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- Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835215792
感想・レビュー・書評
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家庭の事情、叶わない黄崎先輩への恋にぼろぼろになっていた光。
そんなときに手を差し伸べてくれたはずだった灰澤が、別の相手に「会いたい」と電話をしていた。
「先生にとっての僕は、愛人」
世界中の誰も自分の存在を望んでくれないと泣きながらも光は、少しずつ立ち上がっていく。
かなりどろどろとしたお話です。
一人のときはぐじぐじするくせに、頼っていい人の前では気丈さを保とうとする光が痛い。
めそめそするキャラクターはあまり好きではないんですが、光に関してはそういったキャラクター特有のイラッとさせる空気をあまり感じずに、話に入り込むことができました。
涙でぐしゃぐしゃになりながらも柊に会いに行くシーンは結構じんときた。
「ちゃんと泣かずにあなたの話せるように」
大泣き泣きしながらこんなこと言ってるのが最高にいじらしい。
ただ、そんな光に対して灰澤のキャラがいまいち微妙。
見た目や性格は結構好みなんだけど、ちゃんと好きなくせにどうして光を振り回すのかがわからない。
突き放してみたり、そうかと思えばバックで光を庇っていたりと、行動が意味不明。
黄崎の前でのいたぶるような態度は、いくら嫉妬してたとしてもなあ……あんた教師だろ。
これからは大人な態度で光ちゃんを守ってあげてねと切に願いたい。
本編が暗いだけに、ラストの光の「骨ばった大きな手がかっこよくて色っぽくて〜〜〜」というキラキラっぷりには救われました。
黄崎の番外編「Brother」もなかなか。
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