くみたて (日本傑作絵本シリーズ)

著者 : 田中達也

• 福音館書店 (2022年6月3日発売)

作品紹介・あらすじ

分解された状態の日用品。それをミニチュアの作業員たちが、せっせと組み立てます。パーツの状態だと何か分からなかったけれど、完成するにつれて、それが何なのか分かってきます。完成した日用品は、ミニチュア世界の住人たちにどんなふうに使われるのでしょうか。「組み立て」と「見立て」で繰り広げられる、身近なものが別のものに見えてくる驚きと面白さにあふれた写真絵本です。海外でも大人気のミニチュア写真家・見立て作家 田中達也による初めての絵本。

感想・レビュー・書評

[Manideさんの感想 · 2024年3月31日]

■◻︎ 感想 ◻︎■

きっかけは、青山美智子さん作品の表紙ですが、特徴的なアートで、田中達也さんを知りました。
そして、ブクログの皆さんの感想を見て、いつか読みたいと思ってきました。

ほんと、面白いですね。
子どものときに、こういうのを想像していたかもしれないな〜と、ちょっと昔を振り返っちゃいました。

多くの人が。こういう作品を面白いと思えることが、また、なんとなく嬉しく感じます。
白い余白がいいのかな…
ミニチュアがリアルな感じで、いい感じでした。

見えている物の見方を変えるだけで、まったく違ったものになる、それを、また思い出しました。
目の前にあるものの、見る角度を変えて、また新たな発見をして、人生をより楽しんでいきたいですね(^^)

[Manideさん · 2024/03/31]

aoiさん、こんばんは〜

見ちゃったんですね。
今日、怖くて眠れなくなるんじゃないですか(^^)

私の中学生の子どもがみてきて、グロい、怖いといっていたので、勝手にビミョーなイメージを持っていましたが、ホラー好きにはいいみたいですね。

[aoi-soraさん · 2024/03/31]

春休みということもあるのかな
見事に若い子ばっかりでしたよ
それも中高生って感じ
私も娘に誘われたのですが^⁠_⁠^
原作はミステリーなのかな？
って認識でしたが、映画は完全にホラーですよ
エンディングであんなに場内がざわつくのは珍しいと思う…
ホントに、ザワザワザワってなったの

寝付きには自信があるので、きっと大丈夫です(*^^)v

[Manideさん · 2024/03/31]

桜バージョンですね♪
今日、桜見に行きましたが、まだまだ近所は咲いておらず、来週が見頃そうです(^-^)

もう4月ですね〜
また、頑張りましょう〜
おやすみなさい

[111108さんの感想 · 2022年6月27日]

身近な物を分解し見立ててできた小さな世界。「あんな物に変わるんだ」という驚きとちょっと笑えるような変身後の姿。じっと見てるとミニチュアの人達のざわめきが聞こえてきそう。入れ子式の本の中に自分も入ったような不思議な感覚になった。

[☆ベルガモット☆さん · 2022/06/28]

111108さん、こんばんは！

数年前に田中さんのミニチュア展を観て感激しました☆
大人も子どもも皆笑顔で素敵な空間でした
あのグッズがこんな世界に？！と、どの作品も楽しみながら驚かされます
タイトルが素敵だったりします
ミニチュアの人達のざわめき、本当に聞こえてきそうですね
凝縮された世界に入り込んで、不思議な感覚が味わいたくなりました
読みたい本候補にしようと思います

[111108さん · 2022/06/28]

ベルガモットさん、こんばんは。
コメントありがとうございます♪

田中さんのミニチュア展観に行かれたのですか。楽しそうですね！私は鉄道のジオラマとかドールハウス的なのを見るのが楽しくて、もし自分がその世界に住んでいたら‥と妄想したりします。

この本は田中さんのお得意の？見立ての世界で、自分が普段使うモノとジオラマの世界が混ざり合って自分はどっちだっけ（モノを使う側の人かジオラマの中の人か）？と頭が混乱するような感覚になりました。
ベルガモットさんもぜひ味わってみて下さい。

[湖永さんの感想 · 2023年4月24日]

くみたてる　ということがよくわかる絵本。

身近にあるものが、こんなふうになるんだよと
分解された状態から組み立てるまでを絵で表現されていてわかりやすい。

そうして　できあがったものをいろんなふうに使う。

ページをめくるたびに複雑になるのだが、楽しさも倍増する。
遊園地を模したページは最高にテンションが上がる。
たくさんの人の動きも細かいゆえに伝わってくるものがある。
見る楽しさもあり、作りたいと思わせるワクワクもある。

[fukayanegiさんの感想 · 2022年8月21日]

ミニチュア写真家、見たて作家、田中達也氏の絵本。
写真としての作品にはない（ないことがそれはそれで良い味を出すのですが）セリフやストーリーが明示的に組み込まれた拡張的作品。

もともと、そこここで会話が飛び交っているかのような作品世界なのだが、ああやっぱりこんな会話なんだなぁと。

それにしても、この1シーンのために作られたわけでなかろうミニチュア人形がポーズ、周囲の人物達との距離感含め、完璧なまでにシーンに溶け込んでいるのはどういう才能の為せる業なのだろう。
ものすごく時間を掛けてこだわり抜いた配置なのか。
制作時間が気になるところ。

[ehon museumさんの感想 · 2023年1月8日]

作者はメディアに何度か取り上げられていて存じていたが、絵本にも進出されてうれしい限り。
大人に限らず、子どもたちも身近な小さなモノが見せ方によって、大きく違うモノに変わるこの絵本に興味を覚えるのではないか。
今回のこの絵本も、絵本屋さん大賞の上位となったことにも納得の出来栄え。

[☆ベルガモット☆さんの感想 · 2022年7月13日]

うわあ、ページをめくるたびにわくわくします
色鮮やかでうつくしい

もともとの素材がなんだったのか一瞬わからないくらい、新しい世界ができている

ガリバーになったような、小人側になったような不思議な感覚にもなる

まさかめがねが夏の風物詩風に様変わりするとは！
コッペパンが食べたくなっちゃう
他のミニチュアシリーズも見てみようかな

[111108さん · 2022/07/13]

ベルガモットさんこんばんは！

そうそう、わくわくする本ですよね。あまりにもなりきり？過ぎて元が何だったか一瞬わからなくなりますね。

ガリバーになったような、小人側になったような←う〜ん素敵な表現ですね♪
他にもシリーズあるんですか？私も探してみます。

[☆ベルガモット☆さん · 2022/07/13]

111108さん、こんばんは☆

早速のコメントありがとうございまーす。
モノを使う側の人かジオラマの中の人か、という表現も素敵です～
鉄道のジオラマがどんどんにぎやかになっていく様子も面白かったです(^^♪
素敵な本を紹介してくださってありがとうございました！

[ちーママさんの感想 · 2022年6月26日]

ミニチュアの作業員たちが、分解した洗濯ばさみのパーツで作ったものは、ブランコ。歯ブラシを組み立てて、街灯に。眼鏡を組み立てて、プールに。セロテープを組み立てて、プールの飛び込み台やファーストフード店に。楽器を組み立てて、遊園地に。ホットドックや海苔巻きは、列車に。最後は「くみたて」の本を組み立てて、山に。町の完成。
見慣れたものが別のものに見えてくる写真絵本。（３６ページ）
※こうきたかと、完成品を見るのが楽しい。作業員の動きや町の人たちの様子の細かさに感心する。最後の方で、作者の黒田さんが、腕組みして監督しているのも楽しい。

[ちゃろちゃすさんの感想 · 2023年5月24日]

子供が本選びに気をとられている間にふと目にして立ち読みしました。
買ってません、ごめんなさい。

青山美智子さんの本の表紙でおなじみのミニチュア作家さんです。

いやー、発想力と創造力がすごい。←語彙が少なくて悔しいです。
洗濯ばさみをくみたてるのかと思ってページをめくると、洗濯ばさみじゃないんですよ！表紙のように、洗濯ばさみがブランコになるんですよ！
その他、メガネや楽器や文房具が全く違うものに変身するので、何になるんだろう？と期待しながら読み進みます。
そして自分が想像もしなかったものに変身するので、以前流行ったアハ体験のような、ひらめき～(ノージーのひらめき工房風)を感じられます。

[shuwachoさんの感想 · 2022年11月6日]

Instagramで楽しんできた田中達也さんの世界が絵本に！
小さな作業員たちが試行錯誤しながら組み立てたものとは。

表情が描かれているわけではないのに、会話まで聞こえてきそうな不思議。
組み立てている様子が、田中達也さんの頭の中みたいで、これをこうしたらと考える楽しさが伝わってくるよう。
食べ物がリコーダーと混在しちゃうのは、あれ？って感じだけれど、最後のページのワクワクに吹き飛んだ。

[せりぐまんさんの感想 · 2024年3月3日]

面白い。
幼児も小学生も大人も楽しめる。
美術館で展覧会をしていて、作者のインタビューが映像で流れていた。
「見立て」は日本人が古くから楽しんできたものだという。確かに。
すごくよく考えられていて作者の想像力と創造力に脱帽だ！

著者プロフィール

ミニチュア写真家・見立て作家。
1981年熊本生まれ。2011年、ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てるアート「MINIATURE LIFE」の活動をスタートし、Instagramのフォロワーは290万人超（2021年6月現在）。主な仕事に、2017年NHK連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバック、日本橋高島屋S.C.オープニングムービーなどがある。「MINIATURE LIFE展 見立ての世界」が国内外で開催中。著書に『MINIATURE LIFE』『MINIATURE LIFE2』（水曜社）、『Small Wonders』（日販アイ・ピー・エス）、『MINIATURE TRIP INJAPAN』（小学館）など。

About the Artist
Tatsuya Tanaka is a miniatures artist and re-imagining author. Born inKumamoto, in 1981, Tanaka launched his MINIATURE LIFE projectthat re-imagines everyday objects from a miniature’s perspective in 2011.
As of April 2021, he has more than 2.8 million followers on Instagram.
His main works include the title backgrounds for the 2017 NHK serialdrama Hiyokko and the opening movie for the Nihombashi TakashimayaShopping Center. Tanaka’s publications include MINIATURE LIFE andMINIATURE LIFE 2 from SUIYOSHA Publishing Inc., SMALLWONDERS from NIPPAN IPS Co., Ltd. and MINIATURE TRIP INJAPAN from Shogakukan Inc.
(本データはこの書籍が刊行された当時のものです)

「2021年 『MINIATURE LIFE at HOME』 で使われていた紹介文から引用しています。」