また明日会えるよ (アイズC.Bloom)

  • 集英社
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本棚登録 : 261
感想 : 14
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  • 本 ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834265293

作品紹介・あらすじ

ヤケ酒した日の翌日、見覚えのない一軒家で目を覚ました会社員の木村。泥酔し倒れていたところを介抱してくれたのは、その一軒家の持ち主・国島だった。落ち着いた様子の国島と温かい家の雰囲気に、木村は久しぶりに心の安らぎを感じる。その後、国島と会社で再会し同じプロジェクトに参加することになり、困惑しつつも交流を深めていく二人。次第に国島の存在がかけがえのないものになっていく木村だが…。
穏やかで朴訥な研究員×真面目で繊細な営業マンが紡ぐ、不器用で愛おしい大人たちのラブストーリー。
恋愛とは 恐ろしいものです

感想・レビュー・書評

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  • 「恋愛とは 恐ろしいものです」

    温かみのあるイラストとほのぼのとした雰囲気に惹かれて購入した。
    国島と木村が抱える過去の恋愛の傷の話や、素朴で優しく温かい彼らの会話が心に染み渡っていくように心地よかった。

    木村は自分の過去の話をする時「すみません。こんな話されても困りますよね」とよく言う。
    でも、国島はどんなに小さな話でも「興味あります」「それで?」と彼の話に真剣に向き合ってくれる。
    彼の言葉を遮ることもせずただ「うん、うん」と言ってくれる。

    国島:「木村さんはその人のこと大事にしていましたよ。」「その人は木村さんに愛されて幸せだったと思います。俺は…そう思います。」

    木村:「国島さんは僕にとって特別な人です。
    僕と友達になってくれてありがとうございます。」

    国島は決して雑に言葉を選ばない。万人受けするような言葉で相手と会話をしようとしない。
    コピペのような言葉は使わない。
    時には、なんて声をかけていいか分からず、言葉が出てこない場面もあったが何も言わずに木村の背中を摩っていた。
    ただの自分の言葉で相手と向き合う。

    目の前の人と言葉を大切にする人を私は心から尊敬したい。

    特別なことはせずとも、ただそっと隣に寄り添ってくれる。
    そんな国島に繊細な木村の心がほぐされていく。
    私は空気感が合う素敵な2人の関係が好きだ。

    異性や同性、それら以外でも性別関係なくお互いが好きと思える気持ちや、心救われる関係性は素敵だなとしみじみ思った。
    私には新しいジャンルの漫画だったが出会えてよかったと思えた作品だった。
    何度も読み返したい。

  • 一つ一つの描写にものすごく惹き込まれる作品です

  • 国島さんがね、木村さんの話を聞く時に「そうなんだ」とか「どうして?」とかじゃなくて相槌が「はい」なの。
    とにかく相手の話を遮らず最後までちゃんと聞くの。本人の言葉で相手のことを知りたいんだなきっと。
    2人の空気感が好きだ。ほんと最高。出会えて良かった作品。

  • BLは、現実のゲイの人達とは全く別ものの、ファンタジーだと私は思ってるんだけど、時々こういう、ひょっとしたら本当にあるかも、と思わせるようなリアリティがありつつ、月並みではない、大人なのにピュアで心が洗われるような作品があって、BLにはまって本当に良かったと思う。
    作者さんの他の作品も読みたくなる。

  • 何度も何度も読み返していて、世界のなかに実はあった優しさとか愛おしさとか、幸せになる可能性とかについて考えてしまう。幸せにはたまにズタズタにされるけど、その幸せを探して、求めて、欲しがって、幸せになっていくひとたちの姿はなんていじらしいのか。狭い世界の気まずさと、逆にその安心感と。語られてきた物語のようなのだけど、何か、この作品が持つ色、香り?なにかとくべつなものをかんじ、とても好きな本。

  • 真面目な二人のお話、良きでした。
    ずっとその穏やかな幸せが続きますように…と、読み終わった後、ほっこりしながら願っちゃう、そんな感じ。

  • めちゃめちゃ良い!!
    噂通りすごく良かった
    カップリングがいい!
    二人の性格や雰囲気が合っている
    最近エロ重視に飽きているのかも
    定期的にくるBLと距離を置きたい症候群は回避できそうだ。

  • 空気が美味い

  • 【俺……寂しかったです。木村さんに会いたかったです。すごく(国島)】

    エロス度★

    国島と木村が紡ぐリーマン同士の不器用な恋物語。゚(゚´ω`゚)゚。

    2人の距離が〝友達〟から縮まっていく様子がほっこりしたりピュアだったりするのが尊く、最初は木村に苦手意識を持っていた国島が彼の事を知れば知るほど変わっていく認識、そして失恋を引き摺っていた木村が国島が側にいてくれたことで前に進めるようになるのがたまらなかったですପ(´‘▽‘`)ଓ♡⃛

    個人的には2人の表情の描写がとても大好きで、木村の笑った顔や赤面した顔が可愛かったり、ちょいダウナーっぽい国島が木村に向ける顔の機微な変化などがよかったです⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾

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