橡家の伝説 (佐々木丸美コレクション 5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835443058

感想・レビュー・書評

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  • 館三部作の続編に当たるけれど、時系列でいったら「夢館」の始まりあたり。「時間という概念が、人間が作り出した観念的なものである以上、未来から過去へと反転する事もありうる」と夢館で巴田さんが述べていた事が現実に。哲文と涼子、過去の館にたどり着いたはずが、事実は未来の館が過去にやって来た。涼子が見るのは、千波から波路へ、操から自分へと繋がる縁の糸。あちこちに伸びてもつれ、単純に過去から未来へと繋がるものではないこと、波路が遺した遺産の謎はそのまま次巻へと続くみたい。うーん、今回も面白かった…うっとり。

  • 館3部作の番外編、通称「伝説シリーズ」の第一弾。涼子と哲文のふたりが百人浜に暮らす叔母の館へと向かうも、館で彼らを出迎えたのは波路(なみじ)と名乗る少女と彼女に仕える女中たちであった話。
    幻の遺産の継承権を子孫へと受け継がれていく様は『影の姉妹』を彷彿させる。涼子の父の上司である部長は禾田であったこと、かなり驚いた。また、千波の前世は波路であるのか、初読から時間が経過した為すっかり忘れてしまった。人物相関図を理解するには全作品一気読みしないと駄目ですね。

  • 館三部作姉妹編。
    涼子と哲文が時間を超えちゃいます。

  • “涼子だから倍にしたのさ”

    姉妹編。
    だそうで。
    今回も生まれ変わり関係。
    すごいよね。次元超えるって。

  • 祝・復刊!<館三部作>姉妹編。久しぶりに哲文&涼子を読めて感無量・・・。やっぱり好きですこのシリーズ。復刊するのが遅かったので最初に読んだ館シリーズとタイムラグができていて、ファンタジーのようなこの甘い書き方(?)に最初戸惑ってしまいましたが読んでいるうちにすんなり入っていけました。万人には受けないような気がしますが私は著者が大好きです。

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