人魚の本 (世界の民話館)

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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835441276

作品紹介・あらすじ

世界的な民話採集者ルース・マニング=サンダーズがよりすぐったさまざまな人魚のお話。岩の上で片手にくしをもって歌う美しい人魚から、尾びれのない人魚、はたまた男の人魚まで、各国のユニークな人魚の民話を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃、このシリーズの中ではそんなにお気に入りじゃないほうだったんだけど、今読んだら面白かった。

    魔女や竜には恐れられ虐げられ遠ざけられる者の悲しみがあるけれど、人魚はもっと単純で直情的でのびのびしている。「美しいもの」とみなされているからかな。
    いやな目にあったら仕返ししてケラケラ笑い、悲しいことがあっても泣き喚いてから次の恋にいくんだろう。

    可愛い素敵と思えば即座に意中の相手を拉致監禁のうえ結婚を迫り、ふられれば可愛さあまって憎さ百倍、殺す勢いで攻撃する。
    相手の家族?知らねえな!私だけ見てよ!
    …ヤ、ヤンデレ?

    良い者も悪い者も激しい。
    多くの国に共通して、動物的といおうか、思考回路も人とは少し違った風に描かれているのが面白い。
    ヨーロッパではくじらとセットのイメージなのかな?
    海草はキツネの葉っぱ的なアイテム。

    『行方不明になった王子』が好き。この話の人魚は強引に王子をさらって結婚を迫るけど無理やり結婚はできないらしい。王子を追って鯨とガチバトルを繰り広げるけれど無理だと悟れば諦める。「望む場所」が人魚のもとなベッドがかわいい。
    『恋をした人魚』は外国人妻のパスポートを奪うDV野郎を思い起こさせる。羽衣系にはありがちだけど。
    内陸のドイツや、古い話のなさそうなアメリカの話が入っているとは不思議な感じ。いつごろの話なんだろう。

    2011/06/20 再読

  • n.

  • 人魚の本。「人魚」が出てくる小説を読んだので、人魚にすごく興味を持って読んだ。海の中のすごく綺麗で、透明で魅力的な存在だったけど、この本で人魚の本性は意外と怖いのね…と思った。かなりわがままな人魚たち… 「四人のアブダラ」だけが一番善良で道徳的。 内面はとにかく、私も人魚みたいにすごく綺麗になりたい。

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