- Amazon.co.jp ・本 (131ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835440866
感想・レビュー・書評
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画も内容も凄すぎて、これを子供時分に読んだらぜったい忘れないのも頷ける。ビビ=美々。見える人々こそ大事なものが見えていないというアイロニー、いやはや。
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わからなくても、残る作品ってあるとおもう。これでブッククラブやったら、どうなるんだろう?
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ビビっときた!
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ブクログの談話室で「トラウマ本」と紹介されてたので、気になって読んでみました。頼んでもいないのに、勝手に7時間だけ「目開き」にされ、この世の地獄絵図と、もっとも美しいものとを見て、ふたたび暗闇の世界へと戻っていく子どもの話。これはたしかに子どもの頃に読んだらトラウマ間違いなしです。絵も物語も、ちっとも理由のわからない不合理な恐怖を容赦なく突きつけてくる。最後の著者解題で、少し「なるほどな」とは思うけれど・・・やっぱりきついな。
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本当の真実をとらえることのできる「見える目」を、誰が持っているだろうか?
よ、容赦ねえ……。
小学校の図書室で読みたいトラウマ本だー! と思ったけど、読み進めるにつれ悪夢劇場っぽいけどでも遠慮がないだけで、作者の伝えたいことは児童文学の王道であると感じた。ブッキング版の後書きの「私は終末を描いたつもりはありません。あの狂おしい風景は、現在の世界そのもの様相を描写していたのです。」を読むと更にそう感じる。そして挿し絵がまた良いんだ……。
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小学校低学年の頃、図書館で借りてものすごい衝撃をうけた絵本
板チョコを食べるとこの本を思い出します
怖くて切ないおはなし -
怖い。いや、子供のころに見なくて良かった。トイレに行けなくなるぐらいに絵が怖い。
話も何とも言えない怖さがある。目の見えない男の子が、「7時間だけ見えるようにしてやろう」という謎の言葉を聞く。すると目が見えるようになったのだが、彼が目にした世界は…。
でも、怖さの中に救いがある。変な題名と読む前は思ったのだが、読み終わるとなるほど!と思える。私にもビビは見えるのだろうか。 -
文句なしの傑作!絵がまたいい。