- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835616148
作品紹介・あらすじ
身近でお手軽、懐かしさまで味わえる商店街はおもしろい!ガキにはできない大人のための買い食い散歩バイブル登場。
感想・レビュー・書評
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漫画家と「ぴあ」の編集と3人で商店街をぶらぶらするのだが、食べ歩きが中途半端だったり、よりによって定休日に訪れてたり(しかも再訪なし)、本文の後のマンガが見事な低クオリティだったりと、かなり残念な出来。雑誌の1コーナーとしてなら読んでみてもいいかなレベルだが、初出が載ってないということは書きおろし?
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都内(1件だけ神奈川のものもあるが)の商店街を歩き、レポートする内容。
赤羽一番街商店街、巣鴨地蔵通り商店街、戸越銀座商店街、砂町銀座商店街など、都内のいろいろな商店街が紹介されている。
主に、総菜屋、焼き鳥屋、かき氷屋、ラーメン屋などいわゆるB級グルメの店をめぐりつつ、八百屋などの物販店の様子をリアルに伝える。
確かに商店街といえばこのような店が主役であり、商店街の紹介の仕方としては正当だと思う。
こういった企画は、土曜の昼とかに民放のどこかでやってそうなものだが、本書の内容はテレビでは放送できないほど辛辣なものもあり(と言っても、そんなに悪意に満ちたものではなく、あくまでユーモアの範囲で許されそうなところがミソ)、笑える。
例えば、谷中銀座商店街に「コロッケ30円」の店を紹介したくだり。
「とっても親切なお兄ちゃんは高感度バツグン・・・・だけど、揚げたてアツアツには程遠い、猫舌さんにも優しい温度(ま、良く言えばね)。しかも、非常に家庭的なお味(ま、良く言えばね)。なぜって、それは冷凍だから―(あっ、毒吐いちゃった♪違ってたらごめんね)。
「もう一度、この味に出合いたいなぁ」なんて方は、冷凍コーナーへどぞ。」、という具合(笑)。
また、桜木さゆみ氏によるマンガも面白く、本文の内容を非常にうまく要約しているので、これを拾って読んでいけば、本文を読む必要はないほど。
いずれにしても、いろいろな商店街を楽しみながら覗くことができ、なかなか良い本だと思う。