悪い夢のそのさき… (集英社ホームコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834232691

作品紹介・あらすじ

家出した父親の部屋は、大人気ゆるキャラ・タマッシーのグッズで溢れかえっていた。残された地図に記された場所で待っていたのは…? 可愛さとグロさのギャップ。想像力を触発するオチ。うぐいす祥子の脳汁が詰まった10編を収録した短編集第2作! 本当の悪夢は、読み終えた後から始まる…。

感想・レビュー・書評

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  • スプラッター、化け物系のおどろおどろしいホラー。短編集だからか、話毎に雰囲気が結構違って面白かった。どれも割りと後味が悪い…最後の方で救いがありそうで、なかったときの怖さよ!タマッシーは、結局なんだったんだろう…

  • いきなり、ディスりから入る訳じゃないが、相変わらず、酷いな
    グロの描き方が、私の好みにドンピシャすぎて、怖いくらいだ
    怖い作品を夏に読んで涼しくなるってのも一つの手だとは思うが、一漫画読みとして、この『惡い夢のそのさき・・・』も含めて、うぐいすorひよどり祥子先生の作品はお勧めできないな、正直
    ゲロとションベンが出まくって、脱水症状が起きる可能性が大だ
    そういう書き方されると、余計に読みたくなるなぁ、って人もいるだろうが、私は責任を負えないので、あしからず
    ここ最近、ふと知ったのだが、ホラーは命にかかわる、オカルトは命に関わらないって区別になっているらしい
    となれば、この『惡い夢のそのさき・・・・・・』はホラーになり、テラーでもあって、なおかつ、「あらら~」って感じなのか
    どの話を読んでも、間違いなく、悪夢を見る羽目になるだろうな
    不眠症になっちまったら、うぐいす祥子先生を訴えちゃってもいいんだろうか
    いつもなら、お勧めの話を三つもしくは一つに絞るんだが、今日は時間と気持ちに余裕があるので、10話すべてに一言の感想をつけてみよう
    『ぼくとタマッシー』
    街中で見かける事が多くなった、ゆるキャラを見る目が変わっちまいそうだ
    『古屋の染み』
    ちょい興味はあるな、プラネ・アングイッラのフライ。どうせ喰うなら、新種の巨大平鰻だ
    『彼女のスーツケース』
    ありえない、と思いながらも、異様な現実感がある
    『私の友達』
    うぐいす先生の、こういう、怖さの中に、ちょっとした笑いをブッ込んでくるスタンス、私は嫌いじゃない
    『雨の夜の降霊祭』
    母親ならば、亡くなった息子を静かに眠らせてやるべきなんじゃ、と思うのは私が独身の男だからか
    『恋の亡霊』
    まさかの事態に絶望したくなるのも解かるが、守りたいものがあるなら、泣いている場合じゃない。本当に、クソ野郎を呪い殺す事が出来るように、努力あるのみだ
    『囚われ人』
    きっと、吸血鬼は絶滅しなかったんだろうな。見知らぬその他大勢の為に死ねる奴は、滅多にいるもんじゃない
    『同級生』
    人真似をして何になる、自分だけにしかない武器を磨け、と言ったところで、自分を失くしても痛痒に感じない人には届かんのだろうな
    『旧友』
    まさかのオチに、開いた口が塞がらなくなる。ある意味、最もおっかない
    『死体と暮らすな子供たち』
    意外に、弟の方は、すんなりと両親を殺された恨みなんか忘れて、このお兄さんに懐いて、ゾンビの効率的な殺し方を教えてもらいそうだな
    ストーリーそのものは良かったのだが、さすがに、台詞の方が如何せん、グッと来ないので、他の作品で泣く泣く諦めた候補の台詞を挙げさせてもらおう
    今回、私が推したい台詞は『[文庫版]SKET DANCE』から選ばせてもらった
    基本的に、やる気に欠け、教師としての威厳も皆無なチューさんだけど、言うべき時は、しっかりと言ってくれる
    何だかんだで、人生経験の豊かさが出るんだよな、誰かを応援する言葉には
    ホント、彼がスケット団の顧問で良かった、と思った
    頑張る、それ自体は良い事だし、積極的にすべきだ
    しかし、悪い空回り方をして、自分の短所よりも目立つ良い所まで消してしまっちゃ、本末転倒だ
    人間、完璧にはなれない。だからこそ、少しでも、自分の理想とする自分に近づこう、と努力が出来る
    個人的には、短所を失くすよりも、長所の強化に重きを置いた努力をする人の方が好きだ
    きっと、うぐいすorひよどり祥子先生の作品を、つい読んじゃうのも、先生が努力してきた人だ、と感じられるからか

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著者プロフィール

代表作に『死人の声をきくがよい』(ひよどり祥子名義)、『悪い夢のそのさき…』、『フロイトシュテインの双子』、『闇夜に遊ぶな子供たち』。

「2021年 『ときめきのいけにえ(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

うぐいす祥子の作品

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