ふたりは屋根裏部屋で

  • 復刊ドットコム
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本棚登録 : 42
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835449142

感想・レビュー・書評

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  • 蔦のからまる洋館、開かずの屋根裏、秘密の友達、タイムトラベル。
    大好きな、ワクワクする要素が沢山。
    全体的に物悲しげな雰囲気が漂っていて、児童書でも少し大人の雰囲気がある。

  • さとうまきこさんの、少し大きい子向けの本が読みたくて手に取った。
    自分が子供のころに読んでいたらハマったと思う。

    時の旅人、トムは真夜中の庭で、思い出のマーニー、に連なるタイムトラベルもの。
    洋館の屋根裏部屋、絵の少女、切られた大木、止まった時計、目印のシール、一緒に作った絵本など小道具もうまい。

    昔の子供に携帯ゲームや現代の少女まんがを渡すのは楽しそう。
    ルミナの勝気な性格も王道でいい。
    おばあちゃんになった自分に会いに来るのはやめて、と泣くのが不憫。

    エリのお母さん、お父さん、学校の子など、さとうさんらしい自然な目線がいい。
    最後の手紙、どうやって届いたの?とかお里さん親子が洋館を入手したいきさつも、もっと知りたかったけど。

  • 小学校の司書をしていた時に、高学年女子にダントツの人気の本で、私も子どもたちに勧められて読んだ。古い洋館を舞台にした物語で、ファンタジーなんだけど、子供向けの安易なものではなく、しっかりとした筋立て。切なさが素晴らしく、時の流れと時代の残酷さを感じるところもある。
    廃版になって、長いこと図書館でしか読めなかったが、やっと復刊した!!早速購入。装丁も以前とほぼ変わらず嬉しいかぎり。正直、復刊はあきらめていたが、思いがけずに早い復刊で驚いた。運動してよかった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「古い洋館を舞台にした物語」
      図書館に予約してみよう、、、
      「古い洋館を舞台にした物語」
      図書館に予約してみよう、、、
      2014/07/11
  • 資料番号:020259099
    請求記号:F/サトウ

  • 小学生のころ図書館で借りて何回も読んだ。
    大好きな作品。

  • 小学生の時に、学校の図書室で何度も借りるくらい大好きだった本。
    大人になって、子供に読ませたいと思って探した時にはすでに廃刊に。
    地元の図書館にもなかったので、もう二度と読めないのかと思っていたのですが、復刊したんですね~
    本当に嬉しいです。
    復刊ドットコムさん、ありがとう!!

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著者プロフィール

さとうまきこ・作:1947 年、東京に生まれる。上智大学仏文科中退。1973年、ベトナム戦争の脱走兵と少女の交流を描いた「絵にかくとへんな家」(あかね書房)で日本児童文学者協会新人賞を受賞。「ハッピーバースデー」(あかね書房)で野間児童文芸推奨作品賞を受賞。2005年「4つの初めての物語」(ポプラ社)で日本児童文学者協会賞を受賞。そのほか主な作品に、「わたしの秘密の花園」、「犬と私の10の約束 バニラとみもの物語」、「14歳のノクターン」(以上ポプラ社),「ぼくらの輪廻転生」(角川書店)、「9月0日大冒険」、「千の種のわたしへ ―不思議な訪問者」(ともに偕成社)、「ぼくのミラクルドラゴンばあちゃん」(小峰書店)などがある。

「2016年 『なぞのじどうはんばいき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

さとうまきこの作品

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