あかですよ あおですよ (幼児絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 462
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834083019

作品紹介・あらすじ

ここは海の中。たこたこ学校の生徒たちは、たこ先生と一緒に絵の勉強です。たこ先生が「はじめは、あかですよー」と言うと、みんなはりんご、いちご、トマトなど赤い絵を描きました。喜んだ先生は子どもたちをほめ、子どもたちは紫、青、緑、黄色……と、次々といろいろな色の絵を描いていきます。最後のお題は「黒」。おやおや、面白いもので黒い絵を描いている子がいますよ……。思いもかけない形で学校はおしまい!

感想・レビュー・書評

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  • 加古里子の、色の絵本。
    タコの学校の生徒たちが、先生に言われた色を使って絵(お題が赤なら林檎や苺など)を描くという話。なのだけど、書き込みが多いからディテールが面白い。机の下にシャコが這ってきていると思ったら小さな玩具の汽車を引っ張っていたり、クモヒトデやゴカイが生徒たちと踊っていたり、アンドンクラゲがランプを持って泳いでいたり…あと先生はメンダコモチーフなのだろうか。マニアックな生き物が多くて、ついくすりと来てしまう。
    タコの生徒のひとり(ろくちゃん)が、何色を指定されても必ずその色の車しか描かないのが、隠れた笑いどころなのだけれど、ラストではそんなろくちゃんだからこそ、皆が思いつかない絵を思いつくというストーリーも良い。最後のページもタコならではの結末の付け方で、綺麗に落ちがついている。

  • 物語中、まったく文では言及されないけれどずっと同じ絵を描いている子がいるので、大人の目線で少し気になっていると、最後のオチでにっこり!かこさとしさんの温かい目線が感じられる絵本。

  • じょうずにえをかきたいな

  • 「ここは海の中。たこたこ学校の生徒たちは、たこ先生と一緒に絵の勉強です。たこ先生が「はじめは、あかですよー」と言うと、みんなはりんご、いちご、トマトなど赤い絵を描きました。喜んだ先生は子どもたちをほめ、子どもたちは紫、青、緑、黄色……と、次々といろいろな色の絵を描いていきます。最後のお題は「黒」。おやおや、面白いもので黒い絵を描いている子がいますよ……。思いもかけない形で学校はおしまい!」

  • かこさとし先生の作品

    表紙からは先生の雰囲気を感じなかったが、いざ読み進めると先生の世界観が現れる。

    嬉しそうな生徒たちと先生、そしていろいろな色を題材に読者を引きつける描写はさすが先生と言うしかない!

  • タコの学校とは思いませんでしたが裏表紙を見ると、なるほどなるほど。最後が面白かったですね。

  • 2歳11か月 絵本の内容も好きみたい。そして裏表紙ののたこの絵も大好き!自分で赤い色ですーとか、みどりですーとか言いながらページをめくる。

  • 何色でも大体あかというこども。(たまにきいろやあおもいう)色の概念の勉強に。それでもやっぱりあか。

  • 感想レビューをみて、車しか書かないタコちゃんがいるのに気づいてほっこり!

    娘と私にはあんまりはまらずでしたが、
    かわいかったです!

  • 1歳0ヶ月 図書館

    借りてくる前にどなたかの感想を読んで、とにかくかわいいに溢れていると書いてあったがまさにその通り。
    何色のお題が出ても車の絵しか描かないたこちゃん、時には違う向きの車も描いていてすごい。

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著者プロフィール

かこさとし:1926年福井県武生市(現越前市)生まれ。大学卒業後、民間企業の研究所に勤務しながらセツルメント運動、児童会活動に従事。1973年退社後、作家活動、児童文化の研究、大学講師などに従事。作品は500点以上。代表作として「からすのパンやさん」「どろぼうがっこう」(偕成社)「だるまちゃん」のシリーズ(福音館書店)、「こどもの行事しぜんと生活」シリーズ(小峰書店)などがある。

「2021年 『かこさとしと紙芝居』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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