きはなんにもいわないの

著者 :
  • 復刊ドットコム
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本棚登録 : 78
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835451114

作品紹介・あらすじ

「おとうさんきになって」とねだるすーくんに応え、木になりきったおとうさん。なにを話しかけられても、ただ声にならない声で(きはなんにもいわないの)と言うばかり。Eテレ「てれび絵本」でも紹介された"父子名作絵本"が、ついに復刊!広松由希子(絵本評論家)が選んだ「ずっと残したい絵本」第1弾。

感想・レビュー・書評

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  • もしかしてお父さんが、木じゃなくてオバケが、木かも(^_^;)

  • 木になりきるお父さんすてきです

  • 大好きな片山健さんの本!
    そして子育ての指針になるよね〜と思うすーくんのお父さんの姿に惚れ惚れです。
    .
    お父さんと二人で公園に出かけた時のこと……。
    「おとうさん、きになって!」とねだるすーくんに応えて、木になりきったお父さん。
    木になったお父さんは、どんなに話しかけられても「きはなんにもいわないの!」と黙って見守るだけ!
    これぞ親のあるべき姿〜とうなずく私がいました。私もこうありたい〜!
    .
    木になったお父さんに上るすーくんの姿は、お父さんにしがみつきながら遊ぶ子供の姿のよう、でものぼりきれなくてお父さんに助けを求めます。でも「きはなんにもいわないの」と。
    .
    すーくんはどうなったと思いますか?自力で頑張り木の上の世界を満喫します。高い空を見上げたり、虫や鳥を発見したり……どんな時もお父さんに話しかけますが「きはなんにもいわないの」と音なき声で応えてます。
    .
    黙って寄り添うお父さんの愛情と、言葉を交わす以上に同じ瞬間を一緒に楽しみ、素敵な時を共有している暖かさが、とっても心に染み渡ります。
    ついつい余計な事を言ってしまったり、黙って見守れなかったり、上手に待つことができなかったり……そんな時に読んでみるのも良いかもしれません。
    .
    親と子の距離感がとても心地よく、寛大なお父さんに見守られながら、自分らしく羽ばたこうとするすーくんの姿が印象的です。
    .
    片山さんの力強い絵がお父さんやすーくんの力強さと響き合い心に残る1冊になっています。
    .
    #きはなんにもいわないの
    #片山健
    #復刊ドットコム

    #絵本K

  • くすっと笑いたくなるおとうさんの木。
    木になったふりをしているのか、本当に木になっているのか。あいまいなところが面白いです。
    父親って背が高くてがっしりしていてのぼりたくなります。
    小さな男の子とお父さんの心がひとつになっているようで、幸せな風景が広がっています。

  • 2010/12/1

  • なんにもいわなくても
    見守っている、心配してる
    でもいつもそこにいてくれるんだよな~

  • 木になったおとうさんが、すーくんが話しかけてもなんにもいわないはなし。

    見守っているのかな
    すーくんが木のうえであれこれ話しかけても答えないのは、どうとらえたらいいものか…
    C8793

  • 2歳11ヵ月

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著者プロフィール

片山健 1940年、東京都生まれ。1960年代に『ゆうちゃんのみきさーしゃ』『もりのおばけ』を制作以後、10数年絵本制作から離れ、幻想的な鉛筆画を描き続ける。自身の子どもの誕生後、ふたたび絵本制作を開始する。絵本に『もりのてがみ』『おなかのすく さんぽ』『おやすみなさい コッコさん』『コッコさんのともだち』『コッコさんとあめふり』『だーれもいない だーれもいない』『むぎばたけ』『たのしいふゆごもり』『タンゲくん』『どんぐりかいぎ』など多数。赤ちゃん絵本に『いいな いいな』(すべて福音館書店)などがある。

「2022年 『ぴーぴー ばっくしまーす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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