
    そのときの自分の感情によって、とっても深いんだ。

    努力、挑戦、コミットメント、創造性、美しさ
    そして、人間性。

    この実話、実は奥が深いです。

  • 2017 8/10

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著者プロフィール

岡谷公二(おかや・こうじ) 1929年生。東京大学文学部美学美術史学科卒業。跡見学園女子大学名誉教授。著書に『ピエル・ロティの館』(作品社)、『貴族院書記官長柳田国男』、『柳田国男の青春』(筑摩書房)、『島の精神誌』(思索社)、『神の森 森の神』(東京書籍)、『島』(白水社)、『南海漂泊』(河出書房新社)、『殺された詩人』、『南の精神誌』(新潮社)、『絵画のなかの熱帯』『柳田国男の恋』(平凡社)、『南海漂蕩』(冨山房インターナショナル、和辻哲郎文化賞)、『原始の神社を求めて』『神社の起源と古代朝鮮』(平凡社新書)訳書に、レリス、ドランジュ『黒人アフリカの美術』(新潮社)、レリス『幻のアフリカ』(平凡社ライブラリー)、ルーセル『アフリカの印象』、同『ロクス・ソルス』(平凡社ライブラリー)など多数。

「2016年 『島/南の精神誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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