「食べること、やめました」―1日青汁1杯だけで元気に13年

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  • マキノ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837670902

感想・レビュー・書評

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  •  脊髄小脳変性症という難病が、甲田式療法により完治し、おまけに霊能力まで目覚めて、現在は鍼灸師として働く著者。そして、現在は超小食者として青汁一杯で13年間過ごしているという。
     甲田式療法も親切に解説してある。
     難病が完治した後に霊能力が目覚める人の話はちょくちょく聞くが、この著書で一番おもしろかったのは、彼女の腸内細菌が人間には消化できないはずの食物繊維を消化する菌が常人の何倍も多く、その様子はまるで牛(!)の様だった、というエピソード。
     私も腸内細菌を鍛え、牛並みになりたいものであるw
     

  • かつては甲田医院で入院治療があった。甲田光雄先生。

    食べることは楽しいが喉元をすぎるまでのいっときのおいしさと、お腹が膨れるいっときの喜びだけ。あとの苦しみを考えるとなくていいや、と思えた。
    食べる楽しみ、ではなく生きる楽しみ。

    腸内細菌にクロストリジウムがあると食物繊維を分解できる。牛と同じ。
    ユーバクテリウム。

    生菜食を実行すると基礎代謝が下がる。
    インターフェロンαが普通の4倍。
    少食で免疫力が高まる=マクロファージは食物の処理も引き受けるため、食べなければ免疫に専念できる=大食、過食は免疫力が落ちやすい。

    大阪市八尾市桜ヶ丘 甲田医院の近くに森鍼灸院を開いた。

    自動書記。

    背腹運動=両足を広げて座って、体を左右にゆらす。1日5分位。

    西式健康法。

    温冷浴=水浴1分、温浴1分を5セット。水は14~15度、お湯は41~42度。冷水シャワーで代用してもよい。

  • 題名が刺激的である。
    編集者の編集能力が 本のイメージを変える。
    青汁 と言う表現も ケールの青汁のように感じる。
    実際は 違う。

    生野菜を ケール、キャベツ、白菜、小松菜、ホウレンソウ、パセリ、ダイコン葉、チンゲンサイ、セロリ。フダンソウなどを5種類をえらび、30gずつ切り分けて 150gになるようにする。
    ザクザクときり,ミキサーに入れる。
    天然塩を 小さじ半分。
    カルキを抜いた水を200ミリリットル。
    ユズの搾り汁 小さじ一杯。
    ミキサーで 撹拌し ドロドロになるようにし、できたら 濾す。
    そして、毎日 1杯 飲む。ただそれだけの食事。

    『脊髄小脳変成症』と21歳に発症。余命5年から10年と告げられる。
    歩行する時に 転ぶことが多い。

    そういう中で 甲田先生にであい 断食をしたり小食療法に徹し、
    上記の青汁を飲む 生活に変えて 順調な生活をしている。
    1日の摂取カロリーが 60キロカロリー。
    まるで 仙人のような 生活をしている。
    三大栄養素、エネルギーの摂取量は ほとんどゼロ。

    身体の変化の特徴
    ①腸内細菌が クロストリジウムが 9.8%(一般的には0.1%) ユーバクテリウムなど植物繊維を分解できる菌は60%近くある。(一般的には30%)
    植物繊維を分解し アンモニアからアミノ酸を作る。
    →生野菜をベースにしているのは、たぶんそこに住み着いている細菌を取り込むためか?
    ②尿素を有効利用している。(一般的には 利用できない)
    ③ケトン体がたくさんでている。
    ケトン体;アセト醋酸、βヒドロキシ酪酸、アセトンの総称
    ④基礎代謝量は 女性は1200キロカロリーといわれているが、−43%である。
    ⑤インターフェロンαが2万単位(一般は 5000単位)

    結果として
    握力、骨量、血中ヘモグロビン濃度、血中アルブミンは 正常。

    そうなる理由が 科学的に 説明できないことが多い。
    また 『脊髄小脳変成症』は 進行していない状況。

    奇跡ともいえる 食生活で 奇跡的な 生き方をしている。

  • 西田療法というものに興味を持った。私にとって食は人生の楽しみでもあるので、この生活に挑戦するのは抵抗が大きいが、宿便を出してみたいという思いもあるので試してみたい気もする。

  • 甲田先生の半日断食を完璧ではないが、実践したことがあるので、森さんの話は、信じられる。
    人の身体の不思議は、奥深い。
    実践は一人ではなかなか難しいが、少しでも取り入れてみたい。
    毛管運動も、ここ数年の肩の痛みがどんどん薄らいで行くのを実感中。
    甲田療法、西式健康法は、本物。

  • 若くして脊髄小脳変性症という不治の難病に罹り、難病になったら診てもらおう、と思っていた甲田医院を訪れた筆者。甲田医院の指導の元、断食・少食療法を続けた結果、病が癒えるのみならず気がついたら毎日青汁一杯だけの食事で十年以上過ごしていた、という話。
    難病をしたので病人の気持ちがわかるだろうから、と鍼灸の先生に誘われて弟子入りし、現在は鍼灸師として活躍しているそうです。断食がきっかけでオーラが見えたりヒーリングができるようになった、とか、ある先生にあんまをしてもらうとその先生と同じ方法でエネルギーを患者に流して治療ができるようになったり、自動書記ができるようになったり、とかオカルトめいた話もあって面白いです。

  • 食べることによって健康は蝕まれるとしても、こんな感じの食生活で人間生きていけるのかと目からうろこ!

    いろいろと考えさせられる本です。
    栄養!栄養!って必死な人は読んでみたらいいんじゃないでしょうか。

    実行はむずかしいにしても、知識として読んでおくだけでもすごく面白いです。

  • ちら見しただけだけど、青汁一杯でも人間生きられるんだ。と衝撃を受けた。

  • 人間の身体の 不思議さ奥深さ 自然の偉大さを感じる本です。
    まだまだ人の身体には 判明できないことがたくさんあるのだな~と 少しわくわく(笑) しました。

  • 食べなくても生きていける。
    人間はどこまでも順応する生き物なのですね。

    なんでも手に入る時代ですから、食の大切さについてもう少し真剣に考える時が来たようです。

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著者プロフィール

1962年生まれ。短大卒業後、養護教諭として大阪府で勤務中に難病の脊髄小脳変性症を発病。以来、西式甲田健康法を実践し、難病を克服。その後、鍼灸学校に入り、鍼灸師の免許を取得。現在、大阪府八尾市で森鍼灸院を開業。『開運!龍体文字の奇跡』など著書多数。

「2020年 『週末だけでいい! 少食健康法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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