- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835616629
感想・レビュー・書評
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横浜ベイスターズから大リーグへ挑戦した斉藤隆の一年間の記録。
大リーグ挑戦を決めたところから2006年シーズンの終わるところまで、
・マイナーからメジャー、プレーオフまでの一年間の流れ
・大リーグの裏側
・人の評価
・楽しむということ
が書かれてる。
野球を全く知らない人でも楽しめるんじゃないかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ケガで苦しんでいたけれど、本当はプロ野球選手になれたことを感謝しなけらばいけないし、それによって驕ってしまってはいけないのだ。
人は何度でも挑戦できる、何度でも生まれ変れる、何度でも新しいスタートを切れる。そして、それを決めるのは自分自身なのだ。 -
アメリカが合っていたって言うわけではなくて環境を変えたのが よかっただけなんじゃないのかなぁ と 思っちゃいました。昨日の巨人戦なんか見ちゃうとホームラン3連続とか日本でもあるんだもんなぁ。
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「36歳で大リーグに挑戦し、活躍している日本人選手」を初めて知ったのは、日経アソシエかなにかに載っていた記事だったと思う。
フィギュアスケートや最近のゴルフ選手のように10代で世界に挑戦する姿にも感心させられるし、30歳を過ぎてだいぶたってから別の環境で新しい挑戦をするには別の覚悟と勇気がいることも間違いない。読者である自分が年を取るにつれて、後者の挑戦者への憧れは強くなる気がする。
それにしても明るい。
好きな野球を思い切り楽しむ場所が、どうして日本になくて大リーグにあったのか、競技者でない者には本当の意味ではわからないかもしれない。
明るくて青い空、球場の外に立つパームツリー、「鳴り物」のない試合、初めて見る打者、どれも齋藤選手に合っていたことがよく伝わってくる。
「シリアスはだめだよ」とコーチから声をかけられる場面がある。
齋藤選手と同世代なら、間違いなくシリアスな顔をして毎日仕事をしているような気がする。ピンチのところでユーモアが出る国とそうでない国との違いが一番現れるシーンだと思う。
野球を知らなくても軽く読める一冊。
3/26 -
(2007/3/22)