- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834253474
作品紹介・あらすじ
今こそ必要とされる2600年前の瞑想修行!
毎日とにかく忙しすぎるし、競争が激しく心が安らぐことがない。祖国や世界の政治状況を見ていても怒りが湧くことばかりで、心が乱されることが多い。
ついでに、映画作家などというヤクザな商売をしているので、経済的な不安も常に抱えている。
そういうストレスを少しでも軽減し、心の平静を保つ必要性を感じていた。―本文より
2600年前ブッダが実践したという瞑想修行に参加した映画作家想田和弘による10時間×10日間のルポルタージュ。
スマホもパソコンも財布も預けひたすら座って修行する中で、著者は驚くべき貴重な体験をし、考え方と生き方を大きく変えられてしまう。
「週刊金曜日」の好評連載、待望の書籍化!
【著者略歴】
想田和弘(そうだ かずひろ)
映画作家。1970年栃木県足利市生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学科卒。米国スクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科卒。
日米を往復しながら、台本やナレーション、BGM等を排した「観察映画」というドキュメンタリーの方法を提唱・実践。
監督作品に『選挙』(2007)、『精神』(2008)、『Peace』(2010)、『演劇1』(2012)、『演劇2』(2012)、『選挙2』(2013)、『牡蠣工場』(2015)、『港町』(2018)、『ザ・ビッグハウス』(2018)、『精神0』(2020)等。国際映画祭での受賞多数。
著書に『精神病とモザイク』(中央法規出版)、『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社)、『カメラを持て、町へ出よう』(集英社インターナショナル)等がある。
感想・レビュー・書評
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短くて読みやすかった。瞑想合宿、行ってみたいなあ。
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180
やってみたい -
この本、誰かが紹介されていて知った。どなただったかな?
え?牡蠣工場の想田和弘さん?なんか結びつか〜ん。と思って興味を持った。
なんでも週刊金曜日に連載されていらしい(週刊金曜日ってそんな雑誌やったか?芸風変えたのか???)
ちょうど注文していた本を受け取りに行く用事があったので近所の本屋に行ったら、その本屋にこの本があった。
で、買ってみた。
ゴエンカさんのヴィパッサナー10日コースは実は仕事をやめた頃に申し込もうとしたことがある。でも10日も黙ってたら死んでしまうわと思って申し込まなかった。その後、ブッダガヤで出会ったアヤシゲなお兄ちゃんが語るヴィパッサナー体験もなんだか心に響かず、それって単にシネーじゃね?と感じられ、わりと興味を失ってしまっていた。
だけど身近には何人かヴィパッサナー体験者がいて、その人たちはみんなヴィパッサナーをすすめてくれる。う〜ん、そんなにすごいのか〜。
はてさて実際10日間コースってどんなんなんやろか?と思っていた。
想田和弘さんなら、透徹した眼でそれを見たまま叙述してくれるに違いない。
と思って読み始めたら、これが非常におもしろい。
想田和弘さん個人の瞑想体験が淡々とつづられていくだけなんだけど、非常におもしろかった。
つか、基本的にはリンポチェ方が語ってはるのと同じやんか。手法が違うだけで。誤解してました、ヴィパッサナーのこと。
最後のところで後書きのように書かれている想田和弘さんの「転向」ぶりもものすごくおもしろい。なんかほんとに人間が変わったようだよ想田和弘さん。←これをご本人が目にされたら「転向なんてしていない。これまでと方法を変えようと思うだけ」ときっとおっしゃるだろう。
ゴエンカさんのヴィパッサナーおそるべし。 -
・ヴィパッサナー瞑想
ブッダが2600年前に実践した究極の瞑想法
日本でも体験合宿やってるみたいで行きたい
心と体の健康だけじゃなく、苛つきや僻みの元となる感情をどう脳内変換するかの転換
「無」という状態になることがこれだけ難しいことに驚き。日頃 自分の頭の中が忙しなく、常に何かを考え想像していることが悪いことではないが。
嫌悪感は本来は感じなくてもいい身勝手な感覚なんだと思った。 -
映画作家である著者が10日間のヴィバッサナー瞑想の体験で起きた心や身体の変化を克明につづっています。
ヴィヴァッサナー瞑想で体験する内容は一人ひとり違うけど深い所では全て同じもので繋がっているとも言える。
読んでいると自分自身もヴィバッサナー体験をしているような不思議な感覚があった。
瞑想に関する体験記としては非常に良書だと思います。
とてもおすすめです。 -
いつか行きたいヴィパッサナー瞑想体験記。著者の言うとおり極めて個人的な内容なので、あくまで参考。著者は山形で講演を聞いたし「選挙」も観て信頼しているが、それでもこれは体験してみないと分からないな。サラリーマン人生の中でその機会が得られるだろうか…。