心霊探偵・八雲 赤い瞳は知っている

著者 :
  • 文芸社
3.75
  • (272)
  • (230)
  • (397)
  • (44)
  • (10)
本棚登録 : 1906
感想 : 287
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835583440

作品紹介・あらすじ

見えないものが見えるほど恐ろしいことはない…死者の魂を見ることのできる男、斉藤八雲。彼の赤い瞳が、次々に起こる殺人事件に挑む。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 赤ちゃんの頭が出かかってる状態でラマーズ法?と、出だしからツッコミを入れたくなる描写に不安を抱いたが、結果的に面白ければまあいいかと読み始めたのが悪かった。不特定多数の人が閲覧する場であまり酷評はしたくないが、内容も陳腐なら表現も陳腐。しかも加筆修正してこれとは…。第1話だけは意地で読んだが、文章がどうしても生理的に受け付けないタイプのまずさだったため気分が悪くなり、そこでリタイア。シリーズ化しているので面白いかなあと期待していただけに、非常に残念。

  • シリーズものに手を出してしまったよ。
    最近別のことでわりと頭を使っているので、軽く読めそうなものという選択だったのですが、思ってた以上におもしろかったです。

    八雲と晴香ふたりとも好感持てるし。
    今後の進展が楽しみですなぁ。

    ミステリー部分も、謎解き要素は低いけど、霊が見えるという便利な能力のおかげで破綻や無理やり感もなくいい感じに纏まってるし、ちょっとぐっとくるところもあったりで楽しく読めました。

  • 大学生、斉藤八雲は生まれながらに赤い左目を持ち、霊の存在を感じ、見、話すことができる能力を備えていた。
    そんなある日、同じ大学に通う晴香からとある依頼を受けて…。

    既に文庫化もされている、『心霊探偵八雲』シリーズ第1巻目。
    内容は若い子向け、という印象で、同じ文芸社さんからデビューされている山田悠介さんに続く新星か、という風にどうしても頭をよぎってしまうけれど、山田さんのデビュー作より、良いかも。

    物語の終わりでは次作への伏線がはられている。
    文章は読みやすい。
    心霊ものはちょっと怖いから苦手。
    プラス、どんどん出ているシリーズのため、途中で飽きちゃうかも?という不安あり。
    機会があれば、2巻目も読もう。

  • 本屋にいっぱい積んであった八雲シリーズ
    面白いのかなーと思って読んでみたのですが

    あんまり面白くないかなあ
    というか、ツンデレ?皮肉屋の八雲もたいして魅力的じゃないし(わたしにとっては。皮肉というか暴言女王のガハラさんみたいなキャラ知ってると生温い!とか思っちゃうんだよね・・あれがデフォだったら大抵の皮肉屋は皮肉じゃなくてちょっと口が悪いくらいのキャラになっちゃうよなあ)
    相方の女の子も超平凡で、取り立てて魅力もないし
    事件もありきたりというか幽霊ものの皮をかぶった殺人事件で
    目新しさも、面白さも、思うところも ない、といったら言いすぎだけど
    読んでてわくわくとか、にやにやとかもないので
    どこにそんな(ってどれくらいあるのかわからないけど)人気の秘密があるのかサッパリでした。

  • ホラーを読んでいるというと「八雲読んだ?」と聞かれることが多く、そんなに面白いのかと思って読み始めたのだが、、、。
    周りが絶賛するほど自分にとって合わない作品が多くて我ながら悲しいし、己の短気さに呆れる。
    短気は損気だと言うのに。

    まず最初のシーンからおやおや?という感じ。
    新人とは言えそんな助産師がいたらとてもじゃないけど仕事にならない。個人病院だとしてもそんな手薄の状態にしておくってあるのだろうか。というか医師も看護師も対応が大変酷すぎて、赤い目の子が生まれた云々よりこんな病院あるかよーと全然違うところを気にしてしまった。
    子どもの頭出てからヒッヒッフーもおかしく、、。


    晴香と相性が合わずに全然話が入ってこない。
    主人公を引き立てるためとはいえどうしてこう、ホームズワトソン系のバディものでギャーギャーと騒ぎ同じミスをし、反省は形だけするもののまた同じことを繰り返す系のトラブルメーカーを据え置きたがるのだろう。
    ある意味テンプレートなのかもしれないが。
    何かと主人公に絡みにいくor絡まざるを得ない何事かを持ち込む、要素がある。
    (金田一少年の事件簿の美雪然り、S&Mシリーズの西之園然り)
    その方が話は進むというのは百も承知なのだが、もう使い古されているし「またかこのパターンか……」と辟易してしまう。
    八雲もクールキャラでツン、晴香は明らかに八雲に興味を持っていて素直になれないからのツン。
    このタイプの組み合わせは不毛で、ツンかけるツンはマイナスになると感じるのでただイタく辛い。
    (自分でもキャラ地雷が多いのは自覚している)

    構成としては、1巻通して全ての章が先読みしやすい展開になっているのは、さすがに匂わせすぎじゃないのか?と思うほど。
    小学生でもさすがにこれは先が読めると思った。
    作者紹介文に
    「誰でも気軽に読めるように映像をそのまま文字に書いている」
    とのことだったが、たしかにその通りだなぁと思う。その辺りは映画学校出身という作者ならではの作品かなという気もする。
    が、なんとなし全体的に浅いような雰囲気が漂う。
    晴香の双子の姉が幼い頃〜の下りも、その話を使って1話分割いて、もっと晴香の人となりを描くとかしてもらった方が感情移入しやすかった気がする。
    映像を文字化しているからか、感情面、内面の動きが文についてきていないのでは?と思うところが多々ある。
    そして、そんな展開有りかよというほどついていない晴香もある意味では、お約束パターンなのだろうが、うーん。
    八雲の身の上話もあっさりとしすぎていて、
    あとは晴香の想像で大変だったんだろうなぁ、というなんとも思慮浅い話で流れていく。
    しかし、母親に殺されそうになったところを偶々通りかかる警察とは、、、。
    偶然すごすぎか。


    シリーズも長く続いており、人気なのだろうが自分にはピンとこず。
    晴香も1話で登場終了ならともかく、固定キャラのようで流石に読むのがきついので先を読むのは迷います。

  • こそばゆい。
    むずむずする。

    最初は、ありきたりな表現が続いてぐったりしてしまったのだけど、
    おかげでズンズン読んじゃうし、
    少女漫画読んでる時に感じる、こそばゆい感覚を味わえて楽しい。

    わざと難解な表現しないで書いてると巻末にあったけど、
    それにしても、こそばゆ過ぎた…。
    赤い瞳を綺麗って言うところとか、もうなんか、むずむずした。
    君たちそういうのは「りぼん」でやりなさいっ。

    中高生の女子が読んだら楽しいんだろうな。
    学校に住んでる、変わり者で頭の良い、自分に冷たいけど頼りになる男子に恋しない女子はいないもんな。
    理科室のビーカーでお茶飲んだりしたくなるんだろうな。

  • 内容は普通だが、超絶読みやすい。児童書のような読みやすさの本。さら~りと読書をしたいときにちょうどいい感じ。

  • アニメが先、アニメどおりであったため先にネタばれしていた。アニメより雰囲気出ているような気がするが?

  • 霊が見える青年八雲と、依頼した切っ掛けで知り合った晴香の、事件とほのぼの恋愛の話。
    ほのぼの恋愛の行方が気になります。

  • エピローグからとんでもない事がこれから起こることぞ!と
    ワクワクさせられる。
    お話は3話ありだんだんと登場人物の性格が変化?成長していくのも分かり
    次がたのしみな展開。
    霊ってそんなに怖くないのかも・・・?
    生きている人間がやっぱり1番怖い。

全287件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神永学の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×