- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835216973
感想・レビュー・書評
-
この方の本は、はずれなし\(^o^)/
今回は 漫画家さんと 編集さんの お話メインでありました。
同時収録も全部良かった(*^^*)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
受けが少女漫画家っつー設定です。
-
■ソフトロマンティック
少女漫画家の朱夏は、デートシーンの参考に、と担当の健二に擬似デートに連れ出される。
だがそれは、妙なドキドキを伴うもので……
さりげなく甘いものばっかり食べる、ロマンティックな朱夏がかわいかったです。
「もともと好きだったんだろーな……
かわいいものとか
ぬいぐるみとかフリルとか
俺 ニューハーフとかに生まれ変わったらすごいと思う」
という台詞にちょっと受けた。
見た目や口調はクールっぽいのに、意外にロマンチストで子供。でも大人っぽい部分もある朱夏さん。
題名の通り、ソフトでゆっくりとした雰囲気と、きらきらした小道具がきれいなお話でした。
■ハードロマンティック
本屋でバイトをしている隠れ少女漫画オタクな瑛ニ(健二の弟)は、ひょんなことから同級生の和真が少女漫画家を目指していることを知ってしまう。
自分のことは棚に上げ、「黙っててやる口止め料」と和真を抱いた瑛ニ。
意外にかわいかった和真自身と、なぜ抵抗されなかったのかが気になって……
和真の台詞の一つ一つがかわいらしい。
結構エロいはずなのに、そうは見えないのも不思議でした。
あと本編もそうですが、番外編の「浅間兄弟の場合」がかなり好きです。
朱夏と和真、それぞれの幸せが伝わってきていい。
■彼に関するウワサ
ホモだという噂のある筒井。
そんな筒井が気になり、なにかとちょっかいをかける関谷。
いちいち乗ってくれるから脈ありだ、と期待したのに、好きだと匂わせたとたん、体目当てと思い込まれて……
気持ちが通じ合った後の二人の会話がすごく好き。
村上さん、一見クールでも実は……っていうキャラの書き方がすごくきれいだと思います。
「退いた?」
の一言がなー、なんかいいんだよなー。
■恋とバカに効く薬
「幼なじみじゃなく恋人同士になろうぜ」
「イヤだ」
好かれている自信があったのに即答され、挙句「絶好だ ばーか!」と怒鳴られた洋海。
だが、ちひろはそれからも、頻繁に洋海の家を訪れる。
おまえの考えてること、さっぱりわかんない……
これもなー、かわいいんだよー。
ものすごいありがちなんだけど、表情の一つとか会話の一つとか、そんなのがすっごくかわいい。
村上さんの描く雰囲気、結構好きです。 -
駆け出しのまんが家と編集者のお話と編集者の弟と同級生のお話がメインかな。いつ読んでもこの人は切ないシチュ、上手いなぁと思うのです。すれ違いがもどかしくて、でもそのすれ違いもいとおしくて大好き。
-
浅間健二(25才・雑誌編集者)×中河朱夏(22才・少女漫画家)。弟:浅間瑛二(高三)×本田カズマ(高三・少女漫画家が目標)。他に短編2つ。ニマニマ。かわいいお話ばかりで私の心は癒されます。サワヤカとも違うんだけど、なんか浄化される気がする村上作品です。