- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834274509
感想・レビュー・書評
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文庫版全7巻、読了。
B6版全10巻を持っていますが、昔大好きだった作品で、文庫発売と知り思わず購入してしまいました。
少女漫画らしい可愛い絵に、乙女ゲームの様な設定ですが、ユニコーン達の抱える問題が深く、主人公と一緒に考えさせられます。
文庫は絵が小さいので、これから読まれる方は、B6版の方をおすすめします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この先生の繊細な絵が大好きで、文庫本化する前のを全巻持ってます。
(表紙絵があるので、こっちでレビューします)
綺麗で乙女な雰囲気とは裏腹に、テーマが意外と固いし、その内容も賛否両論ありますが、最後は結構しっくりとした終わり方で好きです。
余談ですが、パナの続編(殆ど打ち切り状態ですが…)も読みたいです。 -
設定もとても「少女漫画」らしいなーという感じですが
実際ちゃんと読むと結構難しいです。
登場人物のユニコーン達が抱える問題が全体的に重くって、
戦争とか、宗教とか、性癖、差別、虐待…などなど
様々な国、時代に生きるユニコーンたちが抱える悩みを、
ヒロインである乙女コーニーは、どうやって解決していくのか。
そういったお話に乙女ゲーム的な要素をひっつけた感じです。
恋愛漫画にみせかけた何か別のものを読まされているような
感覚にもなりますが、でもやっぱり面白いので今でも好きです。 -
飯田晴子さんの絵がとっっっっても好きです。
アンジェリークを思わせるような、イケメン達に囲まれる聖なる乙女候補のコーニー。真の聖なる乙女となるために、男性と力を合わせて数々の試練を超えていきます。
ただの逆ハーレムではありません。哲学的なことを考えたり、宗教的なことを考えたり、最終回のまさかの事実は泣いてしまいそうになるくらいでした。
絵柄、コマ割など人を選ぶものなので、万人受けはしないでしょうが、私はずっと好きです。 -
B6版(角川書店) 全10巻
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1996年11月に発売されたコミックの文庫版です。
文庫版が発売されたのは2009年10月です。
13年も前の絵にも関わらず、そんなに古さを感じないのは何故でしょうか。
十代に読んだものなので、とても懐かしく、ついつい購入してしまいました。
やっぱり懐かしい…。 -
ずいぶんと前に、普通の判型のコミックででていたときに買ってました。
氷室冴子さんの「銀の海金の大地」挿絵でファンになり、美しい線と色遣いに魅せられていたのですが、残念ながら今は漫画は描かれてないらしい。
ほんっとーに残念!
でも、文庫化で、表紙が書き下ろしなので買ってしまう。。。
内容は、・・・わたしはゲーム関係詳しくないのでなんともいえないんですが、このまんま乙女系シュミレーションゲームになっちゃうような設定、ですよねぇ。 -
飯田晴子作品を読むのは、もうどれくらいぶりになるのか…思い出せないくらいにゴブサタ。某小説の挿絵で作者を知って以来、その透明感のある綺麗な絵が大好きだったんですが、一時期マンガから遠ざかっていたせいでこの作品の存在を全く知らず、文庫になっているのを知って、どんなもんかと試しに1巻だけ買ってみた次第、なんでございますが。――なにこれ面白いじゃない! なんで一緒に2巻を買わなかった自分! と、ちょっと後悔。私が知っている頃の絵柄とは少々変わった気もしますけど、相変わらず美しいし、しかも美男子ばっかり登場するのは、とても目の保養♪ そして、ユニコーンとか普通に存在している、こういう幻想的で神話的な世界観もmy好みです。「純粋なる少女」から「聖なる乙女」へとステップアップするためには“真実の愛”に目覚める必要があり、その手段として、七色のユニコーンの力を集めなければいけない、…という、あからさまに“逆ハーレム”なストーリーは、いかにもオンナノコが好きそうな設定ですよね。つか、そこらへん、かの『アンジェリーク』を髣髴とさせますが――とはいっても、私『アンジェ』はゲームも漫画も全く知らない人間なので、そこらへんはあまりツッコミ入れられるワケじゃないですが、…まあ、これはこれで“別物”として差支えないんじゃないかと。きっと最後には、得た七色ユニコーンの誰かと結ばれてハッピーエンド、になるのが…特に現段階では、最初に会ったロビン様と結ばれてくれるのが鉄板だと思いますが。1巻だし、まだまだストーリーは序盤。これから“真実の愛”を得るためどんな風に物語が展開していくのか、まだ「純粋なる少女」である主人公コーニーの成長が、とても楽しみです。