しごとのはなし

著者 :
  • ぴあ
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835617954

作品紹介・あらすじ

こんなことを考えながら、仕事をしている。いつもよりちょっとだけまじめに語る仕事のあれこれ。

感想・レビュー・書評

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  • 爆笑問題がひとつだけ心がけているのは【持ち時間の厳守】

    ちょっとこれわかるなと思ったのが…
    三ツ星レストランで何万円も払って食べるフルコースよりも貧乏な時に、ちょっとだけ金が入ったから奮発してカツ丼を食うかって時の飯のうまさ。

  • 新幹線に乗る前に買った本。
    何年か前に買って、読むテンションにならず本棚で眠っていた一冊。ふと仕事について考えることがあって、読み始めた。
    淡々としているけど、私には結構面白い。

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】914.6||O【資料ID】91113340

  • 本や映画が好きなことがよくわかった。「真夜中のカーボーイ」「道」がまた観たくなった。

  • 以下ウィキペディア「大田光」よりコピー

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    高校時代は友達が一人もいなかったが、学校を休まず皆勤賞を取った。休み時間は、図書室に入り浸り、「図書室の不良」を自称していた。修学旅行では約10冊の小説を持参し、1人で全部読みきった。大学に進学すると初対面の学生にもハイテンションに振る舞い、友達を作ろうと必死であった。

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    僕は太田さんほどメンタル強くないけど、不器用?だったところに親近感を感じて読んだ本。


    特に印象に残っているのは太田さんの死生観。
    確かこんなことが書かれていた。

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    たとえ長生きしても、死は受け入れられないんじゃないか?何歳まで生きても同じなら、いつ人生を切られようと同じこと。

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  • 爆笑問題の太田さん。圧倒的な知識量と、物事に対して自分なりの見解で考え続ける姿勢がすごい。この本では彼のそんな一面が感じ取れる。テーマは様々で幅広いので気楽に読めるので「太田入門書」としてオススメ。

  • 雑誌『ぴあ』連載のエッセイ集。
    1つ1つの話が面白く、関連性がほとんどないので、
    いつ、どのタイミングで読んでも読みやすい。

    ゆえ、ほったらかしにしてたけど(笑)

    20年前に、GAHAHAキングの収録とか、見に行ってて、
    面白いのに、売れないのは、可哀想、、、と思ってたけど、
    今や、休みなく働き続けてるって、
    なんか嬉しい。

    フローレンス(ネプ)、海砂利水魚(くりーむ)、バカルディ(さま〜)
    TKO、ますだおかだ、、、
    あの頃、散々笑わせてくれた、同世代が、
    活躍するのは、ほんと嬉しい。
    X-GUNも、かもーん!
    成子坂は残念だ。。。

  • 田中愛とアナキズム。
    視聴率に縛られながら、自分のやりたいことをどう表現してゆくか考え、それを体現してきた表現者に憧れる。
    やっぱ売れる人はいろんなことを考えてますな。

  •  爆笑問題の太田光が仕事や人生について率直に語っていく。

     執筆ではなくインタビュー形式で、力を抜いて語っている印象。表紙の写真もよく見るとふざけた顔をしている。
     ヴォネガットや立川談志の影響か、人生なんて重くなくていいというメッセージを感じた。正しいもの、絶対の幸せ、そんなものはなく、こうなんじゃないかと悩みながら生きていく。それこそが幸せであり、しごとであると言っているのだと思う。

     力を抜いて人生を考えさせる一冊。学生にお勧め。

  • 久しぶりに太田光のエッセーというか、本作はインタビューを文章化しているという性質のものだが、、、を読んだ。
    テレビで見る太田光と違って、文字で読む太田光は、繊細でシャイでシニカルである。
    テレビやラジオで見せる彼の姿は、その裏返しでもあるのかもしれないが、彼の書く文章が俺は好きだ。

    この本は、インタビュアーが出した単語について、彼が思うことを喋るという丁なのだが、以下に書いたことが、特に気になった。

    彼の言う団塊世代評
    自分たちは学生運動に参加して、常に日本の社会に対して問題意識を持っていたという。だから、俺たちの世代に対しても問題意識を持て!とか、最近の若い奴らと来たら!と苦言を呈して来たが、学生運動なんてただのブームだろと。本当に問題意識を持って行動にていたのなら、尖閣諸島や北方領土などの領土問題をはじめとする戦後処理の仕方が解決なく曖昧なままになってるというのはどういうことか。しかも、団塊世代の多くは卒業と同時に髪を切って就職して、彼らのいう体制側に入って、今まさに重要な問題をなにも解決しないまま引退しようとしている。本当にいい加減な世代だという。

    また、震災後の文章では、このようなことを書いている。

    時間は逆流したことがない
    タイムマシンは、フィクションの産物でしかなく、時間からは誰もなにも逃れることができない。同時に、破壊されたものは必ず安定しようとする。例えば、お湯を沸騰させようと水を入れたやかんに火をかける。やがて熱をまとった水は、お湯となり水蒸気を発したりする。それがエネルギーの流れなんだけど、やかんを火から外したなら必ず水に戻る。そこには、時間が寄り添っている。万物の現象は、この原理原則からは、逃れることはできない。時間はかかるかもしれないけれど。


    また、
    言葉と感情表現だったら、どちらがより伝わるだろうか?という部分では、
    ヘレンケラーが、ウォーターという言葉を覚えたことで失った感情表現が、どれくらいあるのかと考えるという。
    彼女は、言葉を得たことで自分の世界が広がっただろうけど、言葉にできない感情は、ウォーターを口にする前よりも、こぼれ落ちて行ったのではないか。

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著者プロフィール

一九六五年埼玉県生まれ。八八年に田中裕二と「爆笑問題」を結成。二〇一〇年初めての小説『マボロシの鳥』を上梓。そのほかの著書に『違和感』『芸人人語』『笑って人類!』などがある。

「2023年 『文明の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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