だむのおじさんたち

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  • 復刊ドットコム
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (19ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835443492

作品紹介・あらすじ

1959年の「こどものとも」(福音館書店)で発表された加古里子の絵本デビュー作が、長年の時を超えてついに復刊。ダムの工事現場を舞台に、リスやサルやシカなどの山の動物たちや、トラックやブルドーザーなどの働く車がたくさん登場。四季を通じておじさんたちは働き、そして、ダムは完成します。

感想・レビュー・書評

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  • 1959年、かこさとし氏の絵本デビュー作ですが、2007年の復刊で読みました。
    デビューまでの経緯や、ダムをテーマに選んだ理由は、エッセイ『未来のだるまちゃんへ』に書かれています。
    この版には、作者によるあとがきがないので、是非、『未来の〜』もよんでいただきたい。
    だむのおじさん達の仕事の様子が書かれています。

  • 20年前位に購入した、こどものとも復刻版の中に入っていて読みました。子供に媚びない内容ながら、息子は気に入って、何度も読んでと言ってきます。かこさとしさんの本は、社会の営みを正確かつ簡潔に子供に語りかけてくれ、子供の「社会の仲間に入りたい」という気持ちを満たしてくれるのかもしれませんね。

  • 1599年発行の復刻版2007年発行です。現在のダム建設とは違うところも沢山あるとは思いますが、当時、携わった現場のオジサンたちの様子がわかりますよね。

  • ▼【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 古いのにまったく古さを感じさせない。

  • 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

  • かこさんのデビュー作。 
    60年程前に出版されたらしい。
    その頃の日本は、各地でこのように多くの人たちによってダムが建設されていたのかと。
    働く車も紹介されていて、興味深い。
    多くの時間を費やして、たくさんの人たちが汗水たらして働いたからこそダムが建設されたと、小さい子たちにも分かる絵本。
    今だったらどのように建設されるのか、どんな重機が入るのかなど、比べてみたくなった。
    動物たちがでてくるだけで、ぐっと親しみがわく。
    かこさんはやっぱりいいな。

  • 子供の頃、親に買い与えられた絵本。当時は、この絵が古臭く好きではなかったが、なぜか印象的に残っていた絵本。大人になって、自分用に再度購入。

  • 昭和34年。
    かこさとし、絵本デビュー作。
     昭和32年完成の重力式コンクリート佐久間ダムがモデル。わずか3年間で完成し記念切手も。殉職94名/昭和20年代、日本は“サマータイム”したほど電力不足で苦しんだ。機関車は石炭火力、四輪車には木炭燃料も多く輸送に牛馬も利用されていた。戦前の石油プラントは破壊されたし、“揮発油”輸入は制限され、石油タンカーも外貨もなかった。化学肥料製造もアルミ精錬も電力不足…
     手押し車「こうじは、よるもひるも、交代で続きます」なぜか猿、リス、ウサギ、鹿などの動物が手伝っている…「猫の手も借りたい」ほど忙しいってか?

  • 山のなかに、ダムをつくる男たちの様子を描いた絵本。どんなふうにダムがつくられていくのか簡単にわかります。

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著者プロフィール

かこさとし:1926年福井県武生市(現越前市)生まれ。大学卒業後、民間企業の研究所に勤務しながらセツルメント運動、児童会活動に従事。1973年退社後、作家活動、児童文化の研究、大学講師などに従事。作品は500点以上。代表作として「からすのパンやさん」「どろぼうがっこう」(偕成社)「だるまちゃん」のシリーズ(福音館書店)、「こどもの行事しぜんと生活」シリーズ(小峰書店)などがある。

「2021年 『かこさとしと紙芝居』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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