すいどう (かがくのとも絵本)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 436
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834086867

作品紹介・あらすじ

ふだん使っている水道の水はどこからきてどこへ流れていくのでしょう。山に降った雨が川となり、川の水が取り込まれて浄水場を経て水道管を通り各家庭へと送られてゆきます。台所やお風呂、トイレなどそれぞれの用途で使われた水は下水となり川に戻され海へと流れていきます。海の水はやがて蒸発して雲となり雨になって山に降り注ぎます。水道を通して私たちの暮らしの中で使われている水の流れをわかりやすく描きました。

感想・レビュー・書評

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  • 地面から水がふきだしてる
    水道管に穴があいたんだね
    水道管はみんなが使う水が流れているパイプのこと
    地面の下は、水道管がつながっていて…。
    水道の水が送られてくる仕組みがよくわかる。

    雨は恵の水とも言われるのも頷ける。

    これから梅雨
    そして夏、日照り続きで水不足とならないことを祈りたい。

    生活には欠かせない水。
    水が流れる仕組みをわかりやすく絵と文章で説明しているかがくのとも絵本。
    4歳から読み聞かせにも良い。

  • 地面から水が吹き出している。水道管に穴が空いたんだ。
    工事のおじさんたちが地面に穴を開けて修理を始めた。
    地面にある水道管を知ったことから、水道のしくみ、汚れた水の処理と行方について知っていく科学絵本。
    水の循環についての学びを得られる。


    しかし!!!
    残念なことにこの本にはいくつかの問題点があるように思われます。

    ・川の水の色がグレーなので、道路かと見間違いました。
    ・5階建ての建物の上に受水槽がない。これで水圧だけで水が届けられるのか?
     調べてみたら、3回以上には必要(水道法)と書かれていました。
     上に水槽を描くだけなのになんで描かれなかったんでしょう。残念です。
    ・火事の時の取水は、上水道から取っているの?という疑問が起きましたが、これは半分正解でした。
     防火水槽からも使います。
     「すいどうかんから おくられてきたみずで ひを けしています」は、間違いではないけれど、誤解を招きそうです。
    ・下水の絵に排水トラップがない。
     これはないとまずいでしょう。なぜ省略されたのか謎でしかありません。
    ・トイレの水は下水で流れないと思うんですけど???(調査中)
     この絵のとおりだと、家の庭にトイレの汚水が見える場所があるということになってしまいますが、衛生上問題になりませんか?
    ・「工事のおじさん」は、今では職業性差別につながりかねない表現。「工事の人」で良かったのではないでしょうか。

    ということで、水の流れる仕組みがよくわかっていい反面、正確ではない情報も与えかねない残念な本というのが私の感想です。
    「かがくのとも」なのに。

    なんとなく読むにはいいのかもしれませんが、子どもは思わぬところを見ているので、正直オススメいたしません。

  • 『かがくのとも』からハードカバーになった傑作。
    表紙をめくるといきなり水道から水が吹き出している。
    ニュースでしか見たことのない光景!
    そこから始まった水道って何?の疑問に答えるように、ページをめくるとどんどん世界が広がっていく。
    12~13ページは前のページの見開きに戻って、これはどこ?なんて聞いてみたら、子供たちはすぐ見つけた。
    簡単だったかな?

    下水道も後半では登場。網の目のように張り巡らされた上下水道、そして自然へ。
    壮大な水の旅が楽しめる。
    本書と併せて下水道や水道の博物館、施設見学もぜひおすすめしたい。
    東京だと、水道歴史館(2024年9月末まで休み)、水の科学館、虹の下水道館、旧三河島汚水処分場喞筒場施設(いずれも無料)等。
    大人も社会科見学のようで楽しい。

  • 4歳からおすすめ。
    科学絵本として、読み聞かせに強くおすすめしたい。
    蛇口をひねると水が出るという、テーマが身近なこと。
    自然と生活とのつながりを学べる。
    子どもにもわかりやすい説明文。
    シンプルで、見やすい絵。

  • 勉強になるわぁ。何気なく使っている水。下水の説明ができる大人って意外と少ないのではないか。身近なことに、「どうなってるの?」と興味の芽を育ててくれる。

  • わかりやすく子供に伝わる(6才)

  • とても分かりやすかったです。

  • 1y10m23d
    勉強になってすごくよかった。
    普段使っている水道の水がどこから来ているのか、使った水はどこへいくのかが知れる科学絵本。
    今は読み聞かせでじっと聞いているだけだけれど、もう少し大きくなったらまた一緒にら読み返したい絵本。

  • これは、読みたい。普段蛇口の先のことなんか考えたことないよね?視点が変わるかも

  • 家のちかくのふたをあけると、きかいがあって、そのメーターを見たくなった。

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著者プロフィール

百木一朗 1951年京都市生まれ。京都教育大学特修美術科卒。工業デザイナー、造形作家。1980年、奈良県生駒に「一風工房」設立。著書に『ハンドワークノート』(共著、プレイガイドジャーナル社/現在品切)『直す現場』(ビレッジプレス)がある。「かがくのとも」の作品に、『パンクしゅうり』(1986年11月号)『かざぐるまの くに』(永田智子・絵、1996年2月号)『くつのうらは ぎざぎざ』(2011年7月号)(現在品切)があり、本作で4作目。奈良県在住。

「2022年 『すいどう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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