あのくも なあに? (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834083910

感想・レビュー・書評

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  • 1週間ぶりの天空図書室、今は少し曇っていますが昨日の雨とようやく移り始めた季節の影響か眼下にはミニチュアのような街並み。

    そんなお気に入りスポットで手にした一冊目は...
    やっぱり「くも」。

    3才~5才むきって書いてありますが、おじさんも楽しめましたよ♪


    空には毎日、いろんな雲が浮かんでいます。あのくもなあに? なんだろね。うっすらと空をおおうあの雲はきっと、朝の光がまぶしくて、ねぼすけ巨人が閉めたカーテンだよ。ぽっかり浮かんだ楕円形の雲は、天狗が休むざぶとんかな? ムクムクふくらむ入道雲は、竜の親子のすみかだよ――雲の形から、どんどん想像を広げていく絵本です。
    触ってその正体を確かめることはできないけれど、空を見上げれば、いつだってそこにある“雲"。雲ともっと仲良くなれたら、子どもたちの毎日はきっと、もっと楽しくなるはず。絵本で見たのと同じ雲を実際の空で子どもたちが見つけられるように、この絵本に描かれた雲は、“その瞬間、たまたま○○の形をしていた雲"ではなく、“入道雲"“レンズ雲"などと呼ばれる、よく見られる典型的な雲になっています。
    今日の空には、どんな雲が出ているかな? 空を見上げるのが楽しみになります。

    著者について

    富安陽子
    1959年、東京都に生まれる。和光大学人文学部卒。児童文学作品に『やまんば山のモッコたち』「菜の子先生」シリーズなど多数。絵本の文に『まゆとおに』『オニのサラリーマン』(以上、福音館書店)など。「ちいさなかがくのとも」に『はっぱを ゆらすの どんな かぜ』『もう いいかあい? はるですよ』がある。山村浩二氏との共作にはほかに、「妖怪一家 九十九さん」シリーズ(理論社)、『絵物語 古事記』(偕成社)がある。大阪府在住。

    山村浩二
    1964年、愛知県に生まれる。東京造形大学卒業。短編アニメーションを多彩な技法で制作。『頭山』でアヌシー国際アニメーション映画祭グランプリを受賞したほか、『カフカ 田舎医者』『マイブリッジの糸』などのアニメーション作品により国内外の数多くの賞を受賞。絵本に『くだもの だもの』『おやおや、おやさい』『おかしなおかし』(文は石津ちひろ/いずれも福音館書店)、『怪物学抄』(河出書房新社)など多数。東京都在住。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    富安/陽子
    1959年、東京都に生まれる。和光大学人文学部卒。児童文学作品に『やまんば山のモッコたち』「菜の子先生」シリーズなど多数

    山村/浩二
    1964年、愛知県に生まれる。東京造形大学卒業。短編アニメーションを多彩な技法で制作。『頭山』でアヌシー国際アニメーション映画祭グランプリを受賞したほか、『カフカ 田舎医者』『マイブリッジの糸』などのアニメーション作品により国内外の数多くの賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 2歳からおすすめ。
    子どもが空や雲に興味を持つきっかを提供してくれます。
    表紙の雰囲気はそっけないですが、純粋な科学絵本ではありません。富安さんならではの展開と描き方がなされているので、小さいお子様への読み聞かせにも向いています。

  • 雲を見て、何の雲か想像力をはたらかす絵本。
    少し大きい子どもだと、この絵本を読んだ後に外へ出かけて「あの雲は何だろうね?」なんて雲を眺めると楽しそう。

    【ママ評価】★★★
    すごくリズム感の良い絵本。
    詩のようにスラスラ読めちゃう。
    雲の絵ばっかりの絵本かと思ったら、思ったよりリアルな他の絵が出て来て「おぉ…」となった。

    【息子評価】★★★
    見ていたが、集中力は低め。
    けど気になる様子。
    眠い時だったから集中できなかったのだと思う。
    読んでいる言葉に反応して絵を見ているようだった。
    気になる文だったみたい。
    1歳7ヶ月

  • 軽快な日本語の響きに乗せて、様々な雲が出てきます。子供の想像力を掻き立てる、良い一冊です。

  • ●読み聞かせ。
    ●リズムよく読める。雲の形って不思議だね。


  • 「いろんな雲があってたのしかった。ドラゴンのくもがいちばんすきだった。もっといろんな雲見てみたいって思った」

  • 図書館で借りて読み。
    幼児絵本ふしぎなたねシリーズの絵本なので。

    4歳児Aがこれはー、XXかな!と、熱いコール&レスポンスをくれたので読みがいがあった。

  • きっと そうだよ。そうかもね。くもの名前のゆらいをテンポよく教えてくれる。

  • おそらのくもをみあげたくなる絵本。

  • 積乱雲、巻層雲、巻雲、いろいろな雲を子供の心で、子供の言葉で表現したら、きっとこんな素敵な創造力を発揮するんだろう。美しくて、人間性溢れる科学絵本。

著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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