せなか町から、ずっと (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 178
感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834082678

作品紹介・あらすじ

マンタのせなか、せなか町のふしぎなお話集。

感想・レビュー・書評

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  • 空を飛ぶだれかのせなかにある、どこかの町のものがたり

  • せなか島のせなか町を舞台に描かれる7篇の短編から成る。それぞれがいい物語で、同じ登場人物も絡み、全体で一つの物語となっている。
    中でも「麦の光」が心に残った。誰も演奏したことのない楽器の弾き方?を調べに図書館に行き、長老のところまで言い伝えを聞きに行き、先生からも匙を投げられたのに、ニーダは自分で演奏法を編み出す。結果として、上級生の演奏会は大成功。人間以上に鳥や動物たちがその演奏を楽しんだ。
    自分ではなく周りの演奏をより良くする楽器のお話。寓話?アンデルセンっぽい。
    鳥が欲しくて空に舞い上がり、あと少しのところで取れず、海に落ちた衝撃で気を失い、気づいた時には背中の上に人間が住んでいた。海に潜れば背中の上の人間たちは死んでしまうから、ずっと海上を漂っている巨大なマンタ。でも、単なる自己犠牲ではない。こういう生き方もいいなぁ、と思える。



  • マンタの背中にある町の人たちのお話。きっとこういう小さな物語はそこかしこで起こっていてみんなが持っているものなんだと思う。フォーカスしていったら物語は無限にある。それぞれの物語がその人のものであって町全体のものであってマンタのものでもあるんだなあと。マンタの優しい視線から生まれた物語なんだね。そしてもちつもたれつマンタと人のバランスで成り立っているんだ。この世は。

  • 3年教科書掲載本
    皆さんのレビュー評価ほどにはよい作品と思えず、児童には私は勧められません。

  • junaidaさん目当てで読んでみた一冊。
    でも、お話も素敵なものが多く、発想や着想がとても私の好み。見方を変えれば色々なものがドラマチックに早変わり。

  • 挿絵が気になって手にとった作品。児童書らしい物語で、ふんわりと温かい気持ちになった。junaidaの描く挿絵がやはり良くて、数枚カラーページもあったけど、もっと見たかった。

  • いきものの背中のまちでおこる出来事。

  • マンタのせなかで巻き起こる、
    ユーモラスで愛らしい住民たちの短編物語。

    装丁の可愛らしさに、思わずパケ買い。
    同じ画家さんによる挿絵もふんだんに盛り込まれており、
    デザインから入った者としては、これも嬉しいポイント。

    宮沢賢治を思い出させるような
    優しい語り口で進む物語は、
    子供に贈りたい思う、純粋で繊細な童話でありながら、
    大人にも深い余韻を残してくれるお話ばかり。

    読了後は、物語を思い返しながら、
    装丁に散りばめられたイラストを1つずつ辿ってしまう。
    そしてタイトルに込められた
    「ずっと」に気付き、嬉しくなる。
    おもちゃ箱のように煌めく1冊。

  • 言葉が丁寧で、ほっとする。
    カウボーイの話、麦の光、はこねこの話がとくに心に残った。

  • 好きな感じだったのだけれど、そこまで入り込めなくて残念。
    麦の光 というお話はスーっと入ってきて好きでした。

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著者プロフィール

作 斉藤倫(さいとうりん)
1969年生まれ。詩人。『どろぼうのどろぼん』で、第48回日本児童文学者協会新人賞、第64回小学館児童出版文化賞を受賞。おもな作品に『波うちぎわのシアン』『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』『レディオワン』など。うきまるとの共作絵本として、『はるとあき』『まちがいまちにようこそ』『レミーさんのひきだし』がある。

「2021年 『あしたもオカピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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