ガラス玉演戯 (Fukkan.com)

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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835440972

感想・レビュー・書評

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  • 2023.8.26市立図書館
    奈倉有里の新聞連載コラムを読んで、読んでみたくなった。ヘッセといえば、教科書で読んだ「少年の日の思い出」と中学校のときに読んだ「車輪の下」どまりだと思う。→読み始める前に返却期限。延長して読むつもりでいたら、次の予約が入ってしまったらしい。また折を見て借りよう・・・

  • 深い思想の世界。
    思想と世俗の対立。

  • 静かで深い。ゆっくりじっくり味わいたい小説。

  • 一にして全なるものの中へ
    永遠な呼吸が永遠の出入りしうちにみずからを十分に支配している深い所に入っていくことを目指す

  • [ 内容 ]
    純粋なる学問を追求する中欧の独立国家「カスタリーエン」の音楽名人によって、類いまれなる学問の天分を見出されたクネヒト。
    カスタリーエンの人となった彼は、様々な思想に磨かれながら、彼の地に伝わる「ガラス玉演戯」の奥義を極め、若くして、演戯名人の座を極める。
    しかし戦争や経済環境の激変などの余波は、聖地カスタリーエンにも影響を及ぼし始める。
    そして、ある日、クネヒトは重大な決意を実行に移す…。
    ヘッセのノーベル文学賞受賞作。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 図書館で全集を借りて読んだ。現在はおそらく絶版であると思われるが、ぜひ出版してほしい。新潮文庫でヘッセの主な作品はほとんど読めるように思うのだが、これだけはなぜか読めない状態になっている。
    復刊を望む、ただそれだけ。

  • 名作の誉高い本ですが、終盤の主人公が戦争について語る場面があからさま過ぎて興醒めしました。巻末のところも。
    話自体は不条理や理不尽の欠片もない心地よい内容でスラスラ読めます。個人的には武者小路実篤に似ているかな、と。主人公がスーパーマンで、良き理解者に囲まれて、という。全体としては楽しい時間を過ごせます。

    長所:長編、分厚い本なので長く楽しめる
    短所:重たい

  • 卒論に使ったテキストです。
    芸術、学問とは、なんだろう・・・と考えに考えて、自分の大学生活の終わりに、そこにとりくみたくて選んだのを覚えています。
    若輩の私にはまだまだ捉えきれない大作で、論文も未熟なものでしたが、評価をいただいた部分は自分がまさにこだわった部分、自分の精魂の訴えの部分で、当時なりに何か整理がついたのは覚えています。今でもまだこの作品から、私が学ぶことは多いです。
    ヘルマン・ヘッセという人も、いくつかの伝記や様々な人の彼との逸話などの話を読みすぎて、ご本人を存じ上げているような錯覚にとらわれてしまいます。
    彼の言葉、それから、たぶん、高橋健二さんの独特の訳文は、私の思考と書く日本語に、ものすごく影響を与えています。

  • ノーベル賞の受賞作品だそうです。

  • ヘッセ好きの私の中でも、ヘッセ作品の中の1、2を争う作品です。
    小学校の高学年から、この新潮文庫のヘッセは片っ端から読み始めていきました。この本はヘッセの作品の中でも長編に入ると思うのですが、上下にわかれています。
    ヘッセは”魂の救済”について、答えを求めるべく人生の巡礼者のように作品を残してきた人だと思いますが、この作品で彼なりの答え(もしくは、そのヒント)を導き出していると思います。

    ちょっと、取っ掛かりの掴みにくい本かもしれませんが、「郷愁」、「デーミアン」「知と愛」「シッダールタ」「荒野の狼」・・・といった作品がお好きな方なら、OKかと思います。
    ノーベル文学賞を彼が取ったのは、この作品があったればこそ、という人もいまけれど、我が家的には・・・QUEENが大好きな私の母は、「これって、ブライアン・メイの好きな本なのよ。」という評価だそうです。

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著者プロフィール

ドイツ生まれのスイスの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者。南ドイツの風物のなかで、穏やかな人間の生き方を描いた作品が多い。また、風景や蝶々などの水彩画もよくしたため、自身の絵を添えた詩文集も刊行している。1946年に『ガラス玉演戯』などの作品が評価され、ノーベル文学賞を受賞した。

「2022年 『無伴奏男声合唱組曲 蒼穹の星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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