ビビを見た! (fukkan.com)

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本棚登録 : 212
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (131ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835440866

作品紹介・あらすじ

盲目の主人公ホタルに「7時間だけ見えるようにしてやろう」と言う声が聞こえた。ホタルの目が見えるようになると同時に、回りの人は光を失った。しかもホタルの住む町が正体不明の敵に襲われるとテレビ放送が始まった。人たちは町を脱出するための列車に乗り込んだ。ホタルは列車の中で不思議な緑色の少女ビビと知り合う。その列車を巨人が追ってくる。巨人をなだめられるのはビビだけだ…。

感想・レビュー・書評

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  • おすすめいただいて読みました。ものすごい強烈なものが詰まっていて、思わずあとずさってしまいそうになる、そんな迫力の一冊でした。
    春琴抄を思い出しました。最後の目がふたたび見えなくなるまでのカウントダウンのところです。世界で一番綺麗な姿を目に焼きつけておきたい、できればずっと見ていたい。共通するものがあると思います。
    勝手に目に光を与えられ、勝手にふたたび暗闇に戻され、とても理不尽だけども、理不尽な今後の生を歩んでいくにあたって、心に刻みつけたおそらく初恋であろう美しいビビの姿が支えてくれるはずです。ものすごい迫力でした。

  • 学校の図書室にあった本。小1〜小2にかけて、何度も借りて読む程好きでした。
    トラウマ本と言われているようですが、私にとってはそんなことはなく、とくに恐怖も感じませんでした。ただただこの世界に吸い込まれていました。ホタルしか見ることのできなかったビビのように、自分しか知り得ない世界への憧れのようなものがあったように思います。今も自分が求めているものが、すでに7歳の頃から発生していたのだと気が付きました。
    大人になってから再販されたものが本棚にありますが、最初から読み返してはいません。当時の感想を塗り替えたくはないから。娘にも薦めてみましたが、あまり気に入ってはないようです。確かに読み手を選ぶ本ではあると思います。

  • 大人が読んでも楽しめる児童書。(出来れば子供の時に読みたかったけど)
    図書館で借りて、古い方を読んだのだが、新しい方は、差別用語はどうなっているのだろう。直してしまっては、世界観が変わりそう。

  • 大人になって読んで衝撃を受けた。
    今は、こんな子供向けの本は作られないと思う。
    子どものころに読みたかった。

    ひりひりと痛みを感じるやさしくないお話。
    絵も強烈で子供向けの甘さは感じられない。
    嘘のない厳しい世界が描かれているから魅かれるのだと思う。

    目の見えないホタルは7時間だけ目が見えるようになる。
    反対に周りの人は光を失う。
    生きるということは残酷なことで、
    やさしいばかりでは生きていけない。
    終わりは必ず訪れ、
    生きるものと死ぬものとに分かれるのを目の当たりにすることもある。
    おそろしくどす黒いもの感じ、どきどきしながらも
    不安にならないのはホタルが勇敢だからだ。

    ホタルの目の見える時間は限られている。
    その間にいろんなものを見たいと思う。

    ホタルはビビという羽のある女の子に出会い、
    世界でいちばんきれいなものはビビだと気付き、
    自分が見たいものはビビだわかる。
    目が見えなくなるまでビビを
    見つめ続けることのできたホタルは幸福だった。

    「目が見える」ということはどういうことだろうか。
    私は本当に見えているのだろうかと考えた。

    目が見えなくなって、ビビはいなくなったけれど、
    確かにビビはいた。
    あの時、ぼくだけがビビを見たんだ!

    きれいなものを見たいと思う心で、
    しっかりと目を開けて見ることが目が見えることだと思う。
    しっかりと目を開けてみたきれいなものは消えない。
    それが幸福なのだ。

  • なんでこれが絶版だったのか。世界はおかしい。そして世界は美しい。

  • ビブリオバトル in 阪大 第一部

  • [ 内容 ]
    盲目の主人公ホタルに「7時間だけ見えるようにしてやろう」と言う声が聞こえた。
    ホタルの目が見えるようになると同時に、回りの人は光を失った。
    しかもホタルの住む町が正体不明の敵に襲われるとテレビ放送が始まった。
    人たちは町を脱出するための列車に乗り込んだ。
    ホタルは列車の中で不思議な緑色の少女ビビと知り合う。
    その列車を巨人が追ってくる。
    巨人をなだめられるのはビビだけだ…。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 画も内容も凄すぎて、これを子供時分に読んだらぜったい忘れないのも頷ける。ビビ=美々。見える人々こそ大事なものが見えていないというアイロニー、いやはや。

  • わからなくても、残る作品ってあるとおもう。これでブッククラブやったら、どうなるんだろう?

  • ビビっときた!

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