- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834085815
作品紹介・あらすじ
物語の舞台は12月のカナダ。森にあるビーバー池が凍りつく。少年たちは満月の夜、スケート靴を手にビーバー池に向かう。この日のビーバー池はいつもと全く違う。その日その池は彼らにとってまたとない最高のスケートリンクなのだ。マジカルな氷のうえでアイスホッケーの試合に熱中する少年たち。それはまぎれもない本当の世界。少年たちだけの世界だ。自然と共に暮らすカナダの作家が描く、極寒の地の少年たちの夜の冒険の絵本。
感想・レビュー・書評
-
凍った湖でアイスホッケー。
しかも夜に子ども達だけで出掛けていく。
冒険だよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本で例えるなら夜友達と集まって花火をしたり、お祭りの練習へ出かけたり?子供の頃の特別な時期の特別な夜のワクワク感を思い出しながら読み聞かせました。
-
また好きな絵本が増えました。絵がすごく好き。氷に映る姿や大慌てで飛んでいくカモたち。アイスホッケーをしている場面では、静かな夜に響く氷を削る音が想像出来る。
-
日本の子供たちにはちょっとイメージが湧かない世界だと思われるので残念。
アイスホッケーをやっていた私にとってはホッケーが楽しくて仕方なかった青春時代をちょっぴり懐かしく思い出させてくれました。 -
ビーバーいけにこおりがはり、ぼくらはいけでアイスホッケーができる日を、いまかいまかと待っていた。ゆきがすっぽりつもるころ、みんなでこえをかけあってゆうがたにしゅっぱつして、いけへむかった……。
カナダの絵本。外国のお話では、こおった川や池や湖でスケートをする場面がよく出てくるなと思う。スケートが特に好きというわけではないが、自然の中、屋外でのスケートってなんでこんなに楽しそうな感じがするんだろう。「つきよの」とタイトルについているだけあって、ところどころで月の描写が入り、真っ暗な夜をてらす様子が目に浮かぶ。アイスホッケー中だけでなく、そこへ行くまでの道のりや、たき火であたたまる様子、アイスホッケー後の腹ごしらえなど、生き生きとした詳しい描写が楽しい。
そしてこのイラストの力強さよ。タイトルのページで、思わずおおっ!と声が出てしまうほど。文字は多めだが、アイスホッケーの場面で大きく絵のみのページをとっているのがニクイ。