ルバイヤート

  • マール社
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本棚登録 : 328
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837304302

感想・レビュー・書評

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  • ロナルド・バルフォアというビアズリーの流れを汲むイラストレーターの絵がとても素敵です。
    表紙はハードカバーではありませんが、紺色の地に銀の箔押しのような加工がしてあります。

    ルバイヤートをどこで目にしたのかいまいちはっきりとした記憶がないのですが、いつか読んでみたいな、と思っていたことを図書館でふと思い出し、借りてみました。

    英訳(エドワード・フィッツジェラルド訳)と和訳(竹友藻風訳)が載っていて、バルフォアのイラストもたくさん掲載されていて贅沢です。
    1940年代に発行された本の復刻版であり、和訳でさえ難しい言葉(汝をなれと読ませたり、腕をかいなと読んだり、鬱金香と書いてチューリップなど)が多いので、意味を完全に理解するのは困難です。
    後ろの方に注釈がついており、丁寧な解釈が載っているので、ここを見ながら読み進めるのがいいかもしれません。

  • 合唱のためにと借りた本。挿絵がとてもきれいで購入を考えた。

  • ビアズリー調の絵柄が大好きなので、本屋さんでこの本を見た瞬間に惚れて即買いしました。
    中に収録されている詩集は完全には理解出来ませんが、素敵な挿絵と共に雰囲気を楽しんでいます。
    本を読む上で書いてある内容を完全に理解出来たら一番良いと思いますが、雰囲気を楽しむと言う読書もありだと思うんです。私は。

  • 中世ペルシアの四行詩と、それに添えられたオリエンタリスム溢れる挿絵の美しさに魅せられる一冊。
    酒と愛、美と死、退廃と耽美に彩られた世界観に圧倒されます。

  • 簡素であるが故に華美な四行詩は金色のドレスを身に纏うを厭わない

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • アートの観点から心惹かれた『ルバイヤート』。カバーからもう期待大。
    フィッツジェラルドの第二版準拠、文語訳。英訳と邦訳を同時に楽しめるスタイル。さらにたくさんの挿画が各頁をきらやかに飾る。美しい。

    文語訳の格調高さ。五音と七音の組み合わせが制約となって、ひとつひとつの言葉を厳格に彫琢しているよう。語彙のみならず、表記の面でも古風に引き締まって趣深い。「薔薇(さうび)」に対する漢字表記の「風信子(ハヤシンス)」や、漢語にあてる和語の読みがとても素敵。基本的には五七、七五のどちらでもないから、歯切れよさは今一歩というところだけど、これはこれで。
    訳注の充実ぶりにも注目。他の版準拠の訳を紹介したり、他のペルシア詩人や訳者・研究者の言葉が盛んに引かれていて面白い。英訳→和訳の工夫が窺えるものまである。
    挿絵、装丁、レイアウトなど、アートとしての面白さは期待以上。特にバルフォアの挿絵は幻想性溢れるファッションが魅力的。中にはアジアっぽいものと明らかに西洋っぽいものが平然と一体にされているものもあったり、驚くほど自由で奔放。こういうのもありだなあ。

  • 英語からの訳なのね。どちらかというと英語版の観賞用というか。

  • ジャケ買いです。すみません。

  • 本屋選別本。

    ルバイヤートは四行詩を意味するペルシア語、ルバーイーの複数形(文中抜粋

    美しい表紙と挿絵のついた、中世ペルシアの四行詩集。
    巻末に訳注がついている。

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