邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (ホーム社書籍扱コミックス)
- ホーム社 (2018年8月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834284874
感想・レビュー・書評
-
絶妙なラインの映画ばかりを女子高生が紹介。
一般的に名作と呼ばれているものではなく。
かといって、全く知られていない映画でもなく。
基本褒め専なのもいい。(映子さんは純粋に褒めているけれど、それを書いてる作者は褒めてないのかもしれない)
映子さんを見てると、人は、好きなものを好きなだけ、好きなように、好きでいていていいんだな、と、あらためて感じる。
こんなふうにプレゼンしてみたいな。
たとえ、邦キチと評されようとも。 -
こんな風に「思わず観たくなる」レビューが書けたらサイコーなんだけど。
毛色が違った映画が好きで(でも名作も好き)レビューも書いてるけれどネタバレにならないように、でも興味をひくように書くのってすごく難しい。
それを漫画としても面白く読めるよう描いているのが素晴らしい。
とりあげられている映画のうちの幾つかは実際観ているけれど、穿った見方をせず素直に「スゲー」「なんかおかしい」って感想でも十分なんだなあと思った。 -
邦画大好き少女の暴力的なプレゼンと、部長のツッコミが癖になる。
1話目『実写版 魔女の宅急便』からすでに強烈!
部長と同じく気になってしまったら買い!どの映画も「うわあ!見てみてえ!」ってなる。
「クライマックスで星野源が全裸で走り回る」
「隣の住人が変な香川照之だったのです!!」
「呪いのニコ生主の呪いのニコニコ生放送の閲覧者が次々と死んでいく」
「ライダーと暴れん坊将軍が共闘する」
パワーワード多すぎなマンガだわ! -
主人公は「映画について語り合う若人の部」部長の
小谷洋一君(17歳)、
部長を悩ます新入部員のある意味ぶっとんだ女の子、
邦吉映子ちゃん(あだ名は邦キチ)が
痩せててポニーテールでいつも言葉遣いが馬鹿丁寧で
可愛いの。
絵が一昔前の少女漫画風でそれも楽しい。
「部長を実写化するなら」、
「辻邦キチ」(辻斬りの邦キチ版)、
とか読み逃がせないおかしなシーンがいろいろ、
また、邦キチに
「部長はネットの意見を鵜呑みにされるのですね」と
言われ、部長さんがとてつもない敗北感に襲われるシーンは声に出して笑ってしまった。
なんだかわからないぐらい、
変な邦画のおかしな知識が増えていく…。
でも出てくる人みんな優しくて良い人だから和みます。
邦キチが違う部に行ってしまったと思い落ち込む部長さん、でも…のシーンにほのぼの…。
2巻出ないかな~? -
「映画について語る若人の部」
なる研究会のひとり部長、小谷。
ついに待望の新入生がやってきた。
彼女の名は邦吉映子。
しかし、彼女の好みは
常人と同じではなかったのでした。
いやいやいや…。
えっ、そんな邦画あったの!?
みたいなタイトルが次々に出てくる。
この1巻目で14作が紹介されますが
どれも見たことがねぇわ!
(知ってるものはありました)
話もだけど、絵柄がなんか昭和。
後半、アジア映画好きのメンバーも登場。
さらにカオスな感じで続くぞ! -
すごく面白いのに紹介されてる映画を是非観たいという気持ちにならないの、逆にすごくない!?
-
ヤバいヤバいヤバい!めっちゃ面白い!
知らない邦画のオンパレードなんですが、知らなくても面白いし、むしろ一周回って観たくなる! -
自分で映画を観るのが苦手なのだが、他人のプレゼンとか感想を聞くのは好きな私にとってはまさにどストライクの作品。
映画を独自の目線で語り倒す邦画マニア・邦吉映子、通称「邦キチ」が、「映画について語る若人の部」部長の小谷(ごく普通の映画好き、ナルシスト)相手にクセ強めの邦画を1話完結式に紹介する…というシンプルな構成。
2本目で触れられた『神様のパズル』の「豪雨の中コハダの寿司で自殺を止める」というくだりが大好き。
5本目『箱入り息子の恋』クライマックスだけでも観たい。『フレフレ少女』のコスプレ映子さんがシュールでかわいい。
11本目『クリーピー 偽りの隣人』は普通に観てみたいくらい興味が湧いた。映子さんのあの絶妙に不審な立ち方はやっぱり香川照之の演技オマージュ?
14本目『ドラゴンボールEVOLUTION』は公開当日に観に行ったな…としみじみ。やっぱヤムチャには度肝抜かれましたね。ドリル持ってたし。ラストでちゃんと肩まで布団かけて横たわるピッコロの図も未だに鮮明です。
映子さんみたいな子がいたら好きになっちゃいそうな気がする…短いポニテがキャラに合ってて良い感じ。
これはまだまだ続きが読みたい!
1刷
2021.7.17 -
凄い!これは一種の暴力だ!映画を使った暴力だ(笑)
本作は映画語り系の作品なんだけど、語っている内容が悉くヤバい意味で突っ込みたくなる部分ばかりだ!
余程慎重に綿密に作った作品でない限りはどこかしらにツッコミどころを見つけられるのが映画という分野なんだけど、本作に登場する映子もとい邦キチは若干微妙なマイナー作品のツッコミどころを嵐の如くぶっ込んでくる
恐らくその作品を通しで見ていれば呆れ果てて考えるのを辞めてしまうだろうツッコミどころもこうしてピックアップして話されることで笑う他ないギャグにしか思えないのは類を見ない展開!
また、もう一つの特徴として邦キチは「つまらない作品」と思って紹介しているのではないんだよね。本人としては最高に面白い作品を紹介している気でいる。だから本作は「ツッコミどころ紹介」ではなく「プレゼン」になる
そして「プレゼン」であれば邦キチの話を聞いている部長のように読者はリアクションを返したくなる。まあ、本作の場合のリアクションってツッコミ以外存在しないのだけど
本作で紹介される数々の映画については思わず「一体どうなってるの!?」と気になってしまうのだけど、実際にその作品を見たいという気持ちがひとっ欠片も湧いてこないのは不思議かも……いや、全然不思議じゃなかったわ
でも気になるわ。仮面ライダーと共演する暴れん坊将軍とかめっちゃ気になるわ
一方でこの作品を読んで思わず気付かされたのは映画の評価をネットの意見を鵜呑みにしすぎていたかも知れないという点。確かにネットで「失敗作」みたいな評価を読んでしまうと見る対象から外してしまうのは良くない点だったのかも知れない
まさかこんな作品で気付かされるとは…… -
最高に面白かった!
いやキャシャーンもデビルマンも私も好きよ!
邦キチちゃんが映画はメジャー作品知らないのに俳優はきちんと把握している所が偉いと思う
ザボーガー見よう
コメント嬉しいです!
同じ日に映画版の『メタモルフォーゼの縁側』を観て、さらにそう思いましたよ。...
コメント嬉しいです!
同じ日に映画版の『メタモルフォーゼの縁側』を観て、さらにそう思いましたよ。
人にどう思われようが、自分がちょっと恥ずかしかろうが、好きなものは好き、と言えると、少しだけ強くなった気がします。
これからも地球っこさんは地球っこさんの「好き」に正直でいてください。
私も漫画の「メタモルフォーゼの縁側」で、うららの言葉
「好きなものを好きっていうのも 綺麗な人をうらやましいと思ったり 将...
私も漫画の「メタモルフォーゼの縁側」で、うららの言葉
「好きなものを好きっていうのも 綺麗な人をうらやましいと思ったり 将来はこうなりたいみたいのとか
そういうの全部恥ずかしい
疲れる
咲良くんは
自分の大事なものを大事にできてすごいね
私 咲良くんになりたい」
というのを思い出して、コメントさせていただいたんですよ。奇遇ですね!
私は惚れっぽいので、すぐに大好きになってしまうものが多くて(笑)、だからブクログでも「大好き!」と書くことが多く、そんなレビューが子どもっぼくて恥ずかしいと思ったりもしてたのですが…
でもやっぱり好きなものは好き!
これからも「大好き」なもので本棚をいっぱいにしたいと思います。
お返事、ありがとうございました。
うららちゃんのその言葉、もちろん、映画版にもありましたよ。
ものすごくよく分かるなーと思いました。
地球っこさん...
うららちゃんのその言葉、もちろん、映画版にもありましたよ。
ものすごくよく分かるなーと思いました。
地球っこさんは、惚れっぽいのですねー。
それもレビューをずっと拝見させていただいているので、分かるわー、と思ってしまいました。
私も好きっていうの、抵抗あるというか、恥ずかしいのですが、好きと言って何が悪い!と、開き直っています。
ブクログは「好き」の発散の場です。笑