十六枚の告白 (ビーボーイコミックス)

著者 :
  • ビブロス
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本棚登録 : 58
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784835218236

感想・レビュー・書評

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  • 「好き」っていう気持ちを伝える9編の作品が収録されています。
    誰かを思う切ない気持ちや、
    あったかい気持ちがあふれている1冊だなぁ~って思いました(^^)

  • (感想)

    このタイトル「十六枚の告白」は
    原稿用紙十六ページで1つのストーリーになってて
    その中での告白って感じなのかな。
    なので短編の詰め合わせなんだけど、どの作品も引き込まれる。


    特に最後の「乾らし」と「雪騒ぐ夜」
    本編とその後お話なんだけど…

    大学時代、金がなくその教授に拾われた。
    それからお金の代わりに体を差し出してるんだけれど心がジメジメとしてる。
    教授からの言葉(お前だけ)が信じられない青木。
    金で囲われてる関係が嫌で逃げ出すんだけれど教授は…

    かなりの年の差
    教授だって本当に青木が好きなのに、自分の言葉は信じてもらえない。
    でもお金を渡してる間は自分と繋がってる。
    要するに不器用なんですよね。
    その教授の気持ちに青木も気付きハッピーエンドです。

    そしてその後のお話ですが
    教授はすでに亡くなってて、
    今は青木がお手伝いさんとだけ住んでる家に1人の少年が。
    毎日やってきては本を1冊借りて帰るようになる。
    そんな毎日が続いていくのですが会うたびにその少年は大人びていく。
    そうして気付くのが、彼の借りていく本は、
    過去に自分が教授から借りてた本の順番通り。
    その日現れた少年(青年)は誰?

    教授と暮らした16年の歳月。
    その少年は青木が教授に出会う前の、自分の知らない教授の姿。
    途中で少年が青木に尋ねるセリフは
    「子供欲しくなかった?」「ひとりでさびしい?」
    教授が青木本人に聞けなかったことなのかなぁと納得

    そして彼が亡くなる時にした約束「ぼくがいく時は会いに来て」…
    悲しいラストに続く内容になるのですが、
    教授はちゃんとその約束を守ってくれたのです。
    悲しいけど、とても幸せそうな2人でした。
    おかげで号泣(笑)

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