- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837900207
感想・レビュー・書評
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石原慎太郎さんの著書で参考とされていた一冊。軍人(最高位で陸軍中佐)で戦後、東洋精密工業の社長などビジネス界に生きた人。また経営評論家として多くの著書を書かれている。そんな方の著書の数々の参考になった考え方、戦略などを一冊の本にまとめたのが本書であるが、非常に重たいというか、これを読んで「さらなる勉強をしなければダメだ」と説教をくらったような印象が後に残りました。
引用されているのは孫子、孔子、マキャベリ、クラウゼウィッツ、ドラッカーなど数々の名たる人物。その言葉を大橋さんの経験談などからビシっと経営戦略を指摘しています。
大橋さんは私が社会人となる1年前に没しているのですが、経営戦略の真髄となるところは時代によらず不変であること。それは大橋さんが引用されている方々の時代からも伺えます。
自分にとっては衝撃的な一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多くの格言(?)が書かれていました。
当然ですが。
本の目次を眺めると、経営について書かれていますが、
本文中の「経営」や「会社」「社長」「部下」などの文字を「自分」などに置き換えると、なるほど、と思います。
本当になるほど。と感じることが多かったと思います。
自分に当てはめると、これを心に命じておけば。とも思います。
この本を書いている人は戦争や古典をよく参考としているようで(当然といえば当然ですか?座右の銘ですし。あと書いた年も1984ですし。)、
座右の銘の引用元がクラウゼヴィッツやナポレオン、日本の軍人、孔子、孟子などの言葉が多いです。
戦中の人でかなり地位の高いところまで登りつめた人(なにやら嫌な感じのする言い方ですが)なのでそれも関係あると思います。
中国の古人の言葉は分かりづらい言葉使いで書かれているので多少分かりにくかったです。
まぁ、頭を使え、という話ですけれども。
あと、一回一回座右の銘で読んでいるリズムが止まるので読むのに時間がかかり、多少疲れました。
でもそれぞれの名言にそれなりの解釈、説明が加わっていたのでかなりためになると思います。
そんな感じの本でした。