scenario experiments lain the series/シナリオエクスペリメンツ レイン [新装版]

  • 復刊ドットコム
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本棚登録 : 221
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835445670

作品紹介・あらすじ

ついに復刊!! 1998年の放送時に大きな話題を呼び、今もファンの熱い支持を得ているTVアニメーション「lain」。現在入手困難な公式シナリオブック(初版発行1998年)が、多数の復刊リクエストに応えて、新たなサイズと装丁による[新装版]で登場。小中氏自身による詳細な“脚注”は必読。さらに巻末に、小中千昭・安倍吉俊・上田耕行各氏によるスタッフ特別座談会「12年目のlain」も新規収録!

▼旧版との主な違い
◇小中千昭(著者)、安倍吉俊(オリジナル・キャラクターデザイン)、上田耕行(プロデューサー)各氏による特別座談会=「12年目のlain」を巻末に収録。ここでしか聴けない秘話が満載です!
◇版型が、新書判から、一回り大きく読みやすい四六判にサイズアップ。
◇見返しが付き、本文には、より保存性の高い紙を使用。
◇カバー、表紙、総扉、章扉、インデックスなどをリニューアルデザイン。

カバー・イラストレーション:安倍吉俊
(c)Chiaki J.Konaka
(c)NBC UNIVERSAL ENTERTAINMENT JAPAN

感想・レビュー・書評

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  • 本自体の評価よりも、『lain』という作品に引っ張られてたいへん面白く読めた。難解なシナリオを文字媒体で改めて味わうことで、ちょっとだけ『lain』の本質に近づけた気がする。脚本家である小中氏の脚注解説も絶妙。巻末のインタビューも面白かった。
    コンテカットなどは(個人的には)おまけ程度でしかなく、正真正銘のシナリオ本。『serial experiments lain』のシナリオが好きな人なら満足できる出来だと思う。

  • 私の聖書

  • アニメで疑問に思っていた事を補完出来た。何度も読み返してる。何にも例えられない この作品の世界観が大好き。

  • やっと手に入った…!!
    いざ読もうとしてふと振り返ってみると、アニメを観たのが半年以上前のことになっていて「覚えてるかなぁ」と不安でしたが、layer:01のシナリオを読んでいるうちに、初めて1話を観た時のあの圧倒的な作画や音響にものすごく感動したことを鮮明に思い出しました。それからはもうバッチリ! 時間を忘れてじっくりと読み耽りました。
    戯曲は好きですがシナリオを読むという経験はなかなかないもので、どんな感じなんだろうと思っていたら、想像以上に小中さんの書くシナリオがいい意味でシナリオっぽくなくて、そこも読んでてすごいなぁとなったところでした。
    改めて、読めてほんとうによかったです。
    言葉が出てこない…。感想なのに感想っぽいことが書けない…言語化できない…。でも、それでもいい。私が今こうしてネット上に感想を書く(それは「きろく」? それとも「きおく」?)という押し付けがましい行為をしなくても、玲音ちゃんは消えないし、私はずっと玲音ちゃんを見ているし、玲音ちゃんもまた、私たちを見ているんだ…。玲音ちゃんはひとりじゃない。私もひとりじゃない。
    人はみな、繋がっている。

    玲音「人はみんな繋がってる。人の意識が本当にあるところで⋯⋯。
    あたしは、そこにいるの。
    だから──、あたしはどこにだっているの⋯⋯。
    (微笑み)だから──(やや画面に近づいて)、
    いっしょにいるんだよ⋯⋯ずっと⋯⋯」

  • シナリオを読むことで、自分のペースで「lain」の世界を追体験できた。
    ゲームもアニメも完全に後追いですけど、この一連の作品は、なんかやっぱ、スゴいわ。

  • アニメの方は好きで全部見てたんだけど、店頭でふと見かけてしまい購入。
    シナリオ本って初めて読んだけど、これが意外にいけた。
    何より脚注が熱かった!

    またアニメも見たくなりました。

  • 復刊ドットコムで注文したから発売日前に届いた。アニメを某動画共有サイトで見てハマったクチ。 映像的にもすごい作品だったのだと、脚注からわかる。

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著者プロフィール

1961年東京都出身。成城大学(映画記号学専攻)在学中より特殊映像専門のライターとして活躍。卒業後、映像ディレクターを経て『邪願霊』(88年)で脚本家としてデビュー。以来、ホラー/SF/ファンタジー系の脚本家として幅広く活動。幼少期から特撮作品に親しんでいたこともあり、『ウルトラマンティガ』など、特撮作品にも数多く携わる。代表作に『くまちゃん』(93年)、『エコエコアザラク』(97年)、『THEビックオー』(99年)、『ウルトラマンマックス』(05年)など。また近著に「恐怖の作法:ホラー映画の技術」(2014年/河出書房新社刊)、「光を継ぐために ウルトラマンティガ」(2015年/洋泉社刊)などがある。
アマチュア・ベーシストの一面を持ち、高校~大学時代はクロスオーバーなどのコピーに勤しんだ。NHKの『BABYMETAL現象〜世界が熱狂する理由〜』(2014)を見て、2015年よりブログ『BABYMETAL試論』の執筆を開始、彼女たちの活動を追い続けている。

「2016年 『BABYMETAL試論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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