大人の発達障害―アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本

著者 :
  • マキノ出版
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837671084

作品紹介・あらすじ

友人ができない、仕事がうまくこなせない、生きづらいのはなぜ?「ちょっと変」には理由があった!発達障害を正しく理解すれば、本人も周囲の人も気持ちが楽になる。

感想・レビュー・書評

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  • PDDの軽い事例集。
    周りの人間や自身がPDDかも知れないと思った時に役に立つかもしれないリトマス試験紙的な本だが、そもそもそういう人がこういうケースに気づくはずもなく、分かってるんだったら本書に出て来るように「精神科に行って来い!」となるだろうから、何なんだろうかという感じ。
    対策等は載っていなくて、「こういう症状の人がいたらPDDを疑ってみると良いよ」で終わる。

  • 本人向けかと思ったら周りの人向けに書かれた本のよう。結局「周りが気を使って発達障害者が生きやすい場所を作ろう」ということらしい。でもそんな優しい世界だったら、私は今頃この本を手に取ることもなく幸せに生きていたはずだ。いやだからこそこの本が世に出てきたのか。とするとやはりタイトルの付け方を間違えている気がする。

  • とても読みやすい。自分がみんなのように上手く立ち回れない理由がわかった。でもどうすればいいのか。理解者&支援者を職場で見つけるのは難しいな…

  • 事例が具体的で分かりやすい。

  • 事例がわかりやすく載っているので、理論と実際を結びつけるための助けになると思います。
    お互いに自覚することで、ある程度解決できることは多いのかなと思います。

  • 「あの人」の言動には理由があります

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=076160

  • ①社会的相互交渉の障害
    ②コミュニケーションの障害
    ③想像力の障害とその結果としてもたらされる常同反復的行動パターン
    マイペースで一人で過ごすことを好む、間を読むのが苦手、暗黙の了解がわかりにくい、記憶力にすぐれている、純粋、同時に複数の事柄が進行できない、一つのことを極める。
    何種類か例が載っていたのでわかりやすかった。ちょっとあの人かわっているよねというような軽度の発達障害の人は周りに結構いるような気がする。

  • 相手の気持ちを想像しにくい、言葉の表裏があることを考えず文字通りに受け取ってしまう、目をあわせられないなど一般的な発達障害のコミュニケーションの指摘にはなるほどと思うのはもちろんのこと、驚いたのは、疲れの自覚をしにくくて疲れが蓄積してあるときにバタッと倒れ込んでしまうこと。すごくこれは納得した。他の発達障害の本などでは指摘されないが、発達障害の人は一部の感覚に敏感な一方で、一部の感覚にはとても鈍感ということに驚いた。
    巻末の発達障害チェックリスト(AQテスト)は現在はクリニックなどで有料でないと受けれないものなので、ひとつの参考となり役にたった。

  • 職場の「それっぽい人」を、どう接すると良いのか参考にしたくて読みました。やっぱり気長に、かつ期待せずに対応していくしかないのかな、と。

    とはいえ「PDDの知識を持つことで、「ちょっと変わってるな」と感じる人のすべてがPDDに見えてしまうという問題も生じがちになるのです。」という点は、気を付けなければいけないな、と感じました。

  • PDD(広汎性発達障害)
    ASD(自閉症スペクトラム障害)

    「三つ組の障害」
    ・社会的相互交渉の障害(社会性はあるか)
    ・コミュニケーションの障害(意思疎通はできるか)
    ・想像力の障害とその結果としてもたらされる常同反復的行動パターン(想像力のズレや強いこだわりはあるか)

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著者プロフィール

1972年沖縄県那覇市生まれ。精神科医。吉祥寺クローバークリニック院長。精神保健指定医。琉球大学医学部卒業。同附属病院、旧・東京都立府中病院精神神経科、聖路加国際病院麻酔科、JR東京総合病院メンタルヘルス・精神科などを経て、2007年より現職。著書に『発達障害でつまずく人、うまくいく人』(ワニブックス)、『大人の発達障害』(マキノ出版)などがある。

「2017年 『大人の自閉スペクトラム症』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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